人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

夢を諦めることは次の夢の卵

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

私がこのブログを書く目的は会社の広報ですが、実はそれだけではありません。自分の考えの整理をする、という隠れた目的があります。今週、夢について話をしていくうちに、私には夢がないのではなく、夢を実現しつつ今まで生きてきたので、夢らしい夢がないように感じられたのだ、と気づきを得ることができました。

 

専業主婦だった時代、私は専業主婦がとてもリスキーに感じていました。家計を支えるのが旦那ひとりであることはリスキーです。もし旦那の会社が倒産したら、もし旦那がぽっくり死んだら・・・(旦那からは縁起でもない、といつも怒られていましたが・・・(笑))。手に技術も資格も免許も持っていない(運転免許くらいしか持っていません)私が、子ども達を育て上げることができるのか、という自信が全くなかったのです。

 

当時も在宅の仕事はありました。手が不器用な私ができることで仕事になりそうなことは当時ワープロ打ちの仕事でした。在宅でできないか、と電話帳からピックアップして何社か営業の電話をかけたこともあります。ただ、当時、在宅の仕事でワープロ打ちの仕事はなかったですし、第一大手企業でないとワープロすらなかった時代ですから・・・電話をかけた会社さま、ご迷惑をおかけしました。

 

だから、働ける時期になったら最初はパートから始まり、その後転職して契約社員となりました。たまたま空き要員が出たので、正社員となった時にはなぜかいきなり係長クラスの職位をいただきました。

 

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専業主婦時代に夢だった正社員で働くことが叶いました。それから十数年を経て、独立できるだけのスキルを身につけることができ、何とかやっていけそうだと自信を持つこともできました。私の夢は、どうも突飛で大きな夢ではなく、小さな夢だったので、実現したのも気づかないくらいだったようです。

 

起きている時の夢が小さいから寝ている時の夢がゴジラという巨大生物を説教するという突飛なものなのでしょうかねぇ(笑)

夢を求めて三千里? - Ugrade 人材育成の道すがら(参考)

 

ただ、私の夢が大きくなかったから、目のまえにやるべきことがはっきりわかり、実現できたのだと思います。そう思うと単純に私は恵まれていたのです。

 

でも、夢が大きいことはきっとそれだけ大きなチャンスをつかむ可能性を秘めているわけなので、恐れずにチャレンジしてほしいと考えています。

 

それでも、夢が実現できない時は・・・

 

最初にお話ししたように小説を書くという夢は途中で完全に諦めました。諦めたタイミングは時間的に余裕がなくなった時でしたが、それは単なる言い訳で準備したものです。努力するのが嫌だったし、努力しようとも思えなかったので、諦めることにしたのです。夢を追い続けることも大切ですが、自分の心を正直に見つめ直して、夢が夢でなくなっているタイミングで、行動をやめる、ということも必要だと思っています。

 

スポーツ選手が引退する時はこんな感じなのでしょうね。自分の心の中ではちゃんと決着がついているのだと思います。その決着をつける気持ちは誰にも分らず、本人のみが理解するものなのでしょう。

 

でも、諦めたからといって将来に全く影響しない、ということはないと考えています。それは、ブログを書き始めてから感じました。文章を書くことが苦ではないのです。こんなところに役に立ってます(笑)

 

また、今までの人生のすべての経験が何らかの役に立っていることも感じています。

 

努力したことや頑張ったことはもちろん、頑張らなかったことやサボったことも今は役に立っています。

 

夢を途中で諦めたとしても、次の夢の実現のお役に立つということを今実感しているところです。夢を叶えるために努力したけれど叶わない時、それは次の夢の卵をもたらしてくれるチャンスだと。

 

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夢を叶えるのは大変ですが、それに向けて努力していると、夢はそのままの姿ではないですが、少し変化してより叶えやすい形に変わる時がある気がします。昔のままの夢ではないけれど、変化した姿で再び現れるのです。私にとって、このブログを書くこともそうです。小説ではないけれど、文章を書く、という点では同じです。ちょっとシフトした(ズレた)だけです。

 

本当に夢を叶えるには、時代背景など自分ではどうしようもない要素も関係してきます。その中で諦めずに努力することで、夢は叶っていくのでしょう。でも、中にはどうしても叶わない夢も出てきます。ただ、それは夢がシフトしていき、その時代、その人にあった夢が実現していくのだと思っています。

 

上司から夢は?と聞かれて、夢って何だろう、と考え続けて、約10年。このブログを書きながら整理したことです。

 

さて、 来週のテーマを何にしよう・・・と考えています。すでに今月いっぱい分くらいのテーマと仮タイトルはできているのですが、結構マジメなテーマが続いたので、ちょっとくらいおちゃらけなテーマでも・・・というヨコシマな考えがよぎっております。

 

ということで、来週のテーマ未発表のまま、今週は終わります。 

それでは、また来週(苦笑)

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夢に近づくためには

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

夢を実現させるためには「行動する」というお話を昨日しました。動いてみたら自分にマッチした夢だったかどうかがはっきりわかってきます。まずは行動することをお勧めするのですが・・・ここで問題が生じます。

 

まず最初に何をしたら良いかわからない、ということ。

 

こういう質問を年に数回受けることがあります。「ゲームを作る人になるにはどうしたら良いですか?」という質問。

 

ゲームを作りたいって、ゲームを作る人のどんな仕事の人になりたいのか?と聞き返すと、ほとんどが首をかしげます。ゲームを作る、と単純に言っても、絵を描く人、音楽を作る人、ゲームを動かすシステムを作る人、ゲームの機械を作る人・・・他にもたくさんいます。さて、どれ?と聞いても首をかしげるばかり。

 

もしそれを実現したいのなら、まず調べることをしてほしいと思います。例えば、ゲームをコンプリート(最後までクリア)した後に出てくるテロップを見て、どんな人がどんな仕事をしているのか、どんな職種があるのかを知ることができます。

 

他にも図書館などにはゲームを作る人になるには・・・といった書籍があります。そういった資料を元にその方面の「知識を得る」ということが必要です。知識がなければ、夢を叶えることは難しいでしょう。

 

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もしどこから調べたら良いのかもわからない、ということであれば、知っていそうな人に聞くことです。もしくは会う人、会う人に「私は○○がやりたいのだが、どうすれば良いですか?」と聞いて回るのも手段だと思っています。そうすることで詳しい人にたどりつく可能性が増えてくるからです。

 

これは私が小説を書くことを諦めた時に痛切に感じたことです。その夢を叶えたいのであれば、知識を得ることが大事です。

 

ある程度、知識がある、というのであれば、次のステップです。何をするのか、行動リストを作成する、ということです。行動リストを書き出せば、それをいつまでにするという期限を決めます。もし可能ならば、それをどれくらいまで(どのような状態まで)するのかも決めておくのです。

 

そのためには今の自分の実力を十分に理解する必要があります。何となくできそう、という感覚だけでも大丈夫かもしれませんが、たどり着くのに遠回りする可能性があります。

 

ただ、正確に自分のことを知るのは、かなり大変です。自分を正確に認知するためには「メタ認知」という能力が必要だそうです。このメタ認知はトレーニングで身につけることができるので、意識してトレーニングしていれば小中学生では難しくても大学生になる頃には十分に身につくと思われます。

 

私はメタ認知のトレーニングの専門家ではありませんので詳細は分かりません。ですが、ある程度の年齢でメタ認知がないなー、と思われる方は、ネットなどで調べるとたくさん出てきますので、トレーニングをしてみると良いかと思います。日記をつけるのがメタ認知のトレーニングには適しているようです。

 

要は自分がその場面でどのような感情や考えを持っていたのかを冷静に見つめることができる能力なので、日記を後から読み直すというトレーニングで、自分自身を深く知ることができる、というようです。

 

ちなみにこのメタ認知という言葉、私は大学の教育学部の先生から初めてお聞きしました。教育学等ではポピュラーな用語なのでしょうね。

 

過去の自分を振り返って見つめる、というトレーニングですが、大事なのが「冷静に」見つめる、ということです。ここで感情的になって、「ああ、あの時、なんであんなことを言ったんだろう・・・やっぱり自分って駄目だなぁ・・」といったネガティブになるためのものではないので、ご注意を。冷静に反省することです。評価や判断はしないことです。

 

話は元に戻しますが、自分自身を深く知り、夢に近づくために自分ができていないことがあれば、それを補充するためのトレーニングや学習を行います。専門家のところに通っても構いませんし、独学でも構わないと思います。

 

ここで学習の習慣化が難しくて、挫折する人が多く出てくるのでしょう。習慣化については、このブログでも触れてきたのですが、いつかまとめたいと考えています。

 

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ところで、私は不思議な体験を二度したことがあります。

 

最初は自宅を購入する時。一軒家を購入するぞ、と決めた日に、ある高台の場所で、「こんなところに住みたいな」と思って見ていました。場所といい雰囲気といい、自分好みだったんです。そして、その一年後、その高台から見下ろしたすぐの場所に住んでいる自分がいました。購入した後に気がつきました。散歩で高台に上がった時、あれ?ここからの眺め、以前に見た記憶がある・・・と。

 

二つ目はある場所を訪れた時、「こういう場所で働きたいな」と思いました。数年後、気が付くとその場所で働いていたのです。就職した会社は最初違う場所でしたが、その会社が私が願っていた場所に入社後に移転したのです。

 

願っていれば、人の判断は自然とその方向に向けていくようにできているのだ、と、私はこの二つの経験から思うようになりました。すべてが直結しているわけではないと思いますが、重要な場面での判断はきっとどこかで自分の夢や希望が深く反映されていると考えています。

 

夢に近づくためには、そのために何をするべきなのか、行動することを見つけること。そのためには自分自身を深く冷静に見つめること。そして、夢に近づきたいと強く願うこと。の3つがポイントだと考えています。

 

少しでも多くの皆様が夢が実現されることを願っております。

それでは、また明日。

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夢を実現するには?

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

昨日は夢を持つことについてお話をしました。夢を持つことはおそらく簡単なのだと思います。難しいのはどんな夢なのか、ということを認識することが難しいのだと思います。はっきりとしたイメージが浮かばない、何となく・・・って感じ、というものだった場合は、なかなか夢を持っています!とは言いにくいですよね。

 

でも、ぜひとも自分の夢を見つけていってほしいと思います。かくいう私も頑張って夢を認識していきたいと考えています(持っているとは思っていますが・・・)

 

【目次】

 

 

行動を起こす

ただ、自分探しの旅・・・といって探し続けるのは、現実問題としてどうなんでしょうか? たまに40代後半から50代の方で「ずっと、自分探ししてます」と言われる方を見かけます。ということは、今まで生きてきた自分を否定し続けているのかなぁ・・・と思ってしまいます。今の自分と求めている自分は違うから自分探しをするわけなんですよね。

 

夢は外にあるわけでなく、自分の中にあるものだと思うので、自分の中でじっくりと探していく・・・そうすれば、そう時間がかからずに見つけることができると思います。

 

それでも見つからない場合、他の問題もあるかもしれません。それは、現在がとても過酷な状況にあるために将来に期待が持てない場合。身の危険をずっと感じ続けていれば将来の夢を考える余裕もないかもしれません。そういった方はぜひもっと外側の人に援助を求める必要があると思います。

 

見つけた夢を実現するには、一も二もなく行動を起こすことです。まとめサイトで申し訳ないのですが、脳学者の茂木健一郎さんもおっしゃってます。

茂木健一郎さん 連続ツイート第635回「夢があるのに、飛び込まない人がいる」 - NAVER まとめ

 

では、なかなか行動を起こせない理由は何でしょうか? 考えられる理由は以下の3つです。

  1. 労力に対しての効果(費用対効果)を感じられない
  2. 面倒くさい
  3. 何から手をつけて良いのかわからない

 

労力に対しての効果が感じられない

これが理由であるならば、それは実現したいものではない、ということだと思います。つまり、どうしても実現したい夢ではなく、ただ何となくこうなっていればいいなぁ、という感じだと考えています。

 

良く宝くじを購入した人が、当たったら○○したい・・・みたいなものですね。

 

面倒くさい

こういう方が一番多いのではないでしょうか。

 

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以前、ITエンジニア育成の仕事をしていたという話は何度かさせていただきました。仕事柄、ITエンジニアになりたい、という方によくお会いしました。

 

ITエンジニアって良いですよね~。座ってできる仕事だし、汗もかかないし(楽だし)、それに給料も高いし、最先端を行っている感じがするし(カッコいいし)・・・と言われました。

 

それでエンジニアになるための勉強を始めたら、途端に「え?こんなに覚えなくてはならないことが多いんですか?」と言われます。全部丸暗記をする必要はないのですが、ハードウェアの基本的な知識やソフトウェアを構成している技術群、プログラム言語の基礎知識、ネットワークの基礎知識・・・意外と範囲が広いのです。それを勉強しなければならないとなると面倒だな・・・と思われるのか、やる気をなくされる方が多いです。

 

もちろん、すべてを理解しなければITエンジニアになれないわけではないことは十分に伝えているのですが、諦める方が少なくありません。中には、勉強すること自体に慣れていないから・・・といった理由をあげられる方がいます。学校を卒業して時間が経っていますからねぇ。。。でも、それは最初から分かっていたことじゃ・・・と思ってしまいます。

 

面倒くさいと思われる方は、夢を実現するための動機付けが弱いのだと思います。確かに退路を断って挑まれる方がたまにおられます。そんな方が挫折してしまうと教えていたこちら側もかなり落ち込みます。こういう方は、習慣化のトレーニングをしてから挑まれることをお勧めします。

 

何から手をつけて良いかわからない

このタイプが一番成功に近いところにいらっしゃると思っています。夢を実現する手法がわかればきっと動き出すからです。

 

手法は、一つ。夢を実現しそうだと思われる行動を見つけ、動いてみる、ということです。

 

夢が叶うかどうかは誰もわかりません。その人の性格や特性が関係する場合もありますし、たまたま、といった偶然性も関わります。だから、誰も夢は叶う、とは言えないのです。こういった誰もわからない未来のことを実現するには、まず行動を起こしてみて、その結果から判断して次の行動を決める、という手法しかないのです。

 

やってみて、失敗したらその原因を探って対策を練って、次の行動をやってみる。そうすることで夢が近づいてくるのです。エジソン

「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」

といったそうです。

 

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夢が近づくだけでなく、少しずつ夢が変化することもあります。より実現しやすい自分の気持ちに沿った夢に変わっていくのです。

 

もし私が今から東京オリンピックで金メダルを取りたい、という夢を持ったとしたらどうしましょうか。運動音痴で今まで何か競技をした経験なし、半世紀以上生きてきた私には絶対無理です。でも、今から運動を始めてそれを長く続けていけば、高齢者向けの年齢別競技大会で金メダルを取ることは不可能ではなくなります。

 

どうしても東京オリンピックに出たければ、競技場のスタッフにでもなれば出られなくはないでしょう。

 

夢を実現する方法はあります。どれが本当に叶えたい夢なのか見極めて行動を起こすことなのです。

 

それでは、また明日。 

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夢を見つけた?

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

昨日は、私が子どもの頃から夢がない、という話をしてきました。はっきり言って今も「夢」があるわけではありません。今更、オリンピックの選手になって金メダルを目指すなんて夢を言うつもりも全くありません。将来就きたい職業があるわけでもありません。

 

そうなんです。子どもの頃に悩まされていたのは「将来就きたい職業は?」という言葉なんです。職業なんて大きくなった頃にはなくなってしまうものもたくさんあります。私の子どもの頃は電話交換手という職業がありましたが、今はどこにもありません。これからAIが発達すれば、なくなる職業がたくさんあるとネット上で騒がれているので、子ども達があの職業に就きたいと思っても成人する頃にはなくなっている可能性だってあるのです。

 

そう考えた時、私が子どもの頃に聞かれた「将来就きたい職業は?」という質問は子どもにとって酷な質問だったのでは、と思うのです。

 

私は特定の職業に就きたいわけではなかったのです。職業というよりお客様の役に立つサービスがしたいと考えていました。そのサービスは何でも良かったのです。そして、そうすることでお金儲けをしたいと考えていました。

 

ただ、お金儲けをしたい、と答える人を、私はあまり見たことがありません。お金の話をすることは何となくタブー、という風習があるのを感じます。私もそれに縛られていた時期があります。

 

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ただ、普通に暮らしていくのもある程度のお金がなければできません。その程度のお金を儲けたい、という話をするのになぜタブーなのでしょうか。

 

将来就きたい職業は?と聞かれた子どもが「お金持ち」と答えると、何て子なの、という顔をされる気がします。よほどのKYな子でない限り、もしくは自分の信念を強く持っている子でない限り、「お金持ち」と答える子は少ないと思います。

 

でも、本音の部分で、お金持ちに憧れる気持ちはあるのではないでしょうか。

 

生々しい感じがするかと思いますが、でも、より良く生きたいと思うのであれば、ある程度の現金は絶対に必要なわけです。だったら、夢の中に現金があっても良いと私は考えてます。

 

ただ、何もせずに現金はもらえないので、その現金をもらうための手段としてどうするのか、ということは考える必要があります。

 

世の中には分類されない職業がたくさんあります。江戸時代は庶民がどんどん新しい職業を生み出していった、と聞いています。人の数だけ職業があっても良いと思うのです。職業は、なくなったり新しく生まれたりするのだから、今ある中から選べという問い自体がおかしいと思います。

 

今の私ですら、自分が就きたい職業を言えないのですから、子どもの頃の私が言えるはずがないわけです。でも、将来こんな感じになりたい、という思いは、はっきりとした言語やイメージでなくても、ぼんやりとして持っていたと思っています。

 

それを証拠に、今までの人生の選択で、やはり今に向かって選択し続けてきたとしか思えないことの方が多いからです。

 

こんな私ですが、はっきり言って起業するなんて会社を辞める時まで考えていませんでした。会社を辞めると決めた時も、どこかで就職先を見つけるつもりでした。

 

ただ、辞めるという話をした相手全員が「起業するんだね」というので、私という人間は起業するヤツだと思われていたようです。それを知ったことから独立のことを考えたきっかけです。

 

今まで私は起業することを考えていなくても周りにそう思わせる行動をとっていたことになります。行動するということは選択することの連続です。私は自然と自分の方向性を選択していたのです。

 

夢と将来就きたい職業を分けて考える必要があると考えています。今のところ就きたい職業にはたどり着いた感触はあります。でも、まだ人生を終えるにはもう少し時間があるので、「夢」は持ち続けても良いと思っていますし、持ち続けるべきだとも思っています。その方が人生、楽しそうじゃないですか(笑)

 

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夢がない、という方もおられます。私も似たようなものです。でも、夢は職業ではない、夢はお金をかけて達成するものではない、と考えれば、どんな方でも何らかの夢らしきものを持っているのではないでしょうか。例えば幸せな家庭を築きたいでも良いと思うのです。縁側で猫を膝にのせてお茶を飲む、でも良いと思うのです。否定することはできないです。

 

そうなるためには何が必要か、と考えれば、夢に向けて何かをすることが見つかってきます。

 

私は縁側で猫を膝にのせてお茶を飲むおばあちゃんになるためには、まず縁側がある家に住まなければなりません。。。<そこ??(笑)

 

それだけでなく、猫を飼えるだけ、あくせく働なくても食べていけるだけのお金がある必要があります。子どもの家族に養ってもらえるよう良いおばあちゃんになる必要もあります。

 

そう考えていけば、今からやることがわかってくるのです。

 

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夢がない、という人は私も含めて、夢はこうでなければならない、という考えに固まっているのではないでしょうか。もう少し自由に考えてみてほしいと思います。これは自分へのメッセージとしてこのブログに書きました。

 

夢は人生のモチベーションドライバー(やる気の原動力)だと私は思うから。

 

明日は、夢があるけど実現するには・・・についてお話します。

それでは、また明日。

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夢を求めて三千里?

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

今週は、夢について、お話をします。

 

私は夢を見ません。

 

正確に言えば、夢は見ているのだと思いますが、起きるとすっかり見たことすら忘れてしまっています。やっぱり、三歩歩くと忘れてしまう鶏脳の持ち主らしいです。あ、寝ているから三歩も歩いていませんね。鶏以下だ・・・

 

比較的覚えている夢にはなぜかゴジラが出てきます。ゴジラに追いかけられる夢です。

 

何かに追いかけられる夢を見る時は疲れている時らしいです。でも、なぜゴジラなんでしょう。

 

一番印象的なのが追いかけてくるゴジラに説教する夢です。ゴジラの一歩の歩幅と私の一歩の歩幅があまりにも違いすぎるので、不公平だ! もっとゆっくり歩け!と説教するのです。いつか映画化してほしいですね、このくだりだけでも(笑)

 

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夢がテーマといっても寝ている時に見る夢ではなく、将来の夢のお話をします(苦笑)。ゴジラから追いかけられる夢占いの結果を知り得たら、お話ししたいと思います、いつかね(汗)

 

子どものころ、将来の夢は?とか大きくなったら何になりたい?とか聞かれると答えに詰まった記憶しかありません。何になりたい(つまり就きたい職業)を明確に考えているわけではなかったからです。

 

もちろん、なれたら良いなぁレベルのものはありました。漫画家です。漫画を読むのが好きだったからです。でも、例え小学生であっても、自分の絵が漫画家になれる能力があるとは思えない、というのは何となく子ども心ながらにありました。クラスメートと描き比べしたら一目瞭然ですから。

 

それにしても、子どもに限らず若い人と接して話をすると、描く夢の世界がとても狭いと感じます。それは当然のことだと思います。なぜなら彼らは生きている時間が短い分、知っている世界が狭いからです。よく知っている世界は家庭の中、(自分の)学校の中、近所、そしてテレビや雑誌、インターネットで知る世界だけです。

 

インターネットはあらゆる情報を載せていますが、人生すべてを描いている(つまり毎日何をしてどんなことを思ったのかをすべて記述している)サイトはありません。仮にあったとしても全世界の人のモノを読むことは不可能です。

 

私の漫画家にという思いも、知識の狭い範囲の中でのとりあえず的なものだったと今考えています。

 

その狭い世界の中から就きたい職業を見つけ出すのは困難を極めます。

 

振り返ると私がなりたかった職業を知り得なかったので、答えに詰まったのだと思います。私は当時期待されていたはずの花嫁さんとかお花屋さんとかに少しもなりたいと思ったことがありませんでした。小学校の卒業文集に「将来の夢」を書く必要がありましたが、結局何も思いつかず、苦し紛れに直前に読んだ漫画で印象的だった職業である医者と書きました(苦笑)

 

当然、医者になる気なんてさらさらなかったので、中学に入ったら忘れました。

 

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それから成人しても夢というか就きたい職業は不明のままでした。漫画家はすでに諦めていたのですが(絵を描く練習が嫌だったので)、ストーリーならと小説もどきは書いていました。でも、20代前半で同じ小説もどき書き仲間からプロへとなっていく人が現れた時、自分と比較して、全く違っていることに気づきました。

 

何が違っていたのか。

 

生まれ持った能力。と言ってしまえば元の子もないので、もっと正確に表現すると「センス」でしょうか。センスは能力と違って生まれた後からでも身につけることができると思っています。それは自分の目指す世界の一流の人達の成果物と多く接することで育まれるからです。良い小説を書きたいのであれば、良質の小説をたくさん読むことなのです。

 

そして、良質の小説を読んで自分なりに分析や理解をして自分の表現の参考にしていくトレーニング。自分が描く世界の調査・研究。そういったことを地道にやっていく努力。この努力の量が違っていたのです。

 

当時の私はここまで理解はできたものの、だからどうすれば良い、という方法論がわからないまま、普通に結婚して普通に専業主婦をしていました。

 

それから数十年後、前の会社で上司から聞かれたことがあります。「将来どんな風になりたい? どんなことをやりたい?」と。

 

仕事と家事と育児とでいっぱいだった私には、こう聞かれても何も思い浮かびませんでした。またもや夢がないことに気づかされました。確か「縁側で猫を膝にのせてお茶を飲んでるおばあちゃんになりたい」と答えた記憶があります(笑)

 

上司からは夢がないなーと笑われました。その時のその上司の夢は豪華クルーズ船での世界一周でした。

 

上司から聞かれたことをきっかけに自分の夢、将来について時間があるたびに考えるようになりました。どう考えても豪華クルーズ船には興味が湧きませんでしたが(苦笑)。

 

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そうしているうちに会社を辞め、個人事業主になって、これから何をするのかなぁ、と考えた時に、今までの人生は今のためにあったのだ、と思うようになりました。すべての人生が今のためにあり、今までの様々な選択肢の中で選んできた道が今に続いているのだ、ということを実感したのです。

 

別に宗教めいた話をするつもりは全くありません。

 

今週はこんな話をしながら、夢を探している人たち、目標を見つけられない人たちの一助になれば、と思ってます。

それでは、また明日。

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ユーグレード流手帳の選び方

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

お題「手帳」

 

今日は手帳の選び方です。

基本的な選び方

私は、一日を時間単位で管理したい、と考えましたし、時間単位で管理すべき業種であったということもあって、バーティカル方式を選択しました。そうではなく、その日に何をすべきか、することを中心に記述したい場合は、レフト式やセパレート式も良いと思います。

 

まずは、バーティカル式かレフト式・セパレート式かを選択すると良いと思います。

 

その他に考えるべき点としては、スケジュールの量だと思います。スケジュールの量が多い方はウィークリーを選択すべきです。スケジュールが少ない方はマンスリーでも十分だと思います。ただ、家族や所属の上司のスケジュールも管理したい、という場合はウィークリーが良いと思います。

 

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また、一週間の業務量についても考慮する必要があります。土日は比較的業務量が少ない、という方は、土日のスペースが小さいものがありますので、そちらを選択します。土日も充実させたい方はすべてが同じスペースのものを選択すると良いでしょう。

 

あと、24時間シフト制の勤務の方には、時間軸が24時間になっているものもあるので利用されることと良いでしょう。

 

こうすると、大体の方向性が決まってくると思います。

外せない項目リスト

そして、後は、自分がどうしても入れたい項目をリストアップするのです。私も手帳を買う時、これは外せない、と考えたリストを持って買いに行きました。もちろん、リストの中には優先順位をつけておくことをお勧めします。市販の手帳には、どうしてもすべて網羅するものはない可能性があるためです。

 

私が入れたい必須項目は全部で3つあります。

 

一つ目は、年間カレンダーの欄が3年分以上掲載されているものです。研修は、1年後の企画を立てることも多いので、今年、来年、再来年の3年分は欲しくなります。いうなれば、来年の手帳であれば、2018年、2019年、2020年のカレンダーがついているものです。さすがに2020年まであるものは少ないので、選択する中での優先度は低くなりますが、絶対に2019年のカレンダーがついているものを探す、ということです。

 

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続いてウィークリーでは週間タスクを記入する箇所があるものを選択することになります。今使っているのは、タスクを記入する場所が気に入らないので、来年のレフィルを探してみて、なければ自作するかもしれません。

 

手帳は見開いて使用します。なので、記入する場所も大事なのです。左側のページと右側のページ、どちらに視線が行きやすいですか? そう考えると、自分が使いやすい手帳がわかってくると思います。

 

私は右側のページの方が視線が行きやすいのです。左目の調子が昨年からよくないというのもあるかもしれません。だから、右側のページにタスクを記入する欄を設けたいと考えています。ページを開いた時、最初に週間タスクが見えると、できているタスク、できていないタスクのチェックが簡単にできます。

 

最後は、メモ欄です。メモ欄を多く取りたいのです。ここが市販手帳はカバーしきれないのでシステム手帳にした理由の一つです。

 

メモ欄には読書ノートを記述します。本を読んだ後、重要事項について転記する読書ノートはできればいつも手元に置いて見直したいと考えているのです。すべては難しくてもいくつかは常に置いて見直すことで、その本で覚えておきたいことを完全に覚えられます。

 

また、メモ欄にはお客様とお話しした内容を記述します。その際に、お客様ごとにページを分けるようにすると、以前お話しした内容を再び尋ねることなくお話をすることができます。顧客ノートを作成するというわけです。

 

それから手帳は毎日持ち歩くものですから、外見にもこだわる必要があります。私はコーポレートカラーの赤の表紙、と決めています。他にも厚さも重要ポイントです。大きさや紙質、行の幅も確認すべきところです。

 

 

使うペンから紙質を考える必要があります。私は個人事業主になってからフリクションを愛用しています。手帳の紙質によってはフリクションが合わないものもあります。プリンターで印刷した紙はフリクションを消すと毛羽だってしまい、その部分が書けなくなることも多いのです。なので、それなりの紙質を用意する必要があると考えているのです。

 

 

市販の手帳はたくさんの種類があります。その中から自分なりの手帳をぜひ見つけてほしいと考えています。そのためには手帳に何を書くのか、どんな使い方をするのか、手帳にどんな機能や役割を求めているのか、を自分なりに決めておくことが必要です。そして、手帳は自分のビジネスの相棒になっていくのです。

 

私はデジタル系の人間だったのですが、今回ほとんどデジタル系のご紹介はしてきませんでした。デジタルも良いツールはたくさんあります。デジタルで管理も構わないと思っているのです。ただ、私には「一覧性」が欲しいので、デジタルツールを使わない、という選択をしました。

 

だからと言って全くGoogleカレンダーを使わないことはないと思います。将来、どれくらい先の話か分かりませんが、個人事業から複数人の事業となった時、スケジュール共有は必要になってきますので、その際はデジタルもありなのです。

 

ただ、自分自身の管理はここしばらくはアナログな紙での管理になると思っています。

 

今回、手帳がテーマでしたので、目標管理の方法などについてはほとんど触れませんでした。他にもタスク管理の手法もあります。それらについては、これからもおいおい記述していきたいと考えています。

 

来週は「夢」についてお話ししようと考えています。

それでは、また来週。 

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今から試したい手帳

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

お題「手帳」

 

 

システム手帳

手帳ではスケジュール管理だけではなくタスク管理も目標管理もしたい、と思い始めて、ようやく行き着いたのがシステム手帳でした。まあ、欲張りですよね(苦笑)

 

スケジュール管理用のレフィルは市販のもので十分です。

 

マンスリーと週間バーティカル方式のレフィルを用意します。私は8月からという中途半端な時期からだったので、ネット上にある無料のレフィルをダウンロードし、印刷をしました。

 

あ、言い忘れていましたけれど、レフィルは自作するかもしれないと考えて、A5サイズのシステム手帳にしています。そうすればレフィルをA4サイズで作成し半分に切断するだけで簡単に製造できるからです。

 

それから、システム手帳用の6穴のパンチも購入しました。これがなくてはレフィルの自作は無理です。

 

まずは市販のレフィルの購入をします。通常のメモレベルであれば市販を使用した方が楽です。私の好みである方眼のレフィルを購入しました。他に使えるかなーと思って議事録等が書き込みできるものも購入しました。

 

マンスリーや週間バーティカルは、ネット上でフリーのものがあったのでダウンロードして印刷します。該当する日付を入力するとその分だけがダウンロードできる優れものでした。他にも使えそうなものをダウンロードして印刷しました。

 

ただ、使っていて、やはりないものは目標管理のレフィルです。これは自作をしました。

自作のレフィル

まずは、人生の目標用のシートです。これはまだ作成していません。近日中に作成予定ですが、基本的に普通の方眼メモ用紙に記入するか、ビジュアルに作成した目標シートの写真を貼り付けるか、で作成しようと考えています。常に目につく形にするのが一番良いと考えています。

 

続いて、人生設計書。人生の目標が決定すれば、ここ数年に実施する行動計画を立てることになります。これもまだ未作成です。手書きで作成できているので、後はフォーマットを作成して印刷するだけです。

 

それほど難しいものではなく、単純に年表形式のもので良いと考えています。

 

さらに今年(2017年)の行動計画書。一年間に実施する行動計画書を作成しました。プロジェクト形式のほうが私にはわかりやすいので、年間のプロジェクトを見渡せる形式で作成しました。

 

続いて、個別のプロジェクト計画書。フランクリン プランナーからちょっと拝借して自分なりにアレンジしました。個々のプロジェクト計画書は細かなタスクを洗い出すためにも作成した方が良いと思います。

 

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そして月間プロジェクト計画書。月ごとに何をするのかがわかれば、小さなタスクに分割したものを日ごとに落とし込んでいきます。ちょうどガントチャートを作るようにするのです。そうするとタスクのラインが複数ひかれている日は忙しいことがわかるので、タスクを分散化することも可能です。

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また、先月のように夏休みを取る場合、一週間は通常のタスクを入れないとなると、タスクが実施できる日が何日しかない、ということが一目でわかります。

 

ここまですると、週間タスクがわかるので、週間バーティカルのフォーマットにタスクを書き込みます。そうして、後は日ごとに何をするのかを時間軸に沿って四角で囲んでタスクをする時間を確保していくだけです。

 

そうなると、一日24時間を効果的に使うことができます。

 

そんなに毎日を計画的にしたら息がつまらないか?

 

昔の私はそう考えると思います。でも、意外と大丈夫なのです。もちろん、きっちり詰め込んでいるわけではなく、かなり余裕をもっています。空き時間も当然確保しています。タスクが完了しなかった場合も想定して、空き時間(タスクができそうな時間)も確保しておきます。もし、何もタスクがなければ、本を読んだり映画を見たりすれば良いだけです。

 

休みの日も計画します。休みの日まで・・・と思われるかと思いますが、休みの日こそきちんと目的を立てることをお勧めします。例えば、映画を見る、美容院へ行く、おしゃれなカフェでコーヒーを飲む、といったプライベートの目的。他にも図書館で調べ物をする、ブログの構想を練る、といった仕事からみの目的です。こういった目的を果たすことができたら、休みの日の夕方、ものすごい充実感があるのです。

 

もっとも明確な数値目標を立ててしまうと達成しなかった時ネガティブな感情が沸いてくるので、目標は設定しません。ただ、この日はこういう目的で一日を過ごす、というレベルにしています。

 

体調が悪ければ、体調を整えるという目的にしています。だったら、ずっと寝ていても罪悪感がありません(笑)

 

一日の目標や目的を明確にする、ということは、その日の終了時に充実感を味わうということなのです。自分の人生を能動的に生きる感触を味わうには、こういった風に手帳を使うのは「あり」だと考えています。

 

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手帳術の本はたくさん出されていますし、雑誌でも特集が組まれています。かなり読みこなした気がするのですが、ようやくたどり着いた感が今あります。

 

これから使っていくと改良ポイントが出てくると思います。その時は、またお話したいと考えています。

 

今回は手帳についてお話をしていますので、タスク管理については触れていません。タスク管理について以前にも若干お話ししたことがありますが、本格的なタスク管理についてはまだまだです。いずれお話したいと考えています。

 

明日は手帳についての最終日。私なりの手帳の選び方です。システム手帳にたどり着いたわけですが、レフィルを購入する時は同様の手順を踏んでいます。

それでは、また明日。

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