人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

本の内容が頭の中に記憶される読書法

ユーグレードでビジネストレーナーをしている安部です。研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

昨日は仏教のお話で終わりました・・・。

 

実は、九州国立博物館で「~仏の国の輝き~タイ特別展」があってました。

6月4日(日)まででした。

 

7月上旬から東京の国立博物館でもあるようです。

本当はこっちに行く予定だったのですが、

6月1日にフラッと九州国立博物館に行ってきました。

 

そこで、タイは上座部仏教だという記述がありました。

 

ちょうど読んでいた維摩経の本に、

昔、大乗仏教の反対の意味として小乗仏教という言葉があったのですが、

卑下する言葉なので、今では小乗仏教とは言わず「上座部仏教」という

記述がありました。

 

なるほど。。。

 

って話になると終わらなさそうなので、

仏教の話はここまでにして、

読書法の続きです。

 

読書法のポイントは3つ。

  1. 目次と「はじめに」、「おわりに」を読み込むこと
  2. なるほど、と思った文章に線を引いて、付箋を貼ること
  3. 必要に応じて線を引いた文章をノートに書きだすこと

 

1.目次と「はじめに」、「おわりに」を読み込むこと

 

目次を読む目的は、

本の構成を最初に掴んでおくこと

です。

 

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全体像がわからないと、枝葉にこだわってしまう可能性があります。

だから、まず、全体像を把握する。

その際に、ココ読みたいっ!と思ったら、

鉛筆でマークします!

マークした本文を読む時はワクワクできるように!

 

続いて「はじめに」を読みます。

目次はたまに、すごくあっさりしたものがあるので、

「はじめに」で全体像を掴む手掛かりを求めます。

 

そして、「おわりに」を読みます。

本文を読む前に「おわりに」を読むのはお得感満載です。

だって、本を読んでしまった気になるから。

 

推理小説とかでネタバレが嫌だ、という場合は

おすすめしませんが、

通常の仕事で必要な本を読む場合は「おわりに」を読むと、

そこに結論が書かれてある場合が多いので、

状況によっては、そこで読書終了です(笑)

 

まあ、さすがにそれでは骨子しかわからないので、

本文を読むことになります。

逆に言えば、骨子がわかる箇所さえ読めば、

読書終了になります。

 

速いですよね。これが「ザ速読」です。マジで。

 

でも、そんな本は少ないので、通常は、

本文を読みます。

 

大雑把に内容を把握するために、

本文は、ざぁーっと目を通します。

単元や図表、絵、大きく太字になった文章や文字、

何か繰り返し出てきている文字や言葉。

そういった目についたものを片っ端から追っかけていくだけです。

 

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別に内容をすべて読んでいるわけではありません。

速読法の本には15分程度、とあったのですが、

まだ初心者の私は30分くらいかかります。

 

目的は、大雑把に作者の言いたいことを掴むこと。

本の傾向を掴むこと、です。

 

佐藤優さんは、

ここで詳細に読むべきかどうかを判断して、

別に新しい知見が得られないと判断したら、

それで読書を終了するそうです。

 

私は、つい買ったお金がもったいない・・・

という貧乏根性で、読んでしまうのですが、

本当はお金より時間を大切にすべきということです。

 

読書にかけられる時間は限られており、

一生で読める冊数も限られているのだから、

良い本に出合うために時間を大切にしろ、

というのが佐藤さんの話です。

 

ついでに、佐藤さんは

「最初を読んで、ちょうど本の真ん中あたりを読んで、

終わりを読む」ってなこともするそうです。

 

本の真ん中あたりって、著者がちょっと中だるみする箇所らしく、

読みづらかったり、話がダラダラしてたりしやすいそうです。

(ちょうど、このブログみたいに・・・?!)

 

そういう視点はなかったので、

いつかやってみようとは思ってます。

(まだ、やったことはないです)

 

2.大事と思った文章に線を引いて、付箋を貼ること

 

1.が終わったら、本文を最初から読み進めます。

ざっと読むことを3回程度、繰り返しても良いそうですが、

私はせっかくお金を出して買った本だからと、

特段何もなければ、

この段階で最初から読み進めることにしています。

 

仕事で急ぎ必要な部分がある、といったことがなければ、

読書を楽しむぞーという気持ちで読み進めるのです。

 

そこで「大事」と思った箇所に線を引いたり、

線で囲んだりして、

その部分に付箋を貼ります。

線を引いた箇所が後からすぐに見つけられるように、です。

 

初めての分野の本は、それこそ毎ページに付箋を貼ることになります。

付箋で本の厚みが倍になるくらい(笑)

 

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でも、同じ分野の本が、2冊目、3冊目になるにつれて、

付箋の量が減ってきます。

これは、自分が理解した量なのです。

理解した量の「見える化」です(笑)

 

3.必要に応じて線を引いた文章をノートに書き出すこと

 

書き出すことには時間がかかる、と思って最初は抵抗感がありました。

でも、書き出すと意外と記憶に残ります。

すると、同じ分野の2冊目、3冊目の読むスピードが格段に上がります。

理解力も上がります。

 

書き出すノートは何でも良いそうですが、

記憶力に自信のない私はA5サイズのルーズリーフに書き出して

それを持ち歩いています。

ちょっとしたすき間時間に見返せると思ったからです。

・・・結局あまりしませんが・・・(苦笑)

 

読書法に字数を費やしてしまったので、

ようやく予告していたショッキングなニュースについてを

明日からお話ししようと思っています。

それでは、また明日。