人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

人材育成をしようと決めたワケ

ビジネストレーナーの安部です。大分県で、研修プロデュースや人材育成の設計をしています。

 

一昨日は、研修設計をしようと決めたワケでしたけど、今日は、人材育成をしようと決めたワケについてお話しします。

 

私自身は、IT系の講師として20年近くやってきました。ちょうど来年4月で講師になって20年ですね。

 

時が経つのは早いもので・・・(ε- (´―`*)フッ)

 

良く言われるのが、「なぜ、IT講師として独立しなかったんですか?」ということ。

 

まずは、私のIT講師の遍歴を。

 

最初は、いわゆるパソコン講師でした。ExcelやWord、一太郎の操作を教える講師をしていたのですが、もともとパソコンを始めたきっかけがデータベースのAccessだったため、VBAAccessでのDBアプリ構築などだんだん幅が広がってきました。

 

そして、時代はインターネット時代に。まずは、ホームページ作成。続いて小規模パソコンネットワーク、デザイン系ツール(Photoshop)(ホームページのパーツの作成のため)などなど。そうしているうちに、プログラミング言語やデータベースなども取り扱うようになってきて・・・

 

気がつくと、ITエンジニア育成の講師をやっていた、ということです。

 

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それだけではなく、情報セキュリティや情報モラル(SNSに個人情報書いちゃダメ・・・といったこと)の講師も引き受けていたので、IT系といってもハードウェアを除く全般ということになっていました。

 

まあ、「広く・浅く」が私のモットーですから、大したことではないんですけどね(笑)。

 

そうしているうちに、プレゼンの資料の作り方とか、プロジェクトマネジメントとかスケジュール管理の研修などが出てきました。

 

逆に言えば、「○○ができます」といえないくらい広範囲になってしまった、ということなのです。しかも、奥が狭い(苦笑)。独立した後で、良く聞かれたのは「何ができますか?」だったのですが、狭く深くであれば言えた答えが言えないという状況に・・・(大汗)

 

この広い範囲の中でチョイスするとすれば、実は一番最後のプレゼン資料の作り方とかプロジェクトマネジメント、スケジュール管理だったんです。

 

ITエンジニアは主としてプロジェクト型のお仕事です。納期までに品質とコストを管理しつつ顧客が満足できるソフトウェアを作り上げることが必要なわけです。

 

ただ、建築のように目に見えるモノではないところが、とても大変なわけで、リーダーはメンバーが作っているモノが見えないのです。プログラムコードを見ただけではちゃんと思うように動くものかどうかがわかりませんからね(よほど簡単なプログラムではない限り)。

 

だから、管理がとても難しい。

 

大工の棟梁なら、部下の大工の釘の打ち方を一目見ればわかりますが、ソフトウェア開発のマネージャーは部下のプログラムコードの一つを見ても、それがちゃんと動くかわからないのです。

 

何しろ、今のソフトウェアは小さなプログラムのカタマリが部品として構成されており、小さなプログラム単体ではまともに動かないものなのです。

 

そういうわけで、納期が迫っているのにちゃんと動くソフトウェアが完成していない、という「炎上」プロジェクトが発生するわけなのです。なぜ動かないのか、どこが悪いのか、一つ一つ探すのにとても時間を要します。

 

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今日も帰れない・・・

 

そういったワケで時間管理とかスケジュール管理、そして全体を管理するプロジェクト管理という技法がとても発達している業界です。

 

そして、私が深く関わってきた研修業界は、更に究極のプロジェクト型です。納期に一気にサービスを提供するワケですし、修正は絶対にできません。講師が失言したら、取り消すことは不可能なのです。それで、何度、私は頭を下げたことか・・・(笑)

 

おかげさまで、ずいぶん神経が図太くなりました。。。(笑)

 

そして、今、IT業界から離れてみて、思ったこと。

 

なぜ、一般の業界の人はプロジェクト管理やスケジュール管理をしないんだろう・・・という素朴な疑問。

 

 

だったら、この知識や体験、使えるんじゃないの?と考えた次第です。

 

 

もっとも、世の中には私よりもっと専門的な人はたくさんいらっしゃるので、前面に押し出してそれだけを売るつもりはないのですが、個人事業主としてやっていくには充分すぎるので、どなたか困っている方のお役に立てるよう、こちらもビジネス化していく予定です。まだ、ノーアイディアですけど(苦笑)

 

今までは「IT人材育成」だったのですが、それを一般の業界の方に広げたので、「IT」を取って「人材育成」とした、というのが、ホントのところです。なんて、単純。

 

でも、いろんなところに行くと、経営者の方は、いろんなことで困っていらっしゃってるし悩んでもいらっしゃる。人材部分でお手伝いができるといいなぁ、と思っています。

 

というわけで、来年(2018年)は、毎月何らかのセミナーを実施する予定です。

 

1月は、1月16日(火)18:30~から時間管理の専門家、篠原先生を講師にして、「今日も残業」という日に来るセミナーを実施予定です。

 

また、2月はコミュニケーション講師の岩川先生を講師にして、「人前で話すときに行くセミナー」を実施予定です(日にちは未定)。

 

こんな風にお手伝いいただける講師の先生方がたくさんいらっしゃるので、ホントに嬉しい限りです。また、3月以降もすでにある程度の企画は決めているので、毎月月変りで講師を変えてセミナーをします!

 

こういう企画を立てた時、マジに良かったなぁ~と思うのが、自分のITの知識。多少なりとも知識があるととても助かっています。Webページの作成やチラシの作成にはフル活動させているのです。先月(11月)のセミナーからは、チラシ作りにIllustratorを使うようになりました。

 

デザイナーではないので、デザイン性は乏しいかもしれませんが、チラシの目的は集客なので「キャッチーなもの」ができれば良いと考えております。今日から2月のセミナーのチラシ作成です。

 

最近では、「そっちをメインの仕事にした方が良いんじゃない?」ともいわれるようになりました。ありがたや~ありがたや~

 

来週は、会社が人材育成をすることについて、お話しします。

それでは、また来週。

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