人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

時には昔の話を・・・

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

タイトル、ご存知の方はそれなりのご年齢の方ではないかと思います。すみません、私はこの歌手の方よりずいぶん年下なので、感じは良くつかめていません。。。(苦笑)

 

今週は、気ままにブログを更新する週として決めています。今日は、時には昔の話をしてみようと思います(笑)

 

中学・高校の合わせて6年間、国語の先生に非常に恵まれていたので、国語という教科は今でも生活の基礎になっています。今でもすぐに思い出すのは、国語と数学の先生。あとは・・・ごめんなさい、あとは担任の先生しか思い出せません・・・(汗)

 

 

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好きだった先生ではないのですが、ある国語の先生を思い出しました。日本語は論理的でない、ということをおっしゃってました。「だから、戦争に負けたんだ」とも。

 

その国語の先生は、いわゆる全共闘世代。ヘルメットをかぶって大学に籠った経験があるそうです。その先生は、安保闘争が終わった私の高校時代になっても、学校行事の時に歌われる「君が代」は絶対に歌わないし、日の丸掲揚の時も立ち上がらない(座ったままソッポを向く)という徹底ぶりでした。校長先生からかなり注意を受けているらしい、という噂がありました。

 

おそらくその思い出は先生の青春であり、その時の信念をずっと持ち続けていることはすごいと当時思っていました。

 

その先生を見て、信念を持ち続けることの意味を考えさせられました。長いものに巻かれろ主義ではなく、自分の想いを貫くことの大切さを身をもって教えてくれたのだと思います。

 

ただ、日本語が論理的でない、というのは、私には解せないことでした。

 

今は、日本語が論理的でないわけではなく、考え方が論理的であれば、日本語だって論理的に表現できる、と私は思っています。

 

いわゆる主語述語を明確にし文章を短めに記述すれば、論理的な記述ができます。

 

もちろん話し言葉になると、主語と述語の位置が遠く離れている日本語の構造上、長文を話しているうちにねじれて論理が破綻する、ということはあると思います。でも、それをとらえて「日本語は論理的でない」というのは結論が早すぎると思うのです。

 

日本語でも非常に論理的な文章を書かれる方は多くいらっしゃいます。

 

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勘違いしてほしくないのは、論理的な文章と抽象的な文章は同じではないということです。

 

良く頭のいい人の文章はわかりにくい、ということが言われます。頭のいい人が書く文章は抽象的な言葉を多く取り入れるため、抽象的でわかりにくくなる傾向となります。抽象的な言葉でないと、自分の考えを表現できないため、仕方ないことなのですが、それと論理的な文章は違うと思っています。

 

論理的な文章は、私はプログラミング言語のような文章だと思っています。

 

「これ」「それ」「あれ」「どれ」という「こそあど」言葉を使わずに、主語と述語の位置を近づけて(つまり一文を短くして)、余計な情報を破棄し順序立てて記述していけば、日本語も十分に論理的な文章を書ける言語です。

 

戦後、日本語廃棄論も出たと聞いています。でも、日本語はとても素敵な言語だと私は思っています。その一つに、「オノマトペ」が豊富だからです。

 

オノマトペ」は日本人であれば、必ず普通に使っている言葉です。

  •  今日は風が「そよそよ」吹いて、涼しいねぇ
  • 雨が「しとしと」降っているよ
  • みんなで「ワイワイ」しゃべった

この「そよそよ」とか「しとしと」とか「ワイワイ」といった言葉のことをオノマトペと言います。絶対、使ってますよね(笑)。これだけで相手に意味が通じる会話をする、って遊びもできるほど、日本語はとても豊富です。

 

良く博多弁での笑い話に「すっ、すっ、すっ」で意味が通じるというのがあります。「すーすー(ちょっと寒気が)する」という意味です。オノマトペがなければ存在しない方言ですよね。

 

日本語は論理的な表現もできるし、こういった面白い表現もできる言語です。第二次世界大戦の敗戦理由に日本語が論理的でなかったから、というのは当てはまらないと私は考えています。

 

明日のテーマはまだ未定です。テーマを決めないということは実は自分を追い詰めることなのだ、とかなり今困ってます。

それでは、また明日。 

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