職場に研修効果を行きわたらせるために
ユーグレードの安部です。研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。
昨日は研修を受講させる目的を受講者である部下と行かせる上司が共有することが大事という話をしました。
この目的を共有することは、別のもう一つの効果を産みます。
副産物的なものですが、とても嬉しい効果です。
通常、部下の課題を指摘する場面は多いと思いますが、解決策はどのようにされていますか? 上司が注意して終わり、ということになっていませんか? それでは部下は自分でその課題を解決することになります。
そうではなく、課題を指摘した後にその解決策として上司が研修を提示するとどうでしょうか? 解決策も上司が一緒に考えてくれたと部下は思うでしょう。それは、同時に部下にとって「上司は自分のことをきちんと考えてくれた」と思う瞬間でしょう。上司が自分を認めたくれ、更に自分が成長することを上司が望んでいると、部下が感じ取るのです。そう感じた部下は上司のことが絶対に嫌いにはなりません。職場内はスムーズなコミュニケーションが取れる環境になっていくでしょう。
職場に研修効果を行きわたらせるために少し面倒かもしれませんが、是非ご紹介した二つのコツを実施してみてください。
今週は研修受講にまつわることを書き連ねてきました。
書きたいことはたくさんあるのですが、一度には書ききれません。ですが、少しずつ書くとなると、言葉と言葉のすき間が空きすぎて、つまり説明不足で、読み手に論理が飛躍しているような感触を与えてしまいます。今後、補足をしていきたいと考えています。
これから今週のように一週間に一テーマ、平日に更新していく予定にしています。(たまに雑談を書くかもしれません。)どうかこれからもよろしくお願いします。
それでは、また来週。
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