人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

PowerPointで書く時はこれに気をつけろ

ユーグレードの安部です。研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

PowerPointで書く時、フォントサイズに気をつけてください。

 

というのは、企画書や提案書をPowerPointで作成する方は多いと思いますが、お客様に提示する時の方法によってはフォントサイズが大きく関わってくるからです。

 

1.紙に印刷して提出する場合

 

PowerPointのタイトルの標準フォントサイズは44ポイントです。Wordの標準フォントサイズが10.5ポイントなので、めちゃくちゃ大きいです。印刷するとバカみたいに巨大になります。印刷物として渡す企画書や提案書であれば、フォントサイズは、12~14ポイントにします。細かい文字でも構わない方は10ポイントでも構いませんが、読む方の年齢に応じて12~14ポイントが妥当だと思っています。読みやすいフォントサイズです。ちなみにWordで変更しない当初のフォントサイズが10.5ポイントですから、少し大きめです。Wordと異なり行間(行と行の間隔)がPowerPointの場合、少し小さいので、これくらいのフォントサイズが読みやすくなります。

 

2.プロジェクターに投影してお客様にお見せする場合(お客様10~20人まで)

 

見出しのサイズは28~30ポイント程度、本文は最低でも18ポイント程度にします。

 

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3.プロジェクターに投影してお客様にお見せする場合(お客様50人以上)

 

この場合は、本文であっても最低40ポイントにします。ですから、見出しは50ポイントくらいになっているはずです。そうでなければ、50人の後ろからは文字が読めません。これくらいのフォントサイズであれば、1,000人程度のホールであっても通常プロジェクターの性能が良いので、後ろのお客様でも文字を読むことができます。

 

 

フォントサイズが大きくなればなるほど、文章で記載することは難しくなります。なので、プロジェクターで表示する時は文章ではなく箇条書きで記述するようにしましょう。

 

 

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プレゼンテーションでは1,000人以上の人がいることはあまりないかと思います。が、セミナーや講演会であれば良くあることなので、セミナーや講演会をされる方はフォントサイズはできる限り大きくしていただければ、と考えています。

 

ちなみに、経験上、プロジェクターは3,000ルーメン以上の明るさがないと、電気をつけた部屋で50名以上の前での投影は難しいです。いろいろな場所に行って、その場所にあるプロジェクターを利用される方はプロジェクターの性能に左右されないよう、フォントサイズには気をつけておいてください(フォントサイズだけではなく、こういった場合は色のコントラストにも気をつけます。白地に黒文字といったはっきりとした色つかいをします。淡い色に中間色はNGです)。

 

企画書や提案書を書く、ということからPowerPointの使い方まで話が行ってしまいました。ただ、コツを掴めば、結構早く企画書や提案書を書くことができると思います。なぜ、私がこんなことを考えたのか、については、また明日お話します。