マンネリ最高! 新しいことをするのも最高!
ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。
前回は毎回同じことを考えなくてもすることができるようになると、脳は楽をする、というお話をしました。でも、これもうまく利用すると、ホントはすごいことができる、というお話を今日はします。
マンネリも意外に最高かも
朝、出勤前のいろいろな作業は、ほとんど何も考えずに行動する方が楽です。脳もほとんど働かないらしく省電力モードに入っているということです。
そういうことなら、ふと思ったんですけど、ダイエットで体を動かす習慣も、こんな感じになったら、とーっても楽じゃないかと。
あー、運動しなきゃ、と思ってるけど、体を動かすのが面倒だなー、と思っている人は多いと思います(私も含めて)。それが、思わなくても体が自然に動いていたら、どれだけ楽か。。。
これは「習慣化」する、と言われているものです。
つまり、ダイエットのための運動を習慣にしてしまう、というのです。
ドアにカギをかけることが習慣化しているように、ダイエットのための運動を習慣化するわけです。
といっても、習慣になっていない人が習慣にするのは、少々大変です。
習慣化のためにやるべきことは大きく分けて2つあります。
1つは習慣化したい行動をする時間を作り出すこと。
2つ目は習慣化するまでのモチベーションを保つこと。
1.習慣化したい行動をする時間を作り出すこと
その行動をしないということは、他の習慣になっている行動で24時間が埋め尽くされているということなのです。例えば、テレビを見る、という行動。
テレビを何時間見ていますか?
テレビはあんまり見ないなぁ。。。と思っている人も、意外とテレビを見ている場合があります。私も昔、これといって見たいドラマや番組がないので、テレビを見ていないと思っていました。でも、家族が見ているテレビをついつい見ているんですね。時間を計測してみると1日2時間程度はテレビを見ていました。
そのうちの1時間は他の作業をしながら、なのですが、その作業が終わっても続けて見続けていたのです。
これがわかってから、忙しい日は作業が終わったら、すぐにその場から立ち去ることにしました。家族はテレビを見ているので、消すワケにもいかないので、自分が立ち去ることにしました。
そうしないと自分がやりたいことができなくなってしまいます。
他に、最近ではスマホ(というより、SNS)を見る時間。個人事業主になって情報収集としてSNSを見るようになってから、意外と多くの時間をSNSに費やしてしまうことになってしまいました。細切れ時間でSNSを見ていますが、トータルすると、だいたい1時間30分程度。
この中でSNSに使う時間は30分だけ、ということにすれば、1時間が捻出されます。
テレビを見ていた1時間とSNSを見ていた1時間を合わせると、2時間です。ダイエットのための運動をする時間が捻出できたことになります。
通常、人は忙しいのです。24時間は意外とたくさんのことで埋め尽くされています。
だから、新しいことをするには、ちゃんと時間を確保する必要があります。
ただし、行動の内容によってはまとまった時間が必要ですし、場所を選ぶ場合もあります。
ダイエットのための運動を例にとって考えると、どんな運動するかによって細切れ時間を有効に使える場合があります。有酸素運動でウォーキングをする、ということになれば、20分ずつの細切れ時間でも十分です。
ですが、ウォーキングをする時間の次がお客様との打ち合わせの場合、女性はパンプスをはいた状態のまま、ウォーキングするのはかなり難しいです。それに夏場であれば汗もかいてしまいます。
そうやって考えると、ダイエットのための運動はある程度まとまった時間で、その後にあまり予定がない(あるいはシャワーなどを浴びられる場所にいる)ことが必要になります。
そうなると、細切れ時間の空き時間は何をするのか・・・つい、そういう時間はSNSを見る、ということに使われてしまうことになるのです。つまり、元に戻る、ということ。
であれば、どうするのか。
一日を上手に設計することが必要です。この時間に○○をする、というようにスケジュールを調整するのです。
そうして、その時間に無意識にやるようにモチベーションを維持できるようにする、というワケです。
2.モチベーションを維持すること
時間の確保はできた。さて、やり続けるぞー、と思った次の瞬間、「なんか、今日はやる気が出ないな~~」ということでお休みをする・・・では習慣化は無理です。
だから、自分へのご褒美を準備するワケです。
ご褒美はダイエットするのにスイーツ、ということではダメです。モノやカネというのではなく、自分が喜ぶ何かを準備するのです。
例えば、私は数値が思っていた以上に良くなると嬉しい、と思う性質です。なので、体重やサイズなど数値データを毎日測り、その数値が良くなっていくとモチベーションが上がります。
どういう状態だと自分が嬉しいのか、今まで続いた習慣は何があったから続いたのか、といった今までの自分の行動を分析することで、モチベーションを維持する源泉を見出すのです。
そうでなければ、ついついやりたくないなーと思ったら、その気持ちに流されてしまいます。
でも、これはとても難しい。
自分のことは自分が良く知っているつもりですが、実はあまり知らないのが自分、ということが往々にしてあるものです。だから、何度か失敗することでしょう。その都度、何が原因で失敗したのかを考える必要があります。
ここで、「あー、メンドー」と思った方。面倒なことが苦手なので、面倒に思わないようにすれば、続くかもしれません。あなたが面倒ではない、と感じることは何ですか?
これは、ひとりひとりが異なります。だから、自分なりのやり方を見つけていくしかないのです。そして、自分のやり方が見つかれば、それを実践してみるのです。
つまり、習慣化したい行動をした後、自分のモチベーションが上がるような仕組みを作るのです。そうすることで、行動が習慣化します。
習慣化してしまえばこっちのものです。脳は省エネが大好きですから、無意識とまでは行かないまでも、自然に次の行動を起こさせることができるワケです。
マンネリも、こう考えれば最高ですよね(笑)
脳がエコを好むといっても・・・
ただ、本当に習慣化した行動だけしていれば、脳は本当に働かなくなります。
なので、やっぱり少しは新しいことをする必要があります。
もっとも仕事をしていれば、新しいことの連続なので、これはこれで辛いものがあります。お金を稼ぐためには仕方ないのかな、と思いつつも、辛さに耐えられないこともあるでしょう。
もちろん、仕事の量が多すぎて辛いのであればアラートを上げる必要があります。
通常の業務をしていて辛いという場合は、少し工夫が必要かもしれません。それは新しいことをするために脳がストレスを感じているからです。新しいことじゃないよ、と脳をだます工夫が必要だということです。
- 新しい人と仕事の話をする
- 新しい仕事を請け負う
- 新しい場所に行く
- 新しいシステムを使う
こういった時、本当にストレスを感じます。
そんな時、私は、ひとまず、「その新しいことに従事するのは○○時間くらい。○○時間後にはいつもの状態だよ」と自分に言い聞かせることにしています。ほんの少しの間だけ我慢すれば、後はいつもの状態だ、と思い込むようにするのです。
この自己暗示、意外と効くのです。新しいことをするストレスに代わって、いつものマンネリ化したエコな行動に変わっていくような気がするのです。
特に、新しい仕事をする場合は、数日から数カ月かかることが多いので、○○時間では終わりません。そういう時は、「●日後には慣れた仕事になるよ」と言い聞かせるのです。
最初は新しいものも、何度か実施していくうちに、やがては慣れたものに変化します。
これが医学的にどうなのか、ということはわかりません。
そして、ストレスが減少してくると、新しいことをやることに意欲を湧いてくるようになります。やってみようかな、という気持ちですね。
そうしているうちに、その新しいことは楽しいことに変わっているものです。
できれば、マンネリも新しいことも上手に取り入れていくと良いだろうな、と思っています。
さて、来週からは私の今年の反省記にしようと考えています。
それでは、今日はこの辺で。
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