人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

出会い。。

ビジネストレーナーの安部です。大分市にあるユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

九州北部から先は梅雨明けがお預けな状態ですが、もう今日明日にでも発表になるんじゃないかと思っています。本当に暑い日が続きます。

 

車で運転しているとたまに出会うのが、救急車です。救急車の音がすると、どっちから来るんだろうか、とミラー越しに探します。昨日も後ろから横を通り過ぎていきました。

 

たまに救急車の後をついていく車に出会います。ただ、救急車と違って赤信号は通過できないので、どんなに急いでいる人もさすがに止まります。今までに一台だけ、止まらずにそのままついていった車と出会いましたけど・・・明らかに交通違反でしたなぁ。どうなったのかは、その後はわかりませんが。

 

出会うのは楽しいことだと思っています。救急車ではなくて、人との出会いですね。

 

タイトルの歌詞のように男女の出会いが人生では一番大きいのでしょうけれど、出会いはそれだけではないと思います。

 

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私の出会いに関する最大の思い出は、大学の時です。

 

就職活動をしていた私は、講義を抜け出して(ちゃんと単位を取れた講義でした!)求人への応募のために電話をかけようと公衆電話があるロビーに行きました。当時は携帯電話なんてありませんでしたから、公衆電話があるところまで行くしかないのです。

 

公衆電話までロビーを歩いていると、学生課長の先生にバッタリ出会いました。

 

先生は、就職は決まったのか?と聞きました。私は、内定をもらいかけていたところが急遽取り消しになったので、今からです、と答えました。

 

今でいうところの内定取り消しですね。。。

 

当時はバブル直前の超不景気の時代。ニクソンショックから来る円高が慢性化し始め、求人はとても少なく、友だちの中でも内定をもらった学生はいませんでした。男女雇用均等法も施行前で、女子学生にはかなり厳しい状況でした。そんな状況でした。

 

優秀な女子大生ならまだしも、中途半端な私の大学のようなところでは、まず求人はほとんどありません。その上、すでに就職活動時期からずいぶんと時期が遅れていたので、あんまり就職活動に熱を入れていなかった私でさえ、少々不安な気持ちになっていました。

 

学生課の先生は、今知り合いの会社がひとり欲しい、って言っているんだが、行くか?と言われました。ホントに就職活動に本気を出していなかった私は、はい、と答えました。業種も職種も知らないまま。。。

 

学生課長の先生も、たまたま通りかかったところ、私も通常は講義を受けていた時間、偶然の出会いでした。

 

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でも、それをきっかけにして、私は大分県に来ることになり、そのまま大分県に住みついています。それも、あの学生課長の先生に偶然出会わなかったら、また、違った人生だったのだと考えると、不思議な気持ちです。

 

人との出会いは、選択した結果ではなく、偶然が生み出すことの方が多いと私は思っています。でも、その偶然の出会いが、ふとしたことで、その後の人生に大きく関わってくることはたくさんあります。

 

そして、今、会社を辞めてから1年6カ月。様々な方々とお会いすることができました。この出会いも偶然が生んだ産物であり、素晴らしい出会いです。この出会い一つ一つを大切にして、これからも頑張っていきたいと思います。

 

ふとした思いつきから歌詞タイトルシリーズになってますね。。。

 

それでは、また明日。

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時には昔の話を・・・

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

タイトル、ご存知の方はそれなりのご年齢の方ではないかと思います。すみません、私はこの歌手の方よりずいぶん年下なので、感じは良くつかめていません。。。(苦笑)

 

今週は、気ままにブログを更新する週として決めています。今日は、時には昔の話をしてみようと思います(笑)

 

中学・高校の合わせて6年間、国語の先生に非常に恵まれていたので、国語という教科は今でも生活の基礎になっています。今でもすぐに思い出すのは、国語と数学の先生。あとは・・・ごめんなさい、あとは担任の先生しか思い出せません・・・(汗)

 

 

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好きだった先生ではないのですが、ある国語の先生を思い出しました。日本語は論理的でない、ということをおっしゃってました。「だから、戦争に負けたんだ」とも。

 

その国語の先生は、いわゆる全共闘世代。ヘルメットをかぶって大学に籠った経験があるそうです。その先生は、安保闘争が終わった私の高校時代になっても、学校行事の時に歌われる「君が代」は絶対に歌わないし、日の丸掲揚の時も立ち上がらない(座ったままソッポを向く)という徹底ぶりでした。校長先生からかなり注意を受けているらしい、という噂がありました。

 

おそらくその思い出は先生の青春であり、その時の信念をずっと持ち続けていることはすごいと当時思っていました。

 

その先生を見て、信念を持ち続けることの意味を考えさせられました。長いものに巻かれろ主義ではなく、自分の想いを貫くことの大切さを身をもって教えてくれたのだと思います。

 

ただ、日本語が論理的でない、というのは、私には解せないことでした。

 

今は、日本語が論理的でないわけではなく、考え方が論理的であれば、日本語だって論理的に表現できる、と私は思っています。

 

いわゆる主語述語を明確にし文章を短めに記述すれば、論理的な記述ができます。

 

もちろん話し言葉になると、主語と述語の位置が遠く離れている日本語の構造上、長文を話しているうちにねじれて論理が破綻する、ということはあると思います。でも、それをとらえて「日本語は論理的でない」というのは結論が早すぎると思うのです。

 

日本語でも非常に論理的な文章を書かれる方は多くいらっしゃいます。

 

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勘違いしてほしくないのは、論理的な文章と抽象的な文章は同じではないということです。

 

良く頭のいい人の文章はわかりにくい、ということが言われます。頭のいい人が書く文章は抽象的な言葉を多く取り入れるため、抽象的でわかりにくくなる傾向となります。抽象的な言葉でないと、自分の考えを表現できないため、仕方ないことなのですが、それと論理的な文章は違うと思っています。

 

論理的な文章は、私はプログラミング言語のような文章だと思っています。

 

「これ」「それ」「あれ」「どれ」という「こそあど」言葉を使わずに、主語と述語の位置を近づけて(つまり一文を短くして)、余計な情報を破棄し順序立てて記述していけば、日本語も十分に論理的な文章を書ける言語です。

 

戦後、日本語廃棄論も出たと聞いています。でも、日本語はとても素敵な言語だと私は思っています。その一つに、「オノマトペ」が豊富だからです。

 

オノマトペ」は日本人であれば、必ず普通に使っている言葉です。

  •  今日は風が「そよそよ」吹いて、涼しいねぇ
  • 雨が「しとしと」降っているよ
  • みんなで「ワイワイ」しゃべった

この「そよそよ」とか「しとしと」とか「ワイワイ」といった言葉のことをオノマトペと言います。絶対、使ってますよね(笑)。これだけで相手に意味が通じる会話をする、って遊びもできるほど、日本語はとても豊富です。

 

良く博多弁での笑い話に「すっ、すっ、すっ」で意味が通じるというのがあります。「すーすー(ちょっと寒気が)する」という意味です。オノマトペがなければ存在しない方言ですよね。

 

日本語は論理的な表現もできるし、こういった面白い表現もできる言語です。第二次世界大戦の敗戦理由に日本語が論理的でなかったから、というのは当てはまらないと私は考えています。

 

明日のテーマはまだ未定です。テーマを決めないということは実は自分を追い詰めることなのだ、とかなり今困ってます。

それでは、また明日。 

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教科書を読む

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

今週は自分のレベルに合わない本を読むことについて、話をしてきました。最終回の今日は、教科書を読む、ということです。教科書と言っても学生時代に使っていた教科書だけではなく、一般的な教養について書かれた本のことも含めます。

 

先週、私は数学でつまずいたことを書きました。

これが何の役に立つんですか?と聞いた結果 - Ugrade 人材育成の道すがら

なので、今は大人向けの数学の本にチャレンジしたいと考えています。

 

ですが、いまだにまだ読めていません。優先順位がとても低いので、まだ、積読本より低い身分になっています。。。読めたら、ここでご報告しますね。数年後かもしれませんが・・・

 

確か、この本をきっかけにして、大人の学び直しの本がたくさん出版されるようになりました。学生時代の積み残しがある方はぜひチャレンジされると良いのではと思っています。

 

ただ、教科書というのは、本当に退屈な本になっている場合があります。それは、学習指導要領やシラバスというのがあり、それに沿っている本の場合は、本の内容に「流れ」が存在していないからです。

 

小説の場合には必須に存在しているであろう「流れ」。つまり、ストーリーですね。実は、通常の本にもほとんどに存在しています。

 

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例えば、ビジネス書の場合は、そのほとんどが次のような構成になっています。

  1. 著者の自己紹介
  2. 本を書くに至った社会的な背景と課題
  3. 課題が解決された姿
  4. それを解決するための考え方
  5. 考え方を実現するための道具やテクニック
  6. 道具やテクニックを利用した後の姿
  7. まとめ

こういった流れがあるから人は書いてある内容を一冊の本で理解することができます。

 

ビジネス書と違って教科書は、○年生のこの時点では、この段階であるべきなので、この内容をこのレベルまで理解できるように記述する・・・という学習指導要領があるため、流れがある程度無視されています。というより、流れが数年単位(通常、中学は3年、高校も3年)で考えられているということです。

 

ただ、大人の場合は、すでに学習していることなので、自分が必要とする項目ごとに読めば良いので、最初から通して読まなければ、と思いこまないようにして欲しいと思います。

 

例えば、孫子の兵法について知りたいと考えます。経営戦略に利用したい、という気持ちから、経営に携わる人はこういった発想があると思います。

 

そういった場合、

で、漢文を読む必要があるかどうか、です。

 

大人向けの教科書というのはこういったタイプを私は想定しています。この本の場合は、原文(漢文)を読み、読み下し文を読む。それで理解できる人は、良いとです。ただ、通常の人、ここでは経営戦略に何か活かしたい、と考えているだけの人にとっては、「で、どこが自分にとって必要なのか?」ということになり、読みにくい本となってしまいます。

 

純粋な気持ちで孫子が読みたい、という人にとっては、この本は最適です。教養を身につけたい、何かの折に「孫子がこう言ってましたよね・・・」って言ってカッコつけたい、というのは誇張があるとしても、経営者として必要な教養の一つとして知っておきたい場合は必須だと思っています。

 

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ですが、今、ここだけが知りたい、という場合は、教科書的なタイプの本は不向きです。こういった場合は、「超訳」といった風なタイトルがついている本を購入し、必要な個所を見つけて、そこで、この岩波文庫を開いて、該当する箇所を読んでみる、という方法が良いと考えてます。

 

大人が読む教科書は全体を広く浅く知っている状態で、深く知りたい時、本物を知りたい時に利用するものです。逆に言えば、そういった本物を知る時には重要な本なのです。

 

今、私の仕事場に積読状態になっている本の中に、あるテーマに沿った論文集があります。大きさは通常の新書サイズですが、厚みが15センチくらいあります。持って回れないので、机にそれこそ「積読」状態になっています。これは、私にとっての教科書です。この本も読み終えたら、ご報告しますね。

 

あ~、宿題が多いな、今回。。。(涙)

 

来週の月曜日は祝日なのでブログはお休みします。そのため来週は、火曜日から金曜日までの4日間です。そこで、来週はちょっと一休みとして、雑感を含めたテーマを決めずにダラダラとお話いたします。

 

ただ、意外とダラダラ話をする、という方が実は大変だったりするものです。。。やっぱり今回、宿題が多すぎます・・・(笑)

 

それでは、また来週。

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腹が立つ本を読む

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

腹が立つ本を読む。

 

なんか刺激的なタイトルですね。

 

まあ、本を読んでいるウチに腹が立つ本の一冊や二冊、出会うことがあります。私も昔、「こんな本、あり得ない!」とウキー!となって、そのまま本を破棄したことがあります。若かったな~~~私・・・(遠い目)

 

最近はほとんどそういったことはありません。

 

腹が立つ本って、どんな本でしょうか。

 

だいたい、自分の考えと反対のことを述べている本、ということです。

 

ネットであれば、玉石混合の世界、つまり、レベルの高いものも低いものも公表されているので、多少の注意は必要ですが、出版の場合、法に少しでも触れるようなものは通常存在しません。ある一定のレベルは保証されています。そうでなければ、「編集者」という職業は不要なわけですから。

 

なので、自分の考えと正反対のことを述べていたとしても、違法ではないし、レベルが極端に低い、というわけでもないのです。

 

そう考えれば、腹を立てる、ということ自体、ずいぶんおこがましいことです。

 

そう気がついてからは、腹が立つ本はほとんどなくなりました。つまり、腹が立つ本である、と決めるのは自分の考え方次第である、ということです。

 

世の中にはさまざまな考え方があります。なので、いろいろな考え方を述べた本が存在するわけです。自分の考えと全く正反対であっても、それはそれで「アリ」なのです。腹を立てる筋合いではないのです。

 

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少し前に、久しぶりにある作者の本を読みました。いつもベストセラーを量産されるその方のデビュー本を読んで以来、もう長いこと読んでいませんでした。腹が立つほどではなかったものの、少し苦手意識があって、ずっと読んでいませんでした。

 

相変わらずの論調でしたが、今回はフーンという気持ちで読み進めることができました。私と考え方はずいぶんと異なりますが、それはそれなりに「アリ」な論理であるので、受け入れることにしたのです。

 

もちろん100%共感はできません。でも、私の周りにもこの方の論理に共感できる方はたくさんいるはずなので、そういう方の理解に役立つと思えるのです。

 

そう考えると腹が立つ本なんて、一冊もない、ということになります。

 

こう書いたところで、ひとつだけ腹が立つ本を思い出しました。

 

「○○を解決するたった一つのコツ」

と書かれたタイトルなのに、コツが複数ある・・・という本。

 

覚えるのが苦手意識のある私としては、一つ覚えれば良いと思ったので、購入したものの。。。詐欺や・・・とつい思ってしまいました。

 

作者を擁護すれば、大きなテーマとしては一つだったのですが、その一つを実現するために複数のコツがある、ということだったんですね。でも、ちょっとタイトルに違和感があります。買ってくれ~~~と言わんばかりのタイトルですね。

 

まあ、私も、このブログのタイトルのつけ方にベストセラーのビジネス書のタイトルを参考にさせてもらっていますが、明らかなウソはないように気をつけています。たった一つのコツ、と書くならば、コツはできる限り一つにする、という、原則は自分に課しています。

 

タイトルにコツの数を明記しているのは以下のブログです。

研修を効果的にする2つのコツ - Ugrade 人材育成の道すがら

 

まあ、腹が立つ本も見方を変えれば役だつ本になる、と考えて、読むようにしたいと考えています。

 

でも、どうしても、どう考えても今の自分にも将来の自分にも役立つとは思えない本が存在します。その時は、スパッと諦めることです。

 

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時間は有限です。人生の中で読書に使える時間はそこまでたくさんあるわけではありません。だったら、さっさと他の本に変えた方が良いです。最近では、二冊ほどそういう本に出会いました。残念ですが、仕方ありません。

 

明日は、難しい本の中でも最強?の教科書を読むことについて話したいと思います。

それでは、また明日。

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積読本を読む

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

積読・・・つんどく・・・

 

本を買ったは良いが、読まずに積んでおく本。たくさん積まれて、まるで壁のようになった場合もある・・・

 

という積読本の定義。私は、こう定義しています。

 

皆さん、積読本って、ありますか?

 

私にもたくさんあります。本をたくさん読んでいるようなブログを書いている割に積読本も意外とたくさんあるんですよ(苦笑)。

 

積読本も私には二種類あります。一つはどうしても読みたい、もしくは、読まなければならない本。もう一つは、時間があったら読もう、と思っている本。

 

ハッキリ断言します。後者はたぶん読みません。。。(笑)

 

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ところで、積読本って、どうしてできると思いますか?

 

書店に行って、あるいは、Amazonなどのネット書店のサイトに行って、「お、読みたいな」と思った本を買います。その際、一冊ではなく、複数冊買います。滅多に買いに来ないし、とか、まとめて配送料をタダにしたいし、といった理由からです。

 

買って帰って、あるいは、送られてきて、手に入れた本はどこに置きますか?

 

はい、机の上とか書棚の空いているところとか、はてまた床の上とか、「すぐ読むから」という理由で、手近なところに置きますよね。そこで、「積読本、完成!」です。

 

そこで、その本を読むモチベーションが一番高い時はいつでしょう?

 

書店で「読もう!」と思って手に取った時、ネット書店で買い物かごに入れた時、この時が一番モチベーションが高いです。でも、積読本になった時はどうでしょうか?

 

書店で買って帰った時、その重さにうんざりきてたり、外の暑さ寒さに疲れてたり、で、「読もう!」と思っていた気持ちは右肩下がりになっていて、「まあ、後で読むからいいや」と思ってしまいます。

 

私なんか、Amazonで買うので、送られてきた時、「あれ? こんな本、買ったっけ?」と買ったことすら忘れていることが多いです。配送間違い?って何度調べたことか・・・(汗)

 

このダダ下がりのモチベーションを再度上げる方法が実はあります。

 

積んでおくのです。その代わり、背表紙(本のタイトルが見える方)がきちんと見える方向に置いておきます。そして、たまに眺めます。毎日眺めるとプレッシャーを感じてしまうので、たまに眺めるというのがコツです。できれば、買ったことを忘れてしまうくらい間を空けます。

 

すると、本と新しい出会い(再会ですが・・・)が起こります。「お、この本、読みたいな」と思える出会いができるのです。

 

もともと本の中身に興味があって購入したのですから、再び興味が湧いてくる可能性が高いのです。再び出会った時も新鮮な興味と読みたいという感情を持つことができます。その時がチャンスです。

 

その本との出会い(再会)を感謝して、読み始めてください。

 

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日の出の写真 出会いに感謝

 

私は積読が悪いことだと思っていません。買いに行く手間が省けてラッキーとすら思っています。積読を想定して、その本たちを置く場所を用意しています。その本たちからの「読んで」アピールを受けつつ、読みたい本を選ぶ・・・なんか幸せですよね。

 

その積読本の中から、何日たっても興味が湧いてこない本があったら、少し離れた本棚にそっと移動します。おそらく、そのままお別れすることになるかもしれません(捨てる、あるいは売却する時に再び判断しますが)。きっと買う時は一時的な熱情を感じたのでしょうけれど、その熱情が復活することがなかったのでしょうね。

 

こんな不幸な本との出会いを少しでもなくすために、私はAmazonで買うことにしています。意外と不幸な本との出会いはリアル(いわゆる普通の)書店の方が多いのです。表紙の雰囲気や手触りとか本の厚みとか、文章以外の部分で「良いかも」と思ってしまうと、結局読まずに終わってしまうようです。その点、Amazonだとその本の中身を文章だけでしか判断できないので、もっと冷静な判断ができるような気がします。

 

もっともAmazonだと、カートの合計金額が常に表示されているので、現実的な金額にいつも気持ちを突き付けられています。それが、更に書籍の選択をシビアにさせます。書店だとレジに行ってから、「予算オーバーだから買うのを辞めます」って言いにくいですよね。。。書籍だけでなく、買う品物の金額を暗算で計算するのが苦手です・・・

(笑)

 

積読になっても気にせずに、いつかその本に再度「恋」して読んでいただけたらな、と思っています。モチベーションを上げた時の感情は、一種の恋ですよね。モチベーション論者から怒られそうな話ですが・・・(笑)

 

明日は、腹が立つ本について話したいと思います。

それでは、また明日。

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難しい本を読めるようになる

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読みだすと寝てしまう本について、昨日は話をしました。今日は、そこまではないけれど、少々難解な本を読む方法について、話をしたいと思います。

 

読みだすと寝てしまうほどではない、内容もそこそこ理解できる、でも、なかなかページが進まなくて、読むのにとても時間がかかって、何となく、その本自体に飽きてきそうな本です。

 

そんな本に出会ったら、私は、「超飛ばし読み」します。

 

「超飛ばし読み」とは、本の中の章タイトルや太字で書かれた文章だけを読み、どんどんページをめくっていく方法です。太字表記がない本であれば、目についたところ、図が描かれているところを拾い読みします。

 

こんな風に読んでいくと、どんな本でも30分もあれば読み終えます。

 

それで、本が読めたことになるのか?ということですが、なりますよね、一応。

 

だって、太字で書かれた文章は作者が大事と思った文章です。その文章だけを拾い読みするのですから、当然、作者の言いたいことはひとまず読み終えることができます。ここで大事なのは、この作者は要は何が言いたいのか、先にはどんな話題が待っているのか、ということを「大まか」に知るためです。

 

たくさんの時間をかけて読んだけど、本の内容に今一つ共感が持てなかった、ということだったら、読んだ時間がもったいないです。だから、共感が持てそうな本かどうかを確かめるために「超飛ばし読み」をするのです。

 

また、「超飛ばし読み」にはもう一つの利点があります。それは、だいたいの本の内容を把握できる、ということです。作者が言いたいテーマや概念を大まかに理解することができます。良く出てくるキーワードを知ることができます。

 

この良く出てくるキーワードが理解できないと、その本を理解することが難しいと思えば、そのキーワードについて調べることができます。キーワードを十分に理解すると、実はその本を読むのがとても楽になるのです。

 

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本を早く理解するには・・・という話を以前しましたが、本のキーワードや作者の言わんとすること、概念などを先に理解しておくと、早く読むことができるようになります。なかなかページを読み進めることができないのは、そういった知識がないためなのです。

 

何と大雑把な、と思う方もいらっしゃると思います。私も以前はそう思う人間でした。作者が書いた一文一文を理解していく、そういった読書が良くて、大雑把に内容を掴む、という読書は邪道だと思っていたのです。

 

でも、次のように考えると、邪道と思っていた読書法が本当は社会人のための読書法である、と思うようになりました。

 

  • 一文一文を理解することが本当に必要ですか?
  • 文章内の「それ」が指す言葉を探すことは本当に必要ですか?
  • それは学生時代、国語の授業でしていたことと同じですよね?
  • 社会人になった今、それは必要ですか?
  • 今ここに書いたことはすべて必要ではないですよね?

 

一冊の本のすべてを理解するより、大雑把でも作者が言おうとしていることを掴み、多くの本を読む方が、社会の中で生きていく知識を得るには重要です。

 

こう考えた時、私の読書法が今のスタイルになりました。

 

こうした方が実はメリットが多いことに気づいたのは、つい最近です。本の内容をキチンと理解し記憶することができるようになったことです。これについては先日お話しました。

本の内容が頭の中に入る速読法 - Ugrade 人材育成の道すがら

 

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国語の授業のように読書することが必ずしも「正」ではないこと、昔、国語の教員になろうと教育実習をしていた時の違和感はこれだったのでしょうかねぇ。

 

教材を論文が良いと答えたら、担当教諭から「変わった人ですねぇ」と言われた記憶がよみがえりました。あの時は単純に答えが見つかりやすい論文が好きだったから。中学校の国語の論文は論理が比較的明快だから。

 

正解はない、と言われる国語だけど、受験国語は必ず正解があります。そんなことに反発するほど当時も今も気概があるわけではありません。

 

でも、今読もうとしている本は強制されているわけではないし、正解を答えなければならないわけでもないのであれば、国語の授業のように読む必要性は全くないのだと、私は考えています。

 

明日は、積読本についてお話します。今も、これを打ち込む横に本が積まれています。この積読本の正しい読み方(?)についてです。

 

それでは、また明日。

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読みだすと寝てしまう本を読む

ビジネストレーナーの安部です。ユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

蒸し暑い日が続きます。雨も多いですし。。。いつもブログを書くのは自宅なのですが、クーラーも扇風機もない場所なので、今週のブログを書く場所はカフェに移動しました。涼しくて良いですが、人目がちょっとだけ気になります(笑)。

 

今週は読書法パート2として、読めずにいる本の読み方について、話をしたいと思います。通常の読書法では、こういった本は題材にしませんし、ネット上でもあまり話題にしていないと思われます(私が目にしていないだけかもしれません。もしご存知の方はコメント欄を使ってお知らせください)。

 

トップバッターは、読みだすと寝てしまう本。

 

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爆笑。

 

私にもあります。何故か、その本だけは「開いた瞬間にウトウト」。気がつくと、1ページも進んでいなくて、一週間たっても5ページも行ってないという本。

 

読まなきゃ、という思いは強いんだけど、どうしても読めない本。

 

こういう場合、皆さんはどうしてますか?

 

私は、そんな本は「読まない」ことに決めています。

 

仕事上、どうしても期日までに読んでしまわないといけない、という場合は仕方ないかもしれません。でも、経験上、仕事で使うから読んだ方が良い、というレベルではないかなと思います。例えば、上司から「この本、読んでた方が良いよ」といった本です。

 

会社で読書感想文を書かせられるから読まなきゃ、という本はそこまで難しい本が題材に取り上げられることはないはずです。でなければ、本を読む時間を残業と認めて欲しいですよね(苦笑)。

 

期日までにどうしても読まなければならない場合は、私は媒体を変更します。

 

通常、本は紙媒体ですが、今は電子書籍やオーディオブックがあります。かなりの書籍が今は電子書籍になっているので、買いなおしてみます。電子書籍であれば、スマホやパソコンでも読むことができるので、ちょっとしたすき間時間を利用して、ページをめくることができます。

 

また、オーディオブックであれば、車を運転している時間などに聞くことができるので、夜の読書時間に眠りながら・・・ということなく、読み進めることができると思います。

 

オーディオブック化されていない本もあるのですが、このサイトは、ビジネス系の本を多く置いているので、お勧めです。

www.febe.jp

 

ただ、急ぐ本でないのであれば、本を読む期間を先に延ばすこと、つまり「読まない」ことを選択する方が良いと考えています。理由は3つです。

  1. その本を理解できないので読み進めることができないから
  2. その本は自分に関係が深いから読みたいと強く思っているので、また読む機会は訪れる可能性が高いから
  3. その本を理解できるだけ知識がレベルアップすれば必ず読み進めることができるから

 

読みだすと寝てしまう本は、今の自分のレベルにあっていないのでスムーズに読み進めることができないのです。また、それだけ寝てしまうのに読もうとする本は、非常に読みたい、内容が知りたいと思っている本なので、その本に対する興味は多少時間が空いたとしても薄れる可能性は低く、また、読みたいと思うようになります。そして、他の本でレベルアップすれば、その本をスムーズに読めるようになります。

 

興味があるから寝てしまっても読みたいと思う本であれば、同様のもっと軽い本もきっとたくさん読見たいと感じます。そしてたくさん読むことになります。そうなれば、それだけの知識が蓄積され、今よりもっと早く読み進めることができるようになるはずです。

 

もし、読みだすとどうしても寝てしまう本が手元にある場合は、ぜひ、積読リストの中に入れておいてください。積読本については、水曜日にお話しします。

 

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ところで、どんな本でも読みだすと寝てしまう方がいらっしゃると思います。ぜひ、そんな方は、ご自分の睡眠時間を確認してください。体自体がお疲れで、じっとしていると寝てしまう、という状態であるかもしれません。

 

他の理由としては、メガネが合わない(老眼の方は特に)、眼球の筋肉が固く目を上下にするのが辛い、といったことも考えられます。更に、目からの情報より耳からの情報の方が理解が早い、という人もおられます。そういう方はオーディオブックのご利用をお勧めします。

 

私自身は耳からの情報収集は苦手です。ラジオを良く聞くのですが、どうしてもハッキリとした音声の方の声で、かつ、音量を大きくしてないと耳に情報が入ってきません。オーディオブックを何冊か試したのですが、諦めて、同じ題名の紙の書籍を再度買いなおしました。

 

読みだすと寝てしまう本、つまり少々難解な本を読むことについて、今日はお話しました。明日も、難解な本をどうにかして読み解く方法について話をします。

それでは、今日はこの辺で。

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