人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

やりたいことリストを眺めていたら、面白いことに気がついた

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

今年に入って、介護の問題に直面しており、土日はこの問題の解決で時間がつぶれてしまっております。昨年までは土曜日にブログを書く作業を行っていたのですが、その時間が取れません。よって、平日に作業時間が移行しています。

 

すると、平日の時間が結構詰まって来てしまっています。このままでは、なかなか思うような時間管理が難しくなってきている状態です。

 

といってブログを辞めるつもりはありません。こんな時もあるさ、と楽天的に構えております。そのうち介護問題についてブログを書くようになるかもしれません。そのための情報収集だと思えば、難しい問題でも頑張れるものです。

 

さて、今週は「やりたいことリスト」についてお話ししております。この夢を実現する、ということに関しては、ほとんどやり始めたばかりなので、初心者の立ち位置から感じたことを述べています。

 

前回は、やりたいことを100個リストアップしたことをお話ししました。今日は、やりたいことを眺めていたら、面白いことに気づいたことを中心にお話しします。

 

やりたいことは「自分自身」

 

当たり前なのですが、やりたいことのリストを眺めてみると、自分自身の姿が反映されていています。つまり、やりたいとは、自分が好きであるモノやコトのカタマリなんですね。だから、リストから自分臭さが匂ってくる感じがします。

 

そして、それは、自分自身すべてが表現できているわけではない、ということです。これ、大事ではないかと思ってます。

 

やりたいことを100個もリストアップしたら、しばらくはやりたいことが出てこないと思っていたのですが、数日経つと、「あ、あれもやりたかった」なんてことを思いつきます。ということは、まだまだやりたいことをすべて洗い出せていない、ということなのです。

 

だから、やりたいことリスト100個といっても、自分自身がすべて表現できているわけではなく、自分という代物はもっともっと大きなものである、ということです。

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私自身、ずっと欲がない人間だと、どこかで思っていました。でも、このリストを作ることで、「物欲」はたくさんあるわけではないけど、他の欲求は結構たくさん抱えている自分、というものに気づかされました。

 

人には様々な欲求があります。マズローの五段階欲求説なんて、ここで説明はしませんが、知っている方も多いと思います。ご存知でない方は、このまま検索してください。

 

ずっと欲がないと思っていた、ということを正確に表現するならば「ずっと物欲がないと思っていた」ということですね。明らかに、○○が欲しい、とはリストの中にありませんでした。

 

でも、物欲はないけれど、他に承認欲求だったり、社会への帰属欲求だったりは持っているわけです。

 

やりたいことリストを眺めながら、自分はどんな欲求を持っているのか、ということがぼんやりと見えてきた気がします。

 

夢を叶える、といってやりたいことリストを書く、というのが雑誌での書きぶりでしたが、私にとっては自分自身のことを見返す良いきっかけになった気がします。

 

やりたいこと以外のモノ・コトの正体は

 

やりたいことリストを作る話を聞くと、やりたくないことを書く欄は当然ないわけです。やりたいことリストを作るだけでも相当にエネルギーを要するのですから、やりたくないことまでは書けませんよね、普通。

 

 

ただ、ぼんやりと100個のリストを眺めながら、やりたいことリストに書かなかった内容について、私は考えることにしました。やりたいことリストに書かなかった内容は、やりたくないと思っている、特にやりたいとは思わないのどちらかです。

 

やりたくないと思っていることは比較的理由がはっきりしています。基本的に嫌いなことです。100メートルを全速力で走ったタイムを取るなんてことは、走ることが嫌いな私には絶対にやりたくないです。ジョギング程度であれば良いのですがね。他にもパラグライダーに乗るなんてことも嫌いです。

 

やりたくないことは、どんなに地球がひっくり返っても、絶対にやりたくならないでしょう。また、絶対に無理なことも同様です。オリンピック選手になるとか、プロのバイオリニストになるとか。。。今更無理ですし、なろうという気もありません。

 

特にやりたいとは思わないと分類されるものはどうでしょうか。

 

例えば、私の場合、「歌を歌いたい」とか「ギターを弾きたい」といったことは特にやりたいとは思いません。若い頃からあまり音楽に興味がなく、国民的なヒット曲以外は、ほとんど知りません。

 

なので、リストアップされません。

 

興味がないものは「やりたいとは思わない」のですよね。当然ですが…(苦笑)

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他に「やりたいと思わない」モノ・コトって何だろう、と考えると、面白いことがわかりました。それは何だと思いますか。

 

「やりたい」と思う以上に「やる」前のハードルが高いモノ・コトは「やりたいと思わない」の中に入るようなのです。

 

具体的に、私の例でお話ししましょう。

 

私は、伝統的な日本の「道」といわれるものに全く無縁のまま、ここまで来ました。「茶道」「華道」「柔道」「剣道」といったものですね。

 

例えば、「華道」をするとなれば、先生を探す、道具を集める、といったことから始めなくてはなりません。他に、華道ならではの決まり事があるはずで、そういった情報を集める必要があります。学ぶ必要もあります。

 

先生を探したり、道具を集めたりする行動がハードルを高くしているのです。

 

お花の道具なんて、どこで買えばよいのかがわかりません。価格がどれくらいするのか、どれくらいのものを購入すれば良いのか、が全くわからないのです。

 

また、それを教えてくれる人(情報通の人)を探すのも、結構手間です。今だったらSNSとかで、呼びかけると現れるかもしれませんが、全く知らない人にいろいろ聞くのも気が引ける場合もあります。

 

知りたい内容が単純なことではなく複雑な内容であれば、その内容を知っている人かどうかも判断する必要があります。知識がない部分での判断はとても難しいですし、回り道する危険性もあります。

 

また、たくさんの流派もありますよね。どこがどう違うのかもわからないまま、知り合いもないまま飛び込むのは勇気がいります。

 

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更に、私のやりたいことリストに情報セキュリティの学習をする、というのがありますが、ITに詳しくない人にとってはめちゃくちゃハードルが高い内容ですよね。パソコンもあまり使わないのに情報セキュリティに必要なの?ということだってあります。

 

知らないことをやるには、とても手間がかかるのです。そして、勇気もいります。必要性を感じることもいります。

 

 

そう考えると、やりたいことに上がらないモノ・コトは、やるまでにとてもハードルが高く感じるモノ・コトも含まれる、ということです。

 

もちろん、特にやりたくないモノ・コトはこれだけが理由ではないでしょうけれど、嫌いではないはずなので、あるきっかけで好きになる、つまり「やりたい」へ変化する可能性があるのです。

 

やりたくないことを「やりたい」にするために

 

 

知らないから手をつけない、何だか最初をどうしたら良いかわからないからやらない・やりたくない。面倒に感じる。勇気を出すのがしんどい。必要性が感じられない。

 

こんな風に考えていることがあれば、ハードルを少し下げることで、それらもやりたいことリストの中に入ってくる可能性があるのではないかと考えています。

 

やりたいことリストの中は、基本的に何もしなくてもモチベーション高く保ちながらやり遂げられそうなことばかりです。

 

特にやりたいと思わないことが、このやりたいことリストの中に入ることができれば、何だかハッピーですよね。

 

もし、特にやりたいと思わないことを、やらなければならない状況になったら。。特にやりたいと思わないのにやらなければならないのは結構苦痛です。

 

こんな時、「ハードルが高いから特にやりたいと思わないのでは」という観点でチェックしてみるのも良いかもしれませんねそう、もしかすると道が開けるかもしれません。そして、それがやりたいことに入ってくるかもしれません。

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今週は、やりたいことリストをやったこと、やって感じたことについてお話ししました。来週はやりたいことリストの中にあった「習慣化するもの」について、お話しします。

それでは、今日はこの辺で。

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