人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

管理職がまず優先順位高のタスクを実施することが大事

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

私のプライオリティ高のタスクは、当然、事業に関することです。計画を立てること、それから実行してみての修正を行うこと、などです。

 

計画の立て方はまだまだ初心者レベルなので、まるでなってないのですが、徐々に数値目標を設定していくようにしています。どんなものでも数値目標があると目指しやすいので。

 

数値目標というと「金額」というイメージが強いですが、他にも数値目標はたくさんあります。これはGoogleアナリティクスを使い始めてから、こんなことも目標になるんだ、と思ったことがきっかけです。

 

例えば、Webページ来訪者数とか、セミナー来場者数とか。

 

こういった数が一定数を超えなければ、いわゆる「金額」への目標には到達しないので、そういった数値目標を設定することを今は重点的に行っています。

 

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このような数値目標の基準を考えたり、その目標へ向かうための行動計画を立てたり、行動計画を実行するための企画や資料を作ったりするタスクが私の「緊急ではないが重要な」タスクになります。

 

おそらく会社の管理職以上の方であれば、こういったタスクはたくさんあるのではないでしょうか。私も会社に勤めていたころは、こういった数字が見ることができるシステムにアクセスして、自分の部門の数字を取得していました。

 

でも、管理職は数字を取得するだけではなく、それを活かして、次の計画を立てなければならないわけです。そういう計画を立てる時間を捻出する必要があるのです。

 

ただ、今はプレーイングマネジャと呼ばれる人が多く、管理職であっても現場で働く、ということが当たり前になってきている気がします。管理職は管理職の仕事があります。それなのに現場の仕事もする、となれば、絶対的な時間数が足りません。

 

作業の効率化を図るにしても、管理職がある程度、作業の効率化を図る準備をしなければならないので、その分、また時間が取られます。

 

それでいて、目に見える残業はするな、と言われたら、きっと見えない残業へと変化するでしょう。会社の隣のカフェで仕事をする、自宅で仕事をする、といったこと。

 

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最近は情報セキュリティが厳密になってきたので、自宅で仕事をすることは難しくなってきました。前の会社のように暗号化されたネット回線を使えるのであれば自宅からでも十分に仕事はできますが、それはそれで気分的につらいものがあります(苦笑)。

 

働き方改革で作業の効率化を図るのであれば、できたらまず、管理職を現場の作業から解放することが一番ではないかと私は思うのです。人手不足であるから管理職が現場に出るのでしょう。あるいは、売上に対するコスト率を下げるために管理職も稼げということなのでしょうけれど、管理職も1日24時間しかありません。

 

管理職がひどい環境だから若手社員が管理職になりたがらない、という話も聞きます。

 

働き方改革では、まず管理職がきちんと管理職の仕事をしながら作業の効率化を行っていけば、きっとうまく回る気がするのです。そして、そうする会社は若手の入社希望も増えますし、若手が管理職になるために意欲を持って働いてくれると思います。

 

先週から今週にかけてプライオリティをテーマにお話をしました。要は生産性をあげて、より良く働くことが目的なのです。

 

来週は予告した通り週一回の更新をしてみます。テーマはイノベーションです。会社にいた時、新規事業について数年間考え続けたことを踏まえて、お話ししていきたいと思っています。更新は来週の火曜日(10月17日)です。

それでは、また来週。

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