人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

夢を叶えたい時気をつけること

ぼんやりと家の中にいることが増えています。

 

家の中にいることは嫌いじゃないので、
読書をしたり、
仕事に関する学習をしたりして過ごしています。

 

そんな時、本棚から昔読んだ本が出てきました。

 

そこで一気にこの本を本棚に収めた時のことが
思い出されてきます。

 

それは、まだずいぶんと若いころ、
「歳とって、すごく暇になったら
読み返そう!」
ということで、本を捨てずにこの本棚の
一番上の奥にしまったのでした。

 

私の若いころは、
「歳をとった時はすごく暇になる」
と思っていたようです。

 

そろそろ老齢期の準備をする歳となり、
自分が今後どんな風に歳を取っていくのかが
何となく見えてきています。

 

「すごく暇」になることはないだろうなぁ、
ということだけは、はっきりしています。

 

70歳定年という話も出てきているこの頃。

 

ましてや定年のない個人事業主という今の職業。

 

土日限定だけど、毎週している農作業。

 

これだけ考えると
「すごく暇」
には絶対ならないような気がします。

 

ということは。

 

私の若いころの夢は叶わない、ということに。

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そこで、ふと思ったのが、
夢に限定条件をつけてはいけないんじゃないか、
ということ。

 

私の若い時の夢は
「読んで感動したこの本を再度読み返す」
ということ。

 

だけど、その当時はもっと読みたい本がたくさんあり、
同じ本を読み返す時間なんてない!
ということで、
「歳とって、すごく暇になったら」
という条件をつけたわけです。

 

若かったねぇ、私(苦笑)

 

この条件をつける、という行為、
叶えたい夢がある時に、やってしまっていませんか?

 

暇になったら断捨離してキレイな台所にする
とか
年収が1千万円になれば外車を買う
とか。

 

~たら、とか、~れば、とかは、
「タラレバ」と言って
いわゆる「もし」という言葉の後に来る
言葉群です。

 

じゃあ、これらの夢を叶えるための「行動」は、
何でしょうか。

 

断捨離ができるだけの時間を作る
年収を1千万にするため自分の価値(業績)を上げる
ということです。

 

では、
時間を作るために〇〇で効率化を図る
とか
業績を上げるために〇〇の資格を取る
とかの行動を起こしていたら、
その夢は叶うでしょう。

 

でも、後半の
「キレイな台所にする」
「外車を買う」
の方に気を取られていませんか?

 

若い頃の私もそうでした。

 

「本を読み返す」
に気を取られ、キチンと本を保存していたのですが、
忙しさはあいも変わらずで、
そんな夢は叶いそうにありません。

 

暇になるための行動は全くしていません。

 

この本を本棚に置いた年齢の時に、
「歳をとったらすごく暇になるぞ!」と
行動を起こしていたら、
もしかしたら今は暇になっていたのかもしれません。

 

数十年の時間をかけて貯金を殖やし、
利子だけで暮らせるくらいにし、
働かなくても良くなっているかもしれません。

 

(もっともこの低金利時代、
どれくらいの貯金があったら利子だけで
食べていけるのでしょうか? 笑)

 

夢を叶えたい時に気をつけることは
最終的な夢に向かう前の段階や条件をつけない
ということ。

 

「暇になったら
とか
「年収が1千万になれば
とかのタラレバをつけて
夢を語らない、ということです。

 

断捨離なんて1日を確保すればできるでしょう。
きちんと数日の予定を組んで計画的にすれば
できなくはないはずです。

 

外車なんて、中古であれば年収1千万なくても
買うことはできるでしょう。

 

本当に夢を叶えたいのであれば、
前の段階や条件を外すことです。

 

そして、夢を叶えるための行動を考える時に
前の段階や条件を考え、
段階になるためには・・・
その条件を満たすためには・・・
と考えて行動することが必要です。

 

さて、古い本を手に取った私ですが、
若い頃には思ってもみなかった障害が
そこに横たわっていました。

 

老眼・・・です(笑)

 

字、ちっさ!

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それでは、今日はこの辺で。