人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

読書の秋とメタ視点

読書の秋。

 

と言っても、今年は秋の方が本が読めていません(苦笑)。

 

昨年末に「死ぬまでにやりたいことリスト100」を作った際、
「年間100冊ずつ本を読む」をリストアップしました。

 

本日までに99冊読了。あと1冊となっています。
でも、まだ2カ月あります(笑)。

 

ただ、今年は読書に対して不思議なことが起こっています。

 

本日は、それについてお話しします。

 

今年、1年間で100冊読む、と決めてから、
カウントするために読書記録ツールを利用しています。

 

それは読書メーターです。
それについては、以前書きましたので、
リンクを貼っておきます。

ugrade.hatenadiary.jp

 

読書メーターで、読んだ本の感想を書くことができます。

 

その「感想を書く」という行為が読書後に控えていることで
私の本の読み方が少し変わったのです。

 

ビジネス書でも小説でも、
変わり方は同じです。

 

どう変わったのか、と言うと、
「メタ視点で本を読む」
ということです。

 

メタ視点とは、
一つ上の位置から下を見下ろすように対象を見ること。

 

今まで、小説なら主人公や登場人物になり切って
読んでいたところ、
主人公のセリフや行動がストーリー全体に与える影響を
考えながら読むようになった、
ということです。

 

それ、当たり前じゃん・・・(笑)
と思われた方もいらっしゃると思います。

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実は・・・

 

私は、昔から小説を読む時は、
主人公や気に入った登場人物の視点から
ストーリーを捉えていました。

 

だから、ものの見事に作者のレトリックにひっかかり、
読みながら、「冷や汗」「手汗」「涙」と
感情に左右されながら読んでいたのです。

 

ところが、「感想を書く」という行為が後々控えていると
一歩下がったところから物語を俯瞰してみるようになりました。

 

要は、少し冷静に本を読んでいる、
ということでしょうか。

 

ビジネス書を読む時も同じです。

 

ビジネス書を読んだ後は、
読書メーターに感想を書くより
読書ノートに記録を取ることが多いです。

 

だから、感想というより、
構成を気にしながら読んでいるのです。

 

通常、日本人が書いたビジネス書は

  1. 導入(テーマとそのテーマを取り上げた理由)
  2. 承 (テーマについての具体的な事例など)
  3. 本題(テーマそのものについて詳細な記述)
  4. 結論(テーマを再度取り上げる)

といった構成になっていることが多いです。

 

この構成にあっているかどうか、
あっていないなら、どのような構成になっているのか、
といったことを考えながら読んでいるのです。

 

小説なら、
この登場人物は何故このような言動をとったのか
この文章は、何故このような構文で書かれているのか
などを考えながら読んでいきます。

 

そのおかげか。

 

読んだ本の内容をよく覚えておくことができるようになりました!

 

結構片っ端から忘れてしまうことが多かったのですが、
大まかな内容は頭にきちんと記憶されているのです。

 

私にとっては
とっても不思議なこと。

 

私は読んだことすら忘れるので、
同じ本を何度も購入してしまい、
困っていたのです。

 

それが、覚えているのです!

 

これほど不思議なことはありません(笑)

 

読後に感想を書いたり
読書ノートに記録を撮ったりすることは
読んだ本の内容を忘れないために必要なことだと
知っていました。

 

忘れないために書くのではなく、
書くために「メタ視点」となるから
記憶にとどめられているのではないのか、
という仮説を今立てています。

 

メタ視点については、私が先日読んだ本をご紹介します。

こちらはどちらかというとビジネス視点で書かれたものですが、
面白かったです。

 

もう少し読む本の冊数を増やさなければ
仮説が立証されないと思っています。

 

その時は、こちらに書こうと思っていますので、
その際はよろしくお願いしますね。

 

さて、本当に秋の夜長。

 

読書に勤しむとしますか(笑)

 

それでは、今日はこの辺で。