人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

仕事がひとやま超えた下り坂で考えること

今週のお題「リラックス」

 

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

10月が信じられないくらい忙しかったのですが、
今月(11月)は少し余裕があります。

 

こんな時こそ「リラックス」ですよね(笑)

 

会社勤めをしていた時は、
休日はひたすら寝たり、
テレビをぼんやり見たりして
過ごしていました。

 

だって、ゆっくりしないと体力や気力を
回復できないと考えていたからです。

 

個人事業主となってから約3年。

仕事はボチボチと入るようになってきました。

 

それが何故か集中してしまった10月。

 

9月に前もって準備をしていたため
10月の仕事をすべてこなすことができました。

 

11月も他の月より仕事はありますが、
10月ほどのプレッシャーはありません。 

 

依頼された仕事をこなすのは、個人事業主だから
当然私一人しかいません。
あまりの仕事量に他の方に依頼することも考えました。
しかし、他の方も個人事業主である以上、
そこには報酬を考える必要があります。

 

会社の従業員同士であれば、
同僚に仕事を依頼することは簡単です。
同僚の給料の額なんて気にすることもありません。

 

報酬額を計算し、
仕事の依頼書を書いて説明し、
お願いできるかを打診して・・・
といった手間を考えたら
自分で作業した方が早いな、
と思って、ひとり作業をしていました。

 

そのために、10月を振り返ってみると、
土日も夜も仕事のことを考えていました。

 

プレッシャーが大きく、
気持ちがつぶされそうになる日もありました。

 

納期前は夜中まで仕事をしていた日もありました。

 

ようやく終わった今、
考えることは二つ。

 

一つ目

今度のようなことがある前に
協力していただける方や
システム化をしておこう

 

二つ目

終わった今、次のためにリラックスをしておこう

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ただ、今はリラックスのやり方が以前とは異なっています。

 

休みの日と決めたら
その日にすることを計画します。

通常の仕事の時ほど分刻みで計画することはありませんが、
それでも何をやり遂げたら休日が終わる
とゴールを決めるのです。

 

ゴールが達成されると、本当にホッとします。

 

その時が一番リラックスできます。
やり遂げた!という想いが、
お風呂に入って時もノンビリくつろいでいる時も
リラックス度合がいつもの倍以上にしてくれるのです。

 

それに気づいてから
休みの日こそ何らかの計画を立てるのです。

 

掃除でも良いですし、
料理でも良いです。

 

普段、力を込めてやりたかったことをやる。

 

休みの日を使って「やる」

 

そして、「やり遂げる」

 

満足感に浸りながら、
お風呂につかり、
疲れを癒す。

 

これが最高の休みだと私は思っています。

 

家事労働だけではなく
趣味でも良いでしょう。

 

何かを「やり遂げて」満足することが大事です。

 

もちろん、
品質レベルをどこまで求めるかは
計画の時に決めておけば良いと思います。

 

釣りで、
クーラーボックス一杯の「魚」を獲る、
といったレベルなのか、
「鯛」を一匹でも良いので釣る、
といったレベルなのか、
ということです。

 

そのための準備も違ってきますし、
達成すれば満足できます。

 

釣りが下手であれば、
「釣り」をすること自体に
満足できるようにすれば良いのです。

 

今まで忙しかったから
ノンビリと海と向き合うことができて
満足だ・・・
というように。

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できれば大きな魚をたくさん食べたい…(笑)

 

私は現在、忙しかった10月から解放され、
それまでできなかった仕事をしています(笑)

 

できなかったことをやれる喜びに浸りながら
仕事をしているので、
これはこれでリラックスの条件なんですよね(笑)

 

後回ししたために溜まりに溜まった仕事が
みるみる片づいていく・・・
これが私の「やり遂げた」感です(笑)

 

そして、この感覚を持ちながら
お風呂にノンビリと・・・

 

最高ですねぇ。

 

リラックス度MAXです(爆)

 

では、リラックスした状態のまま、

今日はこの辺で(笑)

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会話の語彙を増やすために

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

私のこのブログで一番読まれている記事が

読書で語彙は増えない理由 - 人材育成の道すがら

です。

 

語彙力のなさに悩んでいる方が多いのだろうなぁ、と
感じます。

 

普段の生活に多様な語彙は必要ありません。

昔、旦那さんが「食う、風呂、寝る」の3つの言葉で
生活が成り立つ、みたいなことを言われていた時期がありました。

不明な点はすべて奥さんがするので、
この3つで事足りるとか。。。

 

今でも田舎の男性の中には、
「話すこと」をしない方が見受けられます。

 

人とコミュニケーションを取ることが
認知症予防になるといわれている昨今なのに、
といつも感じています。

 

確かに、人と話すことは苦痛を感じる時があります。

 

なかなか意思を通じ合うことができなかったり、
話がかみ合わなかったり……
そんなことが重なると、
人と話すことがメンドーになり、嫌になります。

 

一度メンドーだと感じると
なかなか人と話すことを再開しようという
気持ちがなくなります。

 

なので、話し合いの場であっても
黙り込んだままになったり、
発表を促されても黙って反応しないようにしたり
という状況になります。

 

ですが、
この前のブログに書いたように
語彙を増やすには、人と話すことが大事です。

 

言葉をたくさん使う
ということです。

 

インプットである読書をどれだけしたとしても
貯蔵量は増えるかもしれませんが、
実際に使う場面で言葉が出てきません。

 

だからこそ、「使う」という経験を積むことが
大事なのです。

 

話す場面で話さない人を良く見かけます。
講師を生業としている私も
若い頃は人と話すことがとても苦手でした。

 

人と話さなければならない場所を
できる限り避ける、
自宅に誰か来ても自室に籠る、
といったことをしていました。

 

「人見知り」というわけです。

 

人見知りが決して悪いわけではありません。

 

人見知りの方は、人を良く観察して、
相手のことを非常に大切に思うあまり
人見知りになってしまうだけなのです。

 

こんなことを言ったら
相手が嫌に思うのでは…
と心配してしまうから人見知りになるのです。

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語彙を増やす
という目的から考えれば、
別に全く知らない人と話す機会を増やせ、
ということではありません。

 

身近な、家族や友だちのような人たちとの
会話を増やし、
言葉を発して、
その時、少しだけ
新しい言葉を
初めての言葉を
使ってみる

 

ということをくり返すことで
語彙は増えていくのです。

 

立て板に水

のように話す必要はありません。

 

少しだけ、
今までにない言葉を使うことで、
その言葉の使い方を習得することができます。

 

語彙を増やすということは、
言葉そのものの量を増やすだけではなく
その言葉の使い方も習得する必要があるのです。

 

そうでないと、
とっさに出てきません。

 

言葉を考えている時に
思い浮かびません。

 

思い浮かぶのは使い慣れた言葉だけ。

 

早口でまくし立てる人がいたとしても
ほとんどは同じ言葉を繰り返しているだけ、
ということが多くあります。

 

講師として話をする際、
同じことを表現するために
いくつかの言葉を用意しています。


ひとつのことをさまざまに表現することで
受講者に理解してもらうためです。

 

人には理解しやすい言葉があります。

 

さまざまな言葉で表現することで
受講者にとって
一番理解しやすい言葉を発することができれば
「ああ、そうか」
と理解してくれます。

 

そのために
語彙を増やすために努力をしています。

 

昔、人と話すことが苦手、嫌いだった私が
講師として人前に立つ仕事を始めたため、
人と話すこと
人に理解してもらうための話し方
ということをずっと考え、研究してきました。

 

語彙力を増やすために
テレビで聞いた言葉をメモしても
メモしたことすら忘れてしまう…(苦笑)
といったこともたくさんあります。

 

学んだ言葉を使ってみようと
その場面(シチュエーション)をつくっても
失敗して使えないままで終わる…(苦笑)
といったこともあります。

 

でも、語彙を増やしたいのであれば、
そう言った失敗にめげずに
使いこなしていくことが肝心なのです。

 

まずは家族や友だちと会話をしてください。

 

話をした方が、
話をしながら新しい言葉を使った方が、
語彙を増やして、
豊かな表現力を身につけることができます。

 

それでは、今日はこの辺で。

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ポジティブに考えてみる

管理職のための部下育成トレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

このブログは人材育成に関することを、つれづれに書き連ねています。

 

今日は、「ポジティブ」という言葉について、考えてみます。

 

きっかけは、自分自身のことです。

 

ここ数年に1回、10月にちょっとした病気が発覚する、ということを2回繰り返していました。ちょうど、私にとっては魔の10月。前回から2年が経ち、スパン的には3回目?と思える今年。

 

虫さされだと思っていたけれど、赤く腫れた上に非常に痒い、という状態が、すでに3カ月。9月の終わりから状態が悪化しているため、やっと重い腰を上げて皮膚科に行ったら、虫さされは完無視されました。

 

聞き覚えのある病名が先生の口から次々と出てくるので、だんだん気持ちが下がっていく~~と嘆き始めた頃。

 

先生、曰く、

「血液検査だよなぁ・・・やっぱり・・・(と看護師を呼ぶ)」

看護師さん、とても可愛らしい愛嬌のある笑顔で登場。「はい、先生、何でしょう?」

「血液検査だけど、大丈夫?」

「えっ!・・・(少しの間)・・・頑張りますっ!」

 

おい! 頑張るのは私だろっ!

と患者の私はツッコミを入れたい気分を抑えるのが必死でした。

 

ツッコミを入れたとたん、想像したことが事実になりそうな気がしたからです。

 

処置室で、慌てふためいて血液検査の準備をする看護師さんを目の前にしたまま、私は無言で椅子に腰かけていました。

 

きっと、この看護師さんは、私が悲観的にならないように、あえてコントのようなシーンを作り上げているんだ、と、思うようにしたのです。

 

私の服の両方の袖をまくり上げて、血管が出ている方を選択する看護師さん。

 

看護師さんの笑顔が引きつっているよ~~~

 

血液検査は、かなり慣れていると自負している私ですが、本気でやめていただきたくなりそうなシチュエーション(大汗)

 

えい! やー!

 

思ったほど、下手では(あ、言っちゃった(笑))なく、無事に採血が完了しました。

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こんな話をすると、「ポジティブですねぇ」と言われます。

 

いえいえ、私も、非常にネガティブになってしまう時があります。

 

血液検査をしてから5日間。検査結果がわかるまで後2日という日まで、先生が言っていた病名が、グルグルと頭の中を駆け巡り、検索結果でチラッと見たあまり良くない情報が繰り返し思い出され、暗~~~い、非常にどんよりとした気持ちになってました。

 

数カ月前にテレビで聞いた病名。あまりにも症状が良く似ていたし、違うテレビ局の違う番組でもたまたま目にする機会があり、「うわー、何か嫌な感じ」と思っていた病名。

 

あんまり良いイメージを抱いていなかったので、そればかり思い出して、気分的にドンヨリしていたのです。そんな時は、ネガティブな考えしか、浮かんできません。否定しようにも、次から次へと浮かんできて、止まらなくなります。

 

あんまりネガティブになりすぎて、何も手につかなくなってしまうと、仕事に支障をきたします。いい加減にしないといけないな、と感じて、時間を1時間程度に設定し、徹底的にパソコンでネット検索をしました。

 

スマホだと画面が小さいので、PDFファイルなどは読みたくありません。だから、パソコンで検索しました。

 

悪い情報も良い情報も、きちんと取り入れることが、この場合、大切だと考えたのです。知らないからネガティブになるのです。私の場合は、ネガティブというより悲観的といった方が良いでしょう。

 

すると、情報がキチンと入って来れば、どれくらい心配すれば良いのか、気をつければ良いのか、がわかってきます。気をつけることがわかりさえすれば、後は普通にしていれば良いのです。

 

そうなれば、前向きに、ポジティブに捉え直すことができます。

 

ネガティブはネガティブで非常に重要な考え方だと私は考えています。

 

ネガティブな方は、それだけ「リスク」に対して敏感である、という証拠です。

 

ただ、「リスク」に対して正常に恐れるのは良いのですが、異常に恐れを持つのは「悲観的」へと移行してしまいます。私が、この状態だったのです。

 

だから、「リスク」を正確に恐れるために、ちゃんと情報を得て、自分で判断できる程度にしておくと、正常に恐れることができます。こうしておくと、ポジティブに「前向きに」対処できるようになります。

 

人間は、原則ネガティブだそうです。

 

猿から進化した頃、か弱いホモサピエンスが生き残っていくには、多くの障害を取り除くために用心深く生きていかねばならなかった時代が、ネガティブにさせている、という話もあります。

 

また、和をもって尊し、ということを守って生きてきた日本人は、更に人との調和を崩す行為に対して、ネガティブに捉えやすい、とも言われています。

 

本当かどうかはわかりませんが、ネガティブは確かに「リスク」に対して、とても良い反応を示してくれます。

 

だから、ネガティブを否定してはいけないと考えているのです。

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でも、ネガティブだけだと「生き難い」ので、ポジティブに考える癖をつけると楽だと思います。

 

私は、ポジティブに考えるための手法として

  • 情報を正確に掴む
  • 反対の状況(楽観的な状況、裏面の状況)を考えてみる

があると思っています。

 

情報を正確に掴むと、要らない心配が減ります。

 

また、現状を違う一面でとらえてみると、意外に面白いことが見えてきます。

 

私は、こういったネガティブ状態からポジティブ状態へ変わることを「シフトする」と密かに呼んでいます。

 

ちょうど、車のエンジンがシフトアップしてスピードが上がる、そんな感じです(今はオートマ車が多いので、ノーマル車のシフトチェンジがわからない方が多いでしょうねぇ。。。)。

 

血液検査の結果はまだわからないのですが、まあ、採血前の看護師さんよりは落ち着いてきました(笑)

 

最悪でも命を速攻取られるような病気でもないので、心配をし過ぎても仕方ありません。通常の仕事に取りかからねば、仕事がたまる一方ですから(苦笑)。

 

もっとも根拠のないポジティブは、単なる楽観的に過ぎません。自分の理想郷が自然に実現する、宝くじの前後賞合わせて1等賞が当たるから、というのは楽観的過ぎます。

 

理想を追い求めるのであれば、そのための「行動」が必要です。

 

宝くじを当てるためには、確率の問題と「運」が必要です。

 

悲観的 < ネガティブ < ポジティブ < 楽観的

 

私は、上記のように考えています。

 

正しく恐れるのはネガティブで、無意味なまでに恐れるのは悲観的。正しく夢を持つのはポジティブで、根拠のない夢を持つのは楽観的。

 

だから、ネガティブとポジティブの間にいるのであれば、大丈夫だと私は思っているのです。悲観的になっていたり、楽観的になっていたりしたら、時間の無駄と思ってます(苦笑)。

 

人生には限りがあり、使える時間にも限りがありますから(笑)。

それでは、今日はこの辺で。 

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手帳の役割を再考する

今週のお題「わたしの手帳術」

 

昨年も手帳術をテーマにお話をしました。また、その季節がやってきましたね。

 

毎年、この時期になると、新しい手帳が書店や文房具店に並びます。新しいものを眺めるのはテンションが上がるので、ついつい時間をかけて見入ってしまいます。

 

昨年は、手帳について私なりの考え方をお話ししましたので、今年は、その後どのように手帳が変遷したのか、についてお話します。

手帳 カテゴリーの記事一覧 - 人材育成の道すがら

 

手帳にはいろいろな役割があります。

 

例えば。

  • スケジュールを管理する
  • タスクを管理する
  • 目標を管理する
  • 記録を取る
  • 短期間だけど忘れてはいけないものをメモする

など。

 

あなたはどんな役割を手帳に持たせていますか?

 

私は、上記の役割をすべて持たせています。

 

私が使用しているのはシステム手帳です。

ただ、カバンが重くなるのは嫌でした。だからシステム手帳は昨年買ったのが初めてのモノです。

 

システム手帳ではなく通常の手帳を買われる方も多いと思います。私もずっとそうでした。

 

ただ、市販の手帳は、私の「薄くて機能的な手帳」というわがままな要望を叶える手帳がなかなか見つからず、不満のまま何年も過ごしてきました。

 

昨年、ちょうどスリムタイプが見つかったので、即購入し、今も使っています。

システム手帳なら今必要なレフィルのみを挿入すれば、軽くなります。

私の手帳の厚みは1センチ強。

 

また、A5サイズであれば、レフィルを自作することが簡単です。通常のA4サイズの用紙にプリンタで印刷し、2つ折り、もしくは切断すれば良いので。

 

軽さと機能充実、という点から今の手帳を選択したのです。

 

さて、私の手帳の役割です。

 

 

1.スケジュールを管理する

スケジュール管理にはマンスリータイプを利用しています。

 

見開きで1カ月分がカレンダーのようになっているタイプです。1日の四角いマスの中に数行分のラインが引かれているものを選択して使っています。

 

というのは、大まかに、1行目が午前、2行目が昼一、3行目が夕方、4行目を夜といった時間帯に応じて書き込むようにするためです。

 

こうすることで一目で予定がどの時間帯に入っているのかがわかります。

 

大ざっぱにスケジュールを管理するというのが、このマンスリーの目的です。

 

他にできれば、メモなどを書き込む余白があると、重宝します。

 

そのメモには、1カ月中にしておきたいタスクや注意すべきこと、展覧会などの予定などを書き込みます。明確な目標も書き込む時もあります。

 

マンスリーは、ほぼ毎日目を通すので、目標を毎日、目にとめさせるためです。毎日目標を見ていたら、達成しなくてはならない気がしてきますから(笑)。

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このマンスリーには仕事もプライベートも書き込みます。

 

最近は、ダンナの両親の介護の予定などもあるため、ケアマネジャーとの打ち合わせなどの日も一緒に書き込みます。

 

ただ、書き込む時のペンの色は変えています。仕事は青、プライベートは緑。

 

特に意味はないのですが、もう何年もこのパターンなので慣れてしまって、何も考えなくてもこの日はプライベートの予定が入っていると認識できています。

 

予定を決める時はすべてこのマンスリーを見ながら、一番最初に書き込むようにします。あちこちに書くとダブルブッキングの原因になるからです。

 

急がない、でも、この日にしたい、この日にすべきといった仕事も書き込んでおきます。他の予定を入れてしまうと、そのタスクが完了しなくなるからです。書き込んでおけば、他の人と予定を調整する時でも、優先順位を間違えることがありません。

 

それに他の方がちらりとこのマンスリーを見れば、何か書いてあれば「ああ、予定があるんだな」と納得してくれます(笑)。

 

2.タスクを管理する

仕事の内容によっては、タスク管理は必要ない、という方もいらっしゃるでしょう。

 

ですが、私のように、いくつものプロジェクトや顧客を抱えている場合は、それぞれのタスクがどのようなものがあり、いつまでにどのタスクを完了させる必要があるなどといった管理が必ず必要になります。

 

その管理を手帳で管理しています。

 

私はプロジェクトにプロジェクトコードを付けています。これは、前の会社からの名残です。

 

業務内容や顧客名などをアルファベット2文字~3文字にしてコード化するのです。年1回しか仕事の依頼が来ない先であれば、顧客名のみのコードで管理が可能です。ですが、年に複数回あるような仕事であれば、顧客名+連番を割り振っています。同時に進める場合も、どのプロジェクトなのかがはっきりわかるからです。

 

予定もこのプロジェクトコードで書き込めば、他の方から見られても、情報が洩れて問題になることも少ないでしょう。

 

タスクは、各プロジェクトに所属します。

 

逆を言えば、プロジェクトはいくつかのタスクに分解されます。

 

それぞれのタスクを一覧表に書き込んでいきます。

 

私は「Inbox」と呼んでいますが、単なる表形式のタスク一覧表です。

 

ネット上にフォーマットがありましたが、現在はそのフォーマットから自分なりに作り替えて印刷して使用しています。

 

タスクを記憶しておくのは大変です。こんなタスク管理などに脳みそを使いたくないので、思いついたらこのInboxにひたすら書き込んでいきます。

 

書き込む順番は順不同。思いつくまま、思い出すままです。ペンの色も、思いついた時に持っていたペンで書きなぐります。だから、黒も青も赤も緑もあります。

 

タスクが完了すれば、フリクションのハンコで「済」があるので、ポンポンと押していきます。これが気持ちいいです(笑)。

 

一応、Inboxには、完了予定日を記述する欄があります。この完了予定日がとうに過ぎているのに完了していないタスクがあれば、「そもそもそのタスクはした方がよいのか」という検討の対象になります。

 

しなくてもよいのであれば、横線を引いて消していきます。

 

ああ、スッキリ!

 

このタスク一覧表「Inbox」から、バーティカルタイプのウィークリータイプのレフィルのメモ欄や余白欄に、今週すべきタスクを抜き出して書き込んでいくのです。それがデイリーのタスク欄に転記されていきます。

 

そうなれば、忘れてた!というように締め切り間際に慌てて業務を行わなくてもすみます。

 

そして、最近から始めたのは、デイリーのレフィルです。

 

今はこれをカスタマイズした自作のレフィルを使っています。作業時間をより自分にあわせて作り替えました。早起きするぞー!という意思を込めて、4時からにしているのですが、いまだに起きた試しがありません(大汗)。

 

分刻みに研修を行う日は使用しませんが、作業場で企画や研修を作成する日は、このレフィルを使用しています。

 

作業開始時間と終了時間、作業内容をプランと実績で比較できるように自作のレフィルはしています。

 

そうすると、その作業の実際の時間がわかるのです。タスクやスケジュール管理で重要な、そのタスクを完了させるための所要時間が記録されていくことになります。

 

例えば、ブログを書くのに、だいたい私は1,000字で1時間かかります。おおよその時間を把握すれば、今日の作業計画の中に組み込むことができ、他の作業を残りの時間に割り当てることができるのです。

 

今日一日、作業を行った後に終わっているはずのタスクが把握できます。

 

このあたりの詳しいところは、またおいおいお話ししますね。

 

3.目標を管理する

マンスリーの余白にもウィークリーの余白にも、その月や週に達成したい目標を書くようにしています。

 

そうすれば、手帳を開くたびに、それを目にすることになります。

 

否が応でも目標を意識することになります。

 

達成せざるを得なくなる、というわけです。

 

それと同時に、このレフィルも使っています。

でも、こちらは年間、もしくは数年の目標や計画を記述することができるので、かなり目標管理には有効だと思っています。

 

これには黒で計画を書き込み、赤で実績を書き込んでいます。

 

どこまでできたのか、振り返ることもできるので、便利です。

 

まだ、今一つの使い心地なので、今後自分なりに作り替えていくかもしれません。修正後のイメージができていないので、フォーマットのまま使用しています。

 

目標を管理する、ということで一番大事なのが、目標を書き、それを常に目にするところだと考えています。枝葉に気を取られていても、すぐに本来の目的・目標を思い出すからです。

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それから、ふりかえりシートも手帳に入れています。

こちらは、要因の欄が気に入らなかったので、同様の形式で、要因欄を変更した自作のモノを使用しています。

 

要因が、「能力・努力・運・課題のレベル・環境・その他」というのは、あまり良くないと思うのです。要因が「運が悪かった」ということであれば、次の努力の方向性が見つかりません。

 

そうではなく、準備やタイミングが悪かっただけだと思うのです。

 

そのため、私は要因を「技術力・準備・リスク管理・計画性・メソッド・その他」にしています。これも暫定的なので、近いうちに変更する可能性は高いですが。

 

目標で定めたものに対して行った業務や作業、小さなことまでをこの振り返りシートに書き込んでいます。振り返ることで、気がつくことも多いのです。また、振り返りシートを更に後日読み返すことで、新たな発見もあります。

 

そして、それがまた目標到達のための手段に反映されていくのです。

 

4.記録を取る 

私は顧客ごとに話した記録を取っています。システム手帳なので、顧客ごとにまとめるのはとても簡単です。前回、お話した内容などを記録して、レフィルに貼り付けておけば、忘れることがありません。

 

また、小さな目標を達成した日などは、ウィークリーのその日の欄にスタンプを押します。シールを貼る時もあります。

 

そして、いつも持って回るシステム手帳とは別に、日報用の日誌も書き込んでいます。使用しているのは高橋書店の3年卓上日誌です。2016年の独立した年から書いているので、今年が3年目。最後です。

 

記録を取ることに、最初はあまり意識をしていなかったのですが、今振り返ってみると、とても重要だということを感じています。

 

2年前の今日、1年前の今日、何をして、どう思っていたのか、ということがわかります。そうすることで、今の自分と比べて、成長したのか、していないのか、考え方が変わったのか、変わっていないのかなどが、とてもよくわかるのです。

 

会社に勤めている時は、日報は上司のためと考えていました。

 

でも、上司のいない今、日報は自分のためにあるのです。2年前の私は、こう考えていたから失敗したのだ、と教えてくれます。毎日9行程度の短いものですが、記録にとっておくと助けられることが多いのです。

 

手帳でもダイアリータイプのものもありますので、記録を取る機能を持たせることも良いと考えています。

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私は最近始めた記録は、農作業日誌です(笑)。

 

普通の大学ノートですが、作業日、作業内容、気がついたこと、仕入れた情報や知識などを記録しています。フリーフォーマットなので、絵やスマホで撮った写真を印刷したものなどを貼りつけています。

 

これは、来年の自分のためでもあるから、何でも書き込んでいるのです。

 

年間使用するだけのジャガイモの種イモの数なんて、そうそう覚えていられません。そんなことを覚えるために脳みそのリソースを使いたくないのです(笑)。

 

だから、記録を取ります。

 

〇月〇日にジャガイモをどこに何個植えたのか、と。

 

そして、どれくらい収穫して、どうなったのか、など。

 

連作(同じ場所に同じ種類を植えること)がダメな作物もあるので、何をどこに植えたのかもきちんと書き込みます。

 

来年の私がまだ農作業を続けているのであれば、参考にして欲しい、という気持ちです。

 

5.短期間だけど忘れてはいけないものをメモする

仕事上のメモは、ウィークリーのメモ欄に書き込みます。短期間なので、ウィークリーがちょうどよいのです。マンスリーだとメモ欄がすぐに足りなくなるでしょうし。

 

雑多なことやブログのネタなどは、デイリーの裏面をメモ欄にしているので、そちらに書き込みます。後々破棄しても大丈夫なものです。

 

他に買い物リストは、スマホに記録しています。買い物リストは買ってしまえば不要なので、紙に書くよりスマホに記録して、要らなくなったら捨てればゴミが出ません。

 

今は、自宅とダンナの実家の分の2軒分の買い物をしているので、たまに、どっちの家で砂糖が足りないのかがわからなくなります。だから、スマホに記録する時、どっちの家用かをついでに書き込んでいます。

 

最近では、仕事用の買い物もスマホに入れています。

 

仕事用はAmazonで購入することも多いので、メモをしなければならないものは少ないのですが、それでも実店舗で買う必要があるものも多くあります。買い忘れないようにするためです。

 

他に、ちょっとした良い言葉に出会った時は、スマホの付箋アプリに書き込みます。個のアプリは、まとめてメールでパソコンに送ることができるので、結構便利です。

 

なかなかEvernoteまで行きつかないのですが、早く使いこなしたいと思って、すでに10年くらい経っている気がします(笑)。

 

他にも手帳の役割はたくさんあるとは思いますが、私が手帳に与えている役割はこの5つです。

 

手帳売り場に行くと、だいたいこの5つの役割のいずれかに重点を置いた手帳が売られているようです。自分に何が適しているのか、自分は手帳に何を求めているのか、を考えながら、手帳選びをするのが一番良いのでしょうね。

 

私は来年の手帳は、もう少し可愛らしく、と考えています。

ただ、センスがないので、自分で可愛らしくは無理です(苦笑)。

また、余白に可愛い絵が描かれていると、きっとイラっとします。メモすることができないっ!と(苦笑)。

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可愛い猫の手帳が欲しい…
 

なので、きっと来年も愛想もないビジネス寄りの手帳なんだろうなぁ、と思うのです。

 

それでは、今日はこの辺で。 

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変わりたいなら○○する

ビジネストレーナーの安部です。

大分のユーグレードで、

研修プロデュースや

人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

個人事業主となって2年半が過ぎました。

 

最初の半年は「やっていける」という根拠のない自信で満ち溢れていました。

そうですよね。そうでなければ独立なんてしません(汗)。

 

でも、何かが違う。。。

 

違和感を感じたのが1年目の半分が過ぎた夏。

人から言われるがままガムシャラに働いて疲れ切って体調崩して・・・

 

別にサラリーマンが嫌で会社を辞めたわけじゃないので、

人から使われるのは嫌いじゃない。

だから「違和感」はそこではなかった。

 

ただ、その違和感がずっとつきまとっていて、

いつしか「今の状況ではない、変わりたい」と思うようになりました。

 

どう変わりたいのか。

 

それがはっきりしないと変われないということに気づくのに更に半年。

どうなったら変わったと言えるのか、というゴールを見つけるのに更に1年。

 

違和感を感じてから2年が経ったちょうど今、

2年前から変わった自分に気づいたところです。

 

私は業務日誌代わりに3年日誌を書き続けています。

独立した日から2年8カ月、書き続けてきました。

 

3年日誌は、2年前と1年前の今日、やったことを読み返すことができます。

 

その文章を読んで、明らかに変わったな、と感じるのです。

今日は、どうやって変わったのか、

ということについてお話したいと思っています。

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「変わりたい」

 

と思う人はたくさんいる気がします。

良く耳にする言葉で

「今のままではいけないと思っているんですがねぇ・・・」

があります。

 

今のままではいけないと思っているのであれば、

どうなりたいと思っているんですか?

 

と聞くと、

夢を答えてくれます。

 

でも、

 

どうやって実現するのですか?

 

と聞くと、

ため息とともに、

なかなかねぇ、時間がとれなくて。

という回答です。

 

変わりたいのに(時間がなくて)変われない

 

何人かにお会いしました。

 

だから、たくさんいるというデータがあるわけではないので、

「たくさんいる気がします。」

という言葉で表現しました。

 

ただ、私が人生でお会いした人数との構成比から考えると、

地球上に結構いるんじゃないかと思われます(笑)。

 

中には、

変わりたいけど(具体的にどこを)変えられるか、わからない

という人もいるかもしれません。

 

そもそも「変わりたい」と思うことすら

ない人もいるでしょう(笑)。

 

まあ、「変わりたい」とは思っていない方も、

いつか「変わりたい」と思う日のために

参考までにお読みください(笑)。

 

私が変わりたいと思った時、

どう変わって良いのかもわかりませんでした。

 

でも、ひとつだけ。

今までの行動を繰り返すだけでは

絶対に変わらないだろうな、

ということだけは、考えていました。

 

だったら、何か行動を変化させる必要があります。

 

まず、最初の行動は、

平日に泊りがけでどこかへ行くこと。

 

一泊から二泊程度の小旅行を決行するのです、平日に。

 

サラリーマンの習慣から脱出するには、

かなりの効果を出しました。

 

そして、その際、できれば電話に出ないこと。

これは実行するまで、少し期間が必要でしたが、

できるようになりました。

 

もっとも個人事業主にそうそう電話なんてかかりませんからね(苦笑)。

 

平日も自由に時間を設定することができる。

そう自分の心身に刻み込むのです。

 

何度か繰り返すうちに、曜日に対する感覚が変わりました。

 

サラリーマン時代は月曜日が嫌いで、

金曜日が大好きでした。

 

休みの日、つまり、土日は、気がつくと終わっていて、

もう月曜日が近づいている、

ということも多く、

月曜日の朝が憂鬱でした。

 

それが全くなくなりました。

 

今は土日と平日とでは、仕事内容も異なり、

サラリーマンよりは明確に分かれていますが、

それでも、それぞれの曜日が好きになっています。

 

ただ、どんな曜日も「休み」だったら、

仕事(収入)がなくなるので(笑)、

仕事のタスク管理は徹底して行うようにしています。

 

変わるには、

変わるように行動する。

 

これが一番効果的かな、と思っているのです。

 

私は流されやすい性格なので、

特に今まで通りではない行動を起こすことが

一番必要だな、と思っています。

 

また、今まで通りでない行動を

続けることも大事です。

 

そうでなければ「変わる」までたどり着けないのです。

 

変わるためには、

今までとは異なる行動をし続けること

 

まずは最初の一歩を踏み出すことだ大事です。

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私の最初の小旅行は、ちょうど2年と2カ月前です。

楽しかったですし、印象にも強く残っています。

 

でも、まだ有給休暇のような感覚がありました。

 

今年の8月の小旅行はプライベートの予定があったので、

それとの組み合わせでしたが、

全く感覚が違っていました。

 

私には、その違いはとても良い変わり方に思えているので、

今の方向性は間違っていないと思っています。

 

変わりたいなら、

今までと異なる行動を続けてみる

 

これが一番効果的に変われると思います。

 

私の今からの変わり様は、

ノマド的仕事をする

というものです。

 

カフェで仕事とか、良い雰囲気でしょう?

 

でも、残念ながら、通常利用する道路に利用できるようなカフェがない。

なので、今のところ行動にまで移せていません。

 

一回、行動しても、続けられなければ意味がない。

 

だから続けられるような仕組みが必要なのですが、

今のところ、その仕組みが思いつかないので、

そのままになってます(笑)。

 

そして、そのままでも不満に思わないから、

きっと、そこまで変わりたいという思いが強くないのでしょう。

 

もし、変わりたいのであれば、

今までとは異なる行動を続けてみることをお勧めします。

 

そして、それと付随することとして、

  • 記録にとっておくこと
  • 一歩を踏み出した時のご褒美を準備すること
  • ある程度続けられた時のご褒美を準備すること

が良いでしょう。

 

行動を続けるためには嬉しいことがあると続けやすい、

というのは行動分析学でも証明されていることですから。

 

行動を習慣化する方法については、

以下を参照ください。

ugrade.hatenadiary.jp

 

さて、今年になってからの私。

行動し続けていることがあります。

 

それは、毎週土日に義父母の家に行き、

介護や様々な世話とともに畑仕事をすることです。

 

畑仕事をするかどうか、

結構迷いました。

 

野菜なんて自分で作らなくても、

スーパーで買った方が効率的です。

プロの農家が作ったものを利用した方が経済も回るし・・・

 

なんてことを考えていたので、

畑仕事にどんなメリットを見出すのか、

を考えることが重要でした。

 

そこで畑仕事をする私のメリット・・・

「運動不足を解消する」(笑)

 

 

まだまだ変化を感じるには期間が浅いので無理ですが、

確かに、落ちていた筋肉が再びつき始めています。

体重も微妙ながら右肩下がりです。

 

 

心理的にどう変化するのか。

今後、自分を要観察(笑)です。

 

それでは、今日はこの辺で。

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クラウドはどこでもドア?

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

今日は久しぶりにITに関する話題です。

 

実は、ある専門学校の講師もやっています。もともとがITの講師だったため、情報系講師を引き受けています。最近は、システム開発など高度技術については縁遠くなってきたのでお断りしており、普通の人が普通にパソコンを使うことに主眼を置いた講習をしております。

 

学校ですので、先日期末テストを行いました。

 

テストは二週間前に完成しており、問題用紙は学校へ渡しております。印刷をしてもらうためです。こんなに仕事がスムーズに進んむなんて・・・と意気揚々と学校に到着し、教室に入りました。

 

ふと、そこで気づきます。

 

あ、テストで使うファイルを持ってくるのを忘れたことを。

 

学生にファイルを配り、そのファイルの中のデータを元にして指示した通りにデータ加工をしてもらうテストです。データはExcelファイルの中に保存しておりました。

 

自宅のパソコンに保存しているので、当然、教室にそのファイルがあるはずがありません。常勤講師であれば、空き時間で教室のパソコンに保存することは可能ですが、週一しか学校へ行かない非常勤講師の私には、授業の時しかパソコン教室に入りません。

 

通常であれば、USBメモリに保存するか、メールで自分宛に送っているのですが、今回はそれをした記憶は全くありません。

 

気づいたのは授業が始まる3分前。自宅に取りに戻る時間も全くありません。

 

冷や汗が流れ、足が震えてきました。

 

「いやいや、ここは冷静に手段を考える・・・」と自分に言い聞かせ、方法を考えます。

 

保存先は・・・と自宅のパソコンの保存先をイメージして頭に思い浮かべます。ドキュメントフォルダであることは確かです。ただ、私は、MicrosoftのOneDriveを利用していました。

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OneDriveは、Microsoftクラウドサービスです。少し前までSkyDriveと呼ばれていましたが、Office製品のバージョンで2016が発売される頃に、OneDriveと名前が変更になりました。

 

さまざまなことでMicrosoft Officeを使うことが多かった私は、OneDriveを普段の保存先としておりました。

 

クラウドサービスですので、通常、ネットにつながった環境でなければできませんが、常時接続の環境を構築しているので、私が今欲しいファイルはそこに保存されていることは確実です。

 

さて、そのファイルをどうすれば取得できるのか。

 

幸いに授業で使うのはパソコン教室であり、インターネットにも常時接続されています。ただ、共有パソコンであるため、今まで全くログインはしておりませんでした。

 

ですが、背に腹は変えられません。

 

また、パソコン教室のOfficeのバージョンがこれまた幸いなことに2016でした。昔のバージョンであればOneDriveへの接続は無理ですが、2010のバージョンからは接続ができることを確認しております。

 

Excelを起動し、ファイルを開くをクリックします。

 

ファイルを開く先から、OneDriveを選択し、IDとパスワードを入力します。

 

上手くログインできるのか。

 

もうドキドキが止まりません。ログインに失敗すれば、ファイルの取得は無理です。

 

例えば、教室の環境設定で、学外のクラウドサービスにアクセスできないようにするなど、制限を強くかけているところも多くあります。

 

でも、今回はうまく行きました。

 

二段階認証を行っているので、Microsoftから普段と異なるパソコンからログインされていることがメールで届きます。メールはスマートフォンで開き、そのメールに書かれているセキュリティコードを入力して・・・

 

無事、私のOneDriveを開くことができました。

 

急ぎ、必要なファイルを開き、教室のパソコンに保存します。

 

ここまででちょうど3分。ギリギリ授業に間に合いました。

 

汗が背中を流れておりました。ですが、極力平然とした顔をしておりました。慌てた様子を見せると、それでなくても学期末テスト直前でピリピリしている教室の雰囲気が悪化しそうなためです。

 

私自身が所有するパソコンからは通常のローカルフォルダ感覚で、つまりパソコンの中のフォルダと同じ感覚でOneDriveを利用できますが、それ以外のパソコンからはアプリケーションから開く形でOneDriveにアクセスします。

 

おそらくパソコンから直接OneDriveへアクセスするように設定をすれば良いのでしょうけれど、共有パソコンなので、そこまではしません。

 

平気な顔をして、授業を進め、学期末テストを実施しました。

 

すべてが完了し、学生らが提出したファイルをUSBメモリに保存し終わった後、本当に力が抜けました。腰砕けになりそうでした。本当に良かったです。

 

もし、ファイルを取得できなかったら、ファイルを再度作り直す必要があります。あるのは完成例のみ。データそのものは厚生労働省の統計データですので、ダウンロードは比較的簡単に済みますが、そこからテスト用に形を変えるのに結構時間がかかります。

 

夏の始め、こんな体験をしました。

 

クラウドサービスは、本当に便利なサービスだと思っています。

 

もちろんセキュリティ的にどうか、という意見があることも承知しております。でも、テスト用のファイルなんて、誰かに盗まれても何の役にも立ちません。データそのものは厚生労働省が加工しても良いように公開しているものです。

 

確かに保存すべきものは検討する必要があります。

 

ですが、パソコン本体の保存しておいて、それを盗まれる、あるいは、落としてしまう、といった場合、中のファイルも当然他人に見られてしまう訳です。

 

パソコンのログインパスワードが堅牢なものであっても、ある程度の時間をかければ解読することができます。それだけ時間と手間をかけても欲しい情報があれば、おそらく悪い人たちは頑張るはずです。

 

また、普段使いのパソコンのパスワードを長く難しいものにすればするほど、普段の使い勝手が悪くなります。だからこそ、パスワードは簡単で短いものにしてしまう人も多いはずです。

 

そうした時、クラウドとパソコン本体ではどちらがセキュリティ的に大丈夫でしょうか。

 

クラウドの場合は、パソコン本体がなくても、他のパソコンからログインできる可能性はあります。ですが、二段階認証を行っていれば、他のパソコンからログインされる時は、メールやショートメールで連絡が入ってくるので、すぐにわかります。

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クラウドサービスは、物理的な「場所」という概念をなくすものだと私は考えています。いうなれば、「どこでもドア」に近づいたものですね。

 

そして、このサービスは働き方改革でも役立つと考えているのです。

 

自宅で仕事をする際、クラウド内にあるファイルで仕事をすることができます。さまざまな技術を使えば、かなりセキュリティが高い状態に持っていくことも可能です。

 

私のような個人事業主だと、いわゆる経理事務や労務事務など事務作業を誰かに手伝ってもらうのであれば、場所として事務所を作る必要があります。

 

ただ、その事務所の固定費が負担、もしくは、事務所自体がいらないと考えるのであれば、クラウドサービスを利用すれば良いのです。手伝っていただく方のご自宅にパソコンとネット環境が必要ですが。

 

領収書を、写真に撮る、あるいはスキャナでPDFにし、クラウドに置いて、お手伝いの方と共有をかけておきます。お手伝いの方は自宅で空いた時間にそれらを見て、経費の項目に入力をします。

 

FAXだって、ネットFAXがあるので、受信したFAXをお手伝いの方もメールで受信でき、確認することができます。送信だって、自宅からパソコンを使って送ることも可能です。

 

電話は転送サービスをうまく使えば、事務のお手伝いの方に取ってもらうことが可能です。

 

そして、スケジュールはグループウェアを利用すれば、離れた場所でも共有することが可能なのです。

 

例えば、電話が鳴ります。お手伝いの方が電話を取ります。私宛の電話ですが、私が今どこで何をしているのか、クラウド上のグループウェアを見ながら対応することができます。折り返しの電話が何時ごろであれば可能、といった対応をしていただけるのです。

 

電話があったことを私にメールなりメッセンジャーなりで連絡すればOKです。

 

もっとも私自身、まだ誰かを採用するほどの事業規模ではないので、ここまでの整備はしておりませんが、いつでもできる準備はできております(笑)。

 

また、お手伝いの方の立場から考えると、小さなお子さんをお持ちの専業主婦の方の働き方としては理想的なのではないかと考えるのです。個人事業主の電話なんて1カ月に数回程度しか鳴りません。事務作業は数十件程度です。時間は、お子さんの昼寝の合間でOKです。

 

その方のレベルのあわせて、数名の個人事業主と契約すれば、結構な金額が自宅に居ながら手にすることができるのでは・・・と考えているところです。

 

事務の経験がない方でも十分な経験を積むことができますので、お子さんがある程度大きくなって企業の事務員として働きたいと考えたとすれば、採用されるための経験値として職務経歴書に書けますし。

 

もっとも楽ではないですけどね。何事も仕事は大変ですよ。

 

そんなことをぼんやりとこの夏の間、考えておりました。

それでは、今日はこの辺で。

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部下を優秀な人材にする教え方

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

実は、新しいブログを開設しています。はてなは1つの無料用IDで3つのブログを開設できます。その機能を使って「部下育成」限定のお話を新しいブログで展開しております。

ugrade.hatenablog.com

 

なぜ、こんなことをしたのでしょうか。

 

社会人として仕事を始めてから、ずっと思っていたこと。それは、会社に勤めていると必ず「部下を育成する」という仕事が発生すること。誰も「教え方を教えてくれない」ということ。そして、「部下にいろいろ教えるやり方は誰も知らない」ということ。

 

だからこそ講師という商売が成り立っているのかもしれません。

 

でも、常時、講師を雇えるのは、一部の大きな会社だけです。専属の講師を育成するという方が早いでしょう。

 

また、数日間、プロの講師に来てもらえるのは、一部の少し規模の大きな中小企業だけです。

 

大半の、おそらく、9割近い小規模な企業では、講師に来てもらうことすらできないでしょう。だからといって、部下を育成しないのであれば、現状のままです。現状のまま、ということは上に上がっていくことはありません。

 

もっと言えば、上に上がらないということは、尻すぼみになっていく可能性が高いのです。今の世の中、成長し続けなければ存続できない風潮になっています。社員も同じです。部下を成長させ続けなければ、いずれその部署は消えていく運命なのかもしれません。

 

以前もお話ししましたが、最初に入社した会社で3年目となった春、新卒の後輩の教育担当になりました。その際、苦悩しました。どうやって教えれば良いのか、どこまで教えれば良いのか、効果的に教える手順は何か。誰も答えてくれません。

ugrade.hatenadiary.jp

 

そこから、ずっと疑問に感じてきていました。部下を育成しなければならないのであれば、その育成方法は何なのか、と。

 

もちろん、相手が人間であるからこそ、これが「正解」というものがないのはわかっています。でも、正攻法、セオリーくらいはあるはずです。

 

しかし、それを誰も知らない、知っている人に出会わなかったのです。

 

そのことが私にとって強く問題として認識しました。

 

「人に教える」というのは、決して簡単ではありません。

 

まだ、数十年前であれば、人材を時間かけて育てていく時間的余裕がありました。その時代であれば「俺の背中を見て学べ」といっても十分に通用したのです。何十年かけて一人前にすれば良いのですから。

 

でも、今はそんな時代ではありません。

 

気がつけば、世界のどこかのライバルがお客様を奪っていく、という時代です。ノンビリ人材を育てている時代ではなくなったのです。

 

早く一人前にしなければならない、というのが、今の社内の現場の実情です。

 

では、効率的に人を育てる手法は何でしょうか?

 

そんな魔法のような手法は現実的にありません。ですが、セオリーはちゃんとあります。

 

もう一つのブログ「部下を優秀な人材にする教え方講座」では、そのセオリーをまとめて文章化しています。現時点(2018年8月13日現在)では途中ですが、このブログと交互に書いていく予定にしています。ブログは週1回の更新ですので、2週間に1回の更新頻度になります。

 

こちらのブログは、自分も含めた人材育成全般に関すること、もう一つのブログは「部下育成」に焦点を合わせたブログです。

 

もしご興味がある方は、ぜひお読みください。なお、一足早くコツが知りたいという方は、メールセミナーを完成させておりますので、そちらをお読みいただければと思っています。(メールセミナーのリンクをクリックすれば、メールアドレス登録フォームが開きます)

 

それでは、今日はこの辺で。

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