人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

読書の秋とメタ視点

読書の秋。

 

と言っても、今年は秋の方が本が読めていません(苦笑)。

 

昨年末に「死ぬまでにやりたいことリスト100」を作った際、
「年間100冊ずつ本を読む」をリストアップしました。

 

本日までに99冊読了。あと1冊となっています。
でも、まだ2カ月あります(笑)。

 

ただ、今年は読書に対して不思議なことが起こっています。

 

本日は、それについてお話しします。

 

今年、1年間で100冊読む、と決めてから、
カウントするために読書記録ツールを利用しています。

 

それは読書メーターです。
それについては、以前書きましたので、
リンクを貼っておきます。

ugrade.hatenadiary.jp

 

読書メーターで、読んだ本の感想を書くことができます。

 

その「感想を書く」という行為が読書後に控えていることで
私の本の読み方が少し変わったのです。

 

ビジネス書でも小説でも、
変わり方は同じです。

 

どう変わったのか、と言うと、
「メタ視点で本を読む」
ということです。

 

メタ視点とは、
一つ上の位置から下を見下ろすように対象を見ること。

 

今まで、小説なら主人公や登場人物になり切って
読んでいたところ、
主人公のセリフや行動がストーリー全体に与える影響を
考えながら読むようになった、
ということです。

 

それ、当たり前じゃん・・・(笑)
と思われた方もいらっしゃると思います。

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実は・・・

 

私は、昔から小説を読む時は、
主人公や気に入った登場人物の視点から
ストーリーを捉えていました。

 

だから、ものの見事に作者のレトリックにひっかかり、
読みながら、「冷や汗」「手汗」「涙」と
感情に左右されながら読んでいたのです。

 

ところが、「感想を書く」という行為が後々控えていると
一歩下がったところから物語を俯瞰してみるようになりました。

 

要は、少し冷静に本を読んでいる、
ということでしょうか。

 

ビジネス書を読む時も同じです。

 

ビジネス書を読んだ後は、
読書メーターに感想を書くより
読書ノートに記録を取ることが多いです。

 

だから、感想というより、
構成を気にしながら読んでいるのです。

 

通常、日本人が書いたビジネス書は

  1. 導入(テーマとそのテーマを取り上げた理由)
  2. 承 (テーマについての具体的な事例など)
  3. 本題(テーマそのものについて詳細な記述)
  4. 結論(テーマを再度取り上げる)

といった構成になっていることが多いです。

 

この構成にあっているかどうか、
あっていないなら、どのような構成になっているのか、
といったことを考えながら読んでいるのです。

 

小説なら、
この登場人物は何故このような言動をとったのか
この文章は、何故このような構文で書かれているのか
などを考えながら読んでいきます。

 

そのおかげか。

 

読んだ本の内容をよく覚えておくことができるようになりました!

 

結構片っ端から忘れてしまうことが多かったのですが、
大まかな内容は頭にきちんと記憶されているのです。

 

私にとっては
とっても不思議なこと。

 

私は読んだことすら忘れるので、
同じ本を何度も購入してしまい、
困っていたのです。

 

それが、覚えているのです!

 

これほど不思議なことはありません(笑)

 

読後に感想を書いたり
読書ノートに記録を撮ったりすることは
読んだ本の内容を忘れないために必要なことだと
知っていました。

 

忘れないために書くのではなく、
書くために「メタ視点」となるから
記憶にとどめられているのではないのか、
という仮説を今立てています。

 

メタ視点については、私が先日読んだ本をご紹介します。

こちらはどちらかというとビジネス視点で書かれたものですが、
面白かったです。

 

もう少し読む本の冊数を増やさなければ
仮説が立証されないと思っています。

 

その時は、こちらに書こうと思っていますので、
その際はよろしくお願いしますね。

 

さて、本当に秋の夜長。

 

読書に勤しむとしますか(笑)

 

それでは、今日はこの辺で。

終わらない仕事がやってきた

終わらない仕事をしたことがありますか?

 

ここで言う終わらない仕事とは、
顧客向け提案書の作成だったり
新規イベントの企画書だったり
これで完璧!といつまで経っても感じられない
仕事のことです。

 

逆に終わる仕事とは
時間が来れば自動的に終わる仕事(マッサージなんかそうですよね)
格通りの製品が完成したら終わる仕事
だと考えています。

 

これらは、いわゆるゴールが見えている仕事です。

 

でも、同じマッサージの仕事でも
一人ひとりの顧客に対して満足してもらえるマッサージをする仕事
となるとガラリと仕事が変わってきます。

 

顧客の体に触れた時、「コリ」の強さを判別し、
顧客が感じている辛さ解消の優先度を判別し、
マッサージのメニューを変更していくとなると、
仕事の奥がとたんに深くなります。

 

それらができるようになるために
経験を積んだり、更なる勉強をしたりすることが必要となり
時間がいくらあっても足りなくなるのです。

 

終わらない仕事はこれからもっと増える
という予想があります。

 

AI時代に減る仕事は
ゴールが見える仕事であるというのは
想像できるでしょう。

 

だからこそ人間は終わらない仕事をする必要が
出てくるわけです。

 

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この終わらない仕事、
取り組むとなると本当に大変です。

 

顧客が気に入る提案書を作る。

 

これって、どうやったら作ることができるのでしょう。

 

結論から言うと、
どうやっても作ることはできません。

 

何故なら、提案書を作る人と顧客は
全く異なる人だからです。
当たり前ですが。

 

顧客満足度100%のマッサージ屋になる
と決めても、なることはできません。

 

理由は、上と同じです。

 

だったら、どうすれば良いのでしょうか。

 

終わらない仕事を終わらせるには、
ゴールのでき具合を60~70%程度にすること。

 

え!
それじゃ、品質が悪いものができるじゃん、
と思うかもしれません。

 

でも、考えてみてください。

 

世界のイチローだって、
打席数に対して最高で40%程度しか
完成させていないのです。

 

60%の完成度は素晴らしいものじゃないですか。

 

そんないい加減な。。。
とお思いの方。

 

私も昔はそう思っていました。

 

そうやって終わらない仕事をやっていると
次に何が来るのか、というと
「過労」がやってきます。

 

体調を崩したら仕事どころではないのです。

 

それよりも、
その60%の中に、
顧客が本当に求めるものを盛り込んで、
後は次の段階にした方が断然良いのです。

 

それでも、もう少し完成度をあげたい方は
チームを構成するのです。

 

一人の力はたかがしれています。

 

顧客の気持ちを想定するには、
一人では無理です。

 

せめてもう一人。
できれば、上司。

 

自分が上司であるならば、
部下を一人。

 

こういう時こそ、年上の部下に
チームになってもらうのも一つの手です。

 

二人いれば、自分の考えをぶつけて
その意見を聞くことができます。

 

そうなると自分の考えを冷静に見つめ直すことができるのです。

 

冷静に見つめ直すこと←ここが肝心です。

 

上司や部下であっても、
全く反対意見の人がいたり
自分の考えに対して痛烈な批判をしたり
してきます。

 

でも、チームを組む目的は
「自分の考えを冷静に見つめ直すこと」
なので、そこは感情的にならずに
素直になることが大事です。

 

あくまでも目的達成重視で。

 

チームを組むことができない人。

 

中小企業には人手が足りず、
一人で何でもしなければならない人も多いはず。

 

そういう人ならば、
ひとまず60%を目指すのです。

 

自分で60%の完成度、
ということであれば、上出来です。

 

私はここ数年、これを完成度60%を前提として
仕事をしてきました。

 

もちろん受注できたものもあれば、
できなかったものもあります。

 

でも、100%を目指して
残業もいとわず頑張ってきた頃と
何が異なるのか、というと、
「余裕」です。

 

当然ですが(苦笑)。

 

この「余裕」、
甘く見てはいけません。

 

顧客に提案した際、
当然ながら顧客の想定していた要望を
全部答えているわけではない、という前提です。

 

そこで顧客は質問をしてきます。

 

実は、その質問、
提案書を作る前のヒアリング時とは異なる
もっと深い質問であることが多いのです。

 

その時、
「あ、そうか! 顧客の課題はこれだったのか!」
とわかるのです。

 

その気づきは、必ず次の提案に活きてきます。

 

別に次の機会を待つまでもなく、
口頭でも「では、○○ということはいかがですか?」
と提案することができます。

 

こうして、うまく行く可能性に近づけることが
できるわけです。

 

※絶対にうまく行くと言えないのは、
その場で対応した担当者が社長でもない限り、
担当者が上司からの反対にあう可能性があるため。

これが、完成度100%と思っている提案書だったら、
顧客の質問が来た時、
ものすごいショックを受けます。

 

ただの質問なのですが、
下手をすると「顧客に反対された」と
思ってしまうことが起きてしまいます。

 

冷静な対応ができない、ということなのです。

 

だから、チームで、
と申し上げたのも、その耐性をつけるのと、
いろいろな意見を反映させて
少しでも質問を少なくするための対策です。

 

そして。

 

期限ギリギリまで、残業を重ねた結果、
結局できたところまでを出さなければならない、
というケースより、
最初から60%を目指して、スムーズに作成した方が
同じでき具合が60%でも、
後者は絶対に「余裕」が生じてきます。

 

その余裕で、質問対策を講じたり、
顧客の業界の理解を深めたり
することができるのです。

 

人手不足の状況であれば、
他の仕事をすることも可能でしょう。

 

ただし、60%と言っても
「雑」に仕上げれば良い、
というわけではありません。

 

イチローのクリーンヒットのように
自分ができるレベルの60%の完成度を目指すのです。
ホームランではなく。

 

 

また、もし期限前に60%ができたなら、
誰かに一度見てもらい、意見をもらえると
チームで作成した場合と同じになるでしょう。

 

私は多くの提案書や企画書を作る作業をしてきました。

 

まだ、100%を目指していた時、
もちろん体も疲労しましたけれど、
何より精神的な疲労が強くありました。

 

とりあえず帰宅しても、その仕事が頭の中から離れずに
24時間ずっと仕事をしているような状態になるのです。

 

私自身、完璧主義のところがありましたから、
自分の完璧主義の見直すために
仕事は60%を完成とする、
と決めたのです。

 

それから、大きなトラブルもなく
今に至っています。

 

終わらない仕事の最大の要因は
「他人のことはわからない」
ということです。

 

顧客が考えていることは、わかりません。

 

顧客の会社の課題なんて、もっとわかりません。

 

だからこそ、顧客と共同で課題に対応するためにも
60%程度の完成度の提案書で十分なのです。

 

マッサージ屋さんも同様です。

 

顧客の辛さなんて、100%理解は無理です。
だからこそ、今一番取り除きたい辛さを重点的に
マッサージすることが、一番満足度を上げるのです。

 

私は、
終わらない仕事を受けたために
残業を余儀なくされ、過労で倒れる人を
ゼロにしたい、
と常々考えています。

 

残業制限をしても、
仕事を終わらないと結局精神的に疲れてしまいます。

 

仕事のやり方そのものを見直して
楽しい人生を送って欲しい、
そう願っています。

共感するために必要なこと

こんにちは。

 

先日、カフェで時間をつぶすために
コーヒーを飲みながら読書していました。

 

私が座っていた席のちょうど斜め前に
1歳になるかならないかの男の子(だと思う)が
いました。

 

当然、お母さんと一緒です。

 

目がキラッキラしてて、上機嫌(笑)

 

ようやく「たっち」ができる頃で、
お母さんの膝に手をかけて
床の上に立っていました。

 

このころの子ども特有の
ふらつきながらの立っている姿。

 

かわいいなぁ、と思っていると
バッチリ目があいます。

 

「ぼく、立ってるから、見て! 見て!」
と言わんばかりです。

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私が笑うと、恥ずかしそうに顔を一旦
お母さんの膝にうずめてから、
床にしりもちをつきます。

 

それからは、彼の冒険の始まりです。

 

「はいはい」で、
気の向くままに進んでいきます。

 

自分の思うがままに動けることを
本当に楽しく感じ、
進んでいく姿には、
世の中を知りたい!という
好奇心のかたまりにしか見えません(苦笑)

 

こうやって子どもはいろいろなことを
学んでいくんだなぁ、
と思いながら見ていると

 

さすがに2メートルくらい離れたところで、
「ヤバい」と
お母さんが連れ戻してきました。

 

何度か、そんな作業をしているお母さん、
でも、ちっとも嫌そうにしていないお母さん。

 

お母さんとおしゃべりしているお友達も
さっきからずっと赤ちゃんを抱いたまま
立っておしゃべりしています。

 

座ると赤ちゃんが泣いてしまうからでしょう。

 

大変だよね、ホントに。

 

よく頑張っているよね。

 

心の中でそう言いながら、
状況を眺めていました。

 

母親だから子育ては当たり前。

 

そう思っていると、
暖かい気持ちは生まれません。

 

相手を共感する気持ちは生まれません。

 

仕事をする上で、
「部下だったら○○して当たり前」
と思っていると、
部下の頑張りに共感することができません。

 

結果が伴わないなら、評価されない、
ということは部下もわかっています。

 

でも、頑張ったことだけでも、
共感してもらえたら、
きっと明日も頑張れる、
と感じている部下は多くいます。

 

「営業だったら、顧客獲得して当たり前」

 

そうかもしれないけれども
顧客獲得できないまでも
頑張っているなら共感だけでも
してあげられれば・・・

 

部下も成功するための努力を
惜しまないんじゃないかと
思っています。

 

そして、できれば、
一緒に努力の方法を考える。

 

「教える」じゃなく
「一緒に考える」ですね。

 

これが
部下育成、人材育成の方法として
一番の基本だと考えています。

 

そんなことをつらつら考えた
ひとときでした。

習慣化させる手法

こんにちは。

 

今まで、少し肩ひじを張ったブログを書き続けてきました。
この調子のまま、書き続けることも可能なのですが、
読んでいる方が疲れるのでは、
と思ったのがきっかけで、少し雰囲気を変更してみることにしました。

 

内容は大きく変更はないのですが、
文体、というか、書き方というか・・・
まあ、読んでいただければ、と思っています。

 

これを書いている季節は「梅雨」です。

 

 

この季節になると登場してくるのが様々な虫です。
(虫が苦手な方には、先に謝っておきますね)

 

特に私が寝起きしている部屋では、
毎年ムカデが出ます。

 

今年もすでに2匹。

 

対策をしているのですが、
それでも出現してきます。

 

私の部屋は和室なので、畳の上に布団をひきます。
ムカデが出ると、かなり危険なのです(汗)

 

昔はよく刺されていました。

 

夜中に腕に激痛。
ヤバい、と跳ね起きます。
腕や脚を気持ち悪い感触で這い上がってくることも。

 

最近は深夜の警備員さんがいてくれるので
刺されることはなくなりました。

 

深夜の警備員・・・それは我が家のネコです。

 

夜目が利く彼は、カサコソというちょっとした足音と
ムカデの匂い(?)に敏感に反応します。

 

彼自身も一度刺されたので、
危険な虫であることを充分に学習しています。

 

そして、彼がムカデに出会った時の対応方法を
私も学習しています。

 

ウチのネコは、ムカデに気がつくと、
そのあたりの匂いを頻繁に嗅ぎます。

 

いつもなら適当で辞める匂い嗅ぎなのですが、
ムカデだけは本当にしつこいくらい
というか、姿が完全に目視できるくらいまで
匂いで探しあてようとするのです。

 

それはそれは丁寧に。

 

そして、ムカデが姿を現すと、
退治しろ、と言わんばかりに、
私の方へ放りやります。

 

寝ている私も、しつこく嗅いでいるネコに挙動で
目が覚め、準備態勢に入ります。

 

準備が遅れると、寝ている私の頭の上に
ムカデが飛んできます(笑)
ネコが前足で(自分は刺されないように気をつけて)
私の方へムカデを飛ばすのです(笑)

 

先日もずっと匂いを嗅いでいるネコに気づいて
目を覚ましました。

 

今年は事前に目が覚めたようです。

 

ネコが嗅いでいるあたりを用心して
カーペットを少しめくると
いました・・・(汗)

 

逃げ出す前に退治です。

 

生半可な殺虫剤では退治できないので、
ハエ叩きでたたき殺すのです。
(虫が苦手な方、ごめんなさい・・・)

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ネコだって、ぼーっと生きているわけじゃなく、
ちゃんと学習するのだ、と
ムカデが出るたび思います。

 

まだウチのネコが若かった頃、
ムカデに刺されて鼻の下を腫らしたことがあります。

 

その際、ちゃんと学習したのでしょう。
ムカデは、むやみに噛みつくと痛いことをする、
と。

 

そして、その匂いを覚えて
(人間である私はムカデの匂いなんてわかりませんが)
年に1、2回程度のことでも忘れないのです。

 

これが生きるための学習なんですね。

 

ウチのネコは、これ以外に学習したことが
いくつかあります。

 

一つが、ウチのダンナが台所に行った時、
ミャーミャー鳴いたら、おやつをくれる事。

 

いつもそうなので、

ダンナ曰く、
「うるさいヤツだなぁ」

 

ですが、鳴いたらすぐにやるので、
おやつをくれるまで鳴こうというものです(笑)

 

もう一つが、
私が座っている時、ネコの名前を呼びながら
膝を軽くたたくと、膝の上に乗る事。

 

これは、学習させました。

 

膝の上に乗るという動作をネコがすると
ナデナデしてネコが喜ぶことをします。

 

みずから乗ってきた時もしますが、
私が膝を軽く叩いた後乗ってきた時は、
必ずネコが喜ぶナデナデをします。

 

ネコは、私が膝を叩く行為で、
撫でてもらえるとわかるまで繰り返すのです。

 

一度、それが学習できると、
更にその効果を続けるために
撫でる行為をランダムにするのです。

 

私が膝を軽く叩いた後、ネコが乗ってきても
ナデナデしない時を作るのです。

 

でも、全くしないわけではなく、
たまにナデナデします。

 

このランダム性が習慣化へ導きます。

 

ちょうど、パチンコで毎回当たるわけではないのに
パチンコに行きたくなるように、です。

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実は、「ご褒美」は毎回だと
習慣化しません。

 

子どもに勉強させたくて、
勉強したら「ご褒美」を与えるとしても
最初は毎回であっても、ずっと続けると
子どもはそれが「当たり前」になります。

 

だから、少し習慣化されたな、と思える時から
ランダムに「ご褒美」を与えるのです。

 

しかも、たまにドーンと「ご褒美」を用意する。

 

毎回でないから、「ご褒美」を用意する方も楽です。

 

これは、行動分析学という学問で
実証されているやり方です。

 

「ご褒美」がランダムに来ることがわかる
「自分へのご褒美」には向かない方法です。

 

部下に対して習慣化させたい方法として
活用してみてください。

 

そして、「ご褒美」は、
是非とも「金銭」とかではなく
「認める」という行為の方が良いと思います。

 

これはモチベーション維持のためです。

 

このあたりのことは、また書きますね。

 

でも、ネコは基本的に芸を覚えない動物ですね。
「お手」はいまだにできません(苦笑)
イヌは簡単にできるのに・・・

 

イヌがなぜ簡単に「お手」ができるのか。
それが今は大きな疑問です(笑)

落ち込んだ時の3つの対処法

こんにちは。

 

はい、3カ月近くずっとサボってました。
理由? 言い訳?
INPUTに勤しんでいた、と言えば聞こえが良いですが、
単純にサボっていただけです。

 

何を思ったのか、フト思いついたので、
書いています。

 

落ち込んだ時にどうしていますか?

 

ひたすら寝てる
何かに没頭する
気分転換する

 

そういった行動を取っても、ふとした弾みに思い出される
落ち込んだ時の状況。。。

 

今では習慣化したSNSを見ると
前向きで明るい友人達の記事を見ることになり
自分と比較して
またどん底に落ちる。。。

 

落ち込んだ時の対処法その1
SNSは見ないこと

 

ほんのしばらくの間、
あなたが「いいね!」しなくても
大丈夫。

 

友だちのことより、落ち込んでいるあなたを
今どうにかしなくてはならないのですよ。

 

スマホのアイコン、ちょっとの間だけ移動して
スマホを起動した時、
SNSのアイコンを見なくても済むようにします。

 

落ち込んだ時の対処法その2
落ち込んだ時の状況をノートに書く

 

その時、感じたことも書きます。

 

グダグダになっても構いません。
長くなっても構いません。
今、あなたは落ち込んでいる状況から脱出するために
しているのですから。

 

ただし、そのノートは誰にも見せません。

 

だからこそ、正直に書きます。

 

落ち込んだ時の対処法その3
書き込んだ内容に赤ペンでツッコミを入れる

 

思いっきり書き込んだら、少し時間を置きます。
できれば一晩。
できなければ一息。
コーヒーを飲んで気分転換した後、
赤ペンを持って、書いた内容を見返すのです。

 

その時、気持ちは他人になった気分で。

 

そしてツッコミを入れます。

 

「あんな態度、取るなんて!」

と書いたところに、
「その態度のどこが気になった?」
「それってワザとした態度?」

 

まるで愚痴を聞いてくれた友だちが言うような
ツッコミを入れます。

 

「私なんてどうせダメなヤツなんだから」
と書いてあれば
「どこがどうダメなのか、10個書き出せ!」
「誰がダメなヤツって言った?」

 

落ち込んだ友だちを励ます時に使う言葉を書き込んでいきます。

 

年齢を重ねてくると、
友だちもそれなりに忙しいので、
愚痴に付き合ってくれなくなります。

 

それぞれに生活が大変。
それでも集まれる友だちがいるのであれば、
友だちに愚痴れば良いのです。
聞いてくれる友だちに是非とも感謝してください。

 

でも、聞いてくれる友だちもいない人は、
ひとり二役するわけ。

 

どうしようもない不安や焦りとともに
あがき、もがいて
結構みっともない姿だけど、
それは、まぎれもない自分自身であり、

 

そんな自分自身は
この世のどこにもいないわけで。

 

みっともないけど
そういう個性がこの世の中にあってもいいんじゃない?
と思う。。。。

 

そうしているうちに復活していくものなのです。

 

とまあ、ブログを書いていない間、
実は、結構いろんな意味で落ち込み、
悩んできたわけです。

 

でも、大好きなブログを書くことだけは
これからも続けていくことにしました。

 

雰囲気は少し変えます。

 

人を育てるのが苦手だった私が、
人を育てるというのを仕事にしてしまい
そこで学んだこと。

 

それらをもっとわかりやすく
身近な話として
お伝えできれば・・・
と思い、
このブログを続けていくことにしました。

 

それが、3カ月近くのブランクの間に
考えていたこととその結論。

 

それでは、今日はこの辺で。

やりたいことがわからない

こんにちは。
管理職の部下育成トレーナーの安部です。

 

このブログの更新頻度をもう少し上げよう
と画策しているのですが、
なかなか上手く行きません。

 

理由ははっきりしております。

 

ブログを書くことよりも
魅力的な事柄が多いからです(笑)

 

やりたいことが多すぎて・・・

 

若い人と話をしていると、
「やりたいことが見つからなくて・・・」
と言って「やりたいことを探している」人と
良く出くわします。

 

やりたいことって何でしょうねぇ。

 

今日は、そんな「やりたいこと」についての
私見をお話しします。

 

1.やりたいこととは何?

私は単純に「やっていると楽しいこと」
と定義づけています。

 

それ以外に何があるのでしょうか。

 

一番ベストなパターンは、
「やりたいこと」が「できること」であり、
それで「お金を稼げること」ですね。

 

つまり、「やりたいこと」がお仕事です。

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私が一番やりたいことは、
暖かい部屋で猫と遊ぶこと。

 

これだと猫カフェの店員とか、
ペットショップの店員とかだと、
きっとベストなんでしょうけれど。

 

でも、きっと別の動物の世話や
フンの処理があるわけでして。

 

それはお仕事だから仕方がないのですね。

 

それに、そういった店に求人があるか
自分の働ける条件に合致するか
一緒に働く人との相性が良いか
などなど・・・

 

やりたいことをお仕事にするのは
とても困難が伴うことなのです。

 

「やりたいこと」を仕事にすると
嫌なことまでしなければならないので
「やりたいこと」はあくまで趣味で、
という人も結構いらっしゃいます。

 

私は20年前、パソコンを扱うのが
とても楽しく感じていました。

 

そして、気がつくとパソコンを扱うことが
仕事となり、一日のほとんどの時間、
パソコンを扱う日々となりました。

 

最初の数年は、とても楽しかったのですが、
数年経ったころから、だんだん辛くなりました。

 

一つ目は、飽きが来たこと。

 

カレーライスが好きな人が
毎日三食、ずっとカレーライスを
食べ続けるようなものです。

 

さすがに飽きが来ます。

 

二つ目は、飽きが来ている自分が
嫌になること。

 

だって、楽しいはずなのに、
やりたい仕事だったのに、
「やりたい」という気持ちより
「やらなければ」という気持ちの方が
大きくなってきているのです。

 

それで、パソコンが楽しいわけでも
何でもなくなってしまいました。

 

すると、一番楽しかったものが
楽しくなくなると、
二番目に楽しいものが一番楽しくなる
というほど人間は単純ではないのです。

 

それから、しばらくは
一番楽しいこと、「やりたいこと」がない
状況が続くことになります。

 

「やりたいこと」を仕事にするのが
一番良いのでしょうけれど、
「やりたいこと」を仕事にすることの
弊害は必ずあるわけです。

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2.やりたいことはどうやって見つける?

「やりたいこと」は
「やっていて楽しいこと」ということだ
とお話ししました。

 

「やりたいこと」がわからない、
という人のために
「やりたいこと」の見つけ方を
お話しします。

 

見つけ方は、以下の順番です。

  1. 何かをやってみる
  2. やってみた中で楽しいと感じたことをピックアップする
  3. 他の業種や職種で、楽しいと感じることができるものを見つける

 

1.何かをやってみる

自分が楽しいかどうかなんて、
やってみないことにはわかりません。

 

じっと机の上で「やりたいこと」を
考えても見つかるわけがありません。

 

まずは体験してみる事です。

 

そして、いろいろな楽しいことを
体験することが大事です。

 

若い人で「やりたいこと」が見つからない
と焦る方がいらっしゃいますが、
だったら、とりあえず
目の前のことをやるのが一番です。

 

やってみたら、何かしら楽しいことが
見つかるはずです。

 

2.やってみた中で楽しいと感じたことをピックアップする

実は、これが一番難しい作業です。

 

良く○○をやってみたら
楽しかったので、○○に就職しました!
という人を見かけます。

 

例えば。

 

パン屋でバイトをしたら、
楽しかったので、パン屋に就職しました。

 

というパターンです。

 

これが失敗しやすいのです。

 

パン屋でバイトをした時、
どんな作業をしたのでしょうか。

 

パン作り?

パンの販売?

新しいパンの開発?

 

パンの販売が楽しかったとしても、
どうなった時が一番楽しかったのでしょうか。

 

お客様と親しく会話すること?

POPを工夫したパンの売れ行きが伸びたこと?

パン選びに迷っていたお客様に好まれるパンを提案して喜ばれたこと?

 

より具体的に
書き出してみるのです。

 

特に、楽しくて、つい一生懸命になったこと
夢中でやったこと、
気がつくと上手くできるようになっており、
他人から認められたこと、などを
具体的に書き出すのです。

 

楽しいことだと、自然と学んでいる状態となり、
上達していることが多々あります。

 

「やりたいこと」が「できること」になる
瞬間ですね。

 

更に「やりたいこと」を仕事にするには、
次のステップに移ります。

 

3.他の業種や職種で、楽しいと感じることができるものを見つける

先ほどのパン屋でのバイトを例に
お話ししましょう。

 

お客様と親しく会話することが楽しかったのであれば、
パン屋に限らず接客業全般、介護や保育、教員なども
きっと同様の楽しみを味わうことができるでしょう。

 

人と会話することが楽しいし、上手にできる、
という風に「やりたいこと」を見つけるのです。

 

POPを工夫したパンがたくさん売れたのであれば、
広告業やWebデザインなど、商品開発・マーケティング
といった職種でも同様の楽しみを味わうことができます。

 

商品の売り方を工夫することが楽しいし、上手にできるので、
別にパンだけにこだわらなくても良いでしょう。

 

パン作りそのモノが楽しいのであれば、
パン屋さんになるのも良いです。

 

ですが、パン屋さんでも様々な仕事があるので、
それぞれに対して自分がどう感じたのかを
大事に丁寧に見ていくことで、
他の業種や職種でも
「やりたいこと」が見つかるわけです。

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3.そのやりたいことは本当にやりたいこと?

「やりたいこと」を探し続けている人は、
自分が見つけた「やりたいこと」が
一生涯の仕事と繋がるのか、ということが
心配なのだろう、と私は推測しています。

 

今までお会いした人の中で、
最高齢は50歳代になろうとしている方でした。

 

「やりたいことが、まだ見つからないんです」

 

と、おっしゃられました。

 

「今までの仕事の中でも楽しいと
思えることはありました。
でも、それが本当にやりたいことなのか、
と考えるとそうでもなさそうで・・・」

 

何度か、こういう言葉を聞きました。

 

その都度、不思議に思います。

 

一生涯で一つのことしか「やりたいこと」は
ないのでしょうか?

 

人間は時が経てば変わっていきます。
ずっと同じことを楽しいと
感じ続けられるとは限らないのです。

 

子どもの時、嫌いだった食べ物を
いつの間にか食べられるようになり、
そして好物になっていた、
というのはありませんか?

 

一生涯で「やりたいこと」は一つではありません。

 

いくつあっても良いのです。

 

そうでなければ、「死ぬまでにやりたいこと
100リスト」なんて作れないでしょう(笑)

 

「やりたいこと」を見つけたら
「できること」にすること。

 

仕事にするのであれば、
仕事の中に「やりたいこと」のタネを
見つけること。

 

そのタネは小さいかもしれませんが、
タネを大きくするように努力し続けていれば、
必ず大きくなります。

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努力しているけれど大きくならない、
のであれば、努力の方向性が違うのです。
修正して努力していきます。

 

また、20年後に大きくなっていれば良い、
というのと、
2年後には大きくしたい、
では、努力のやり方が違います。

 

「やりたいこと」だと思っていたけれど、
やってみれば楽しくなくて
違うことが「やりたいこと」だった、
なんてこともあります。

 

努力が大幅に進路変更です(汗)

 

でも、その際は悲観的にとらえず、
寄り道したことで経験値が増えた、
と捉えて欲しいと考えています。

 

経験値はあなただけのものです。

 

経験値と「やりたいこと」がミックスされることで、
新しい何かが生まれる可能性があります。
世の中にはない、全く新しいこと。

 

それが仕事になる、という可能性はゼロではないでしょう。

 

むしろ、イノベーションへとつながる可能性が
大きくなるでしょう。

 

ぜひ、「やりたいこと」を見つけて、
それを仕事にし、
楽しい人生を送られることを
お祈りしております。

 

それでは、今日はこの辺で。

読んだ本を記憶しておく法Part2

前回の更新からずいぶんと間が空いてしまいました。

 

言い訳に過ぎないのですが、
何をしていたのか、
また、このブログで書きたいと思っています。

 

ところで前回、読んだ本を記憶しておく法について
お話ししました。

 

ビジネス書や仕事に関する本に関しては
読んでも片っ端から忘れていく、
ということから少しでも脱却したい
という想いから、

偶然に出会った書籍から
天啓を得たことをお話ししたのです。

ugrade.hatenadiary.jp

 

でも、これだけだと
ビジネス書ではない本は
読み終わって数週間経つと
忘却曲線のかなたへと消えていきます(苦笑)

 

というのは、
理由はないのですが、
昨年の死ぬまでやりたい100のリスト中に
年間の読書を100冊にする
を入れたので、

 

忘れてしまうと
何冊読んだかわからない・・・(苦笑)

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頭の中でカウントできると良いのですが、
ミステリ小説なんぞ読んでいると
あれ? 今何冊めだっけ?
となるわけです。

 

そこで、昔やっていた読書記録サービスを
復活させることにしました。

 

もう何年振りでしょう・・・(笑)

 

私は2012年9月まで以下の読書記録サービスを
利用していました。

bookmeter.com

 

始めたのが2010年3月です。

 

当時は、あまりこういったサービスがなく、
何かの記事で読んだことがきっかけで
始めたと記憶しています。

 

この読書メーターAmazonとの親近性が高く
本検索後、Amazonのページへ飛ぶので、
そのまま購入もできる、といった利点があります。

 

何と言っても
「読んだ本」のページ数が

Amazonのデータから転送されてきて、

累計されていくのです。

 

つまり、本を読めば読むほど、
今までに読んだページ数が加算される
という仕組みです。

 

冊数もカウントされます。

 

ただ、冊数カウントのみだと
分厚い論文集を読んでも
薄い絵本を読んでも
同じ1冊ですが、

 

ページ数がカウントされると
分厚い論文集を読むモチベーションが
掻き立てられるわけです。

 

これにほれ込んで使い始めたのです。

 

当時は、ある一人の方が管理人であり、
とってもアットホームな感触がありました。

 

管理人さんの業務が忙しいと
機能のアップデートまでに時間がかかる
なんてこともあったようでした。

 

まだ、そんなノンビリ気分が味わえるところも
何となく気に入っていたのです。

 

ただ、私自身、本を読んでも
すぐに忘れてしまっていることに
少々嫌気がさしてきたため、

読書を中断したのが、
2012年9月。

 

読書メーターから一旦手を引いた
形になりました。

 

それから8年余。

 

読書記録サービスは
本当にたくさんできました。

 

読書人同士のちょっとしたSNS的な機能も
追加されるようになり、
大手企業も参入してくるようになったため、

 

数年前、読書メーター
ある企業に買収された、
(正確には管理人が売った)
という情報が入ってきました。

type.jp

 

で、今回、再開するにあたり、
読書記録サービスをどこにするか
検討した結果、

やっぱり読書メーターを再開する
ことにしました。

 

何といっても
インターフェース(画面上の設計)に
慣れていること。

 

機能がほとんど変更されていないこと。

 

あんまり、読書記録方法に
戸惑う時間をかけたくなかったんですよね。

 

それなら、慣れたところが一番かと。

 

他にも調べたのですが、
使っていない間にも
いくつか新しくできたり、
サービスを停止したりしてたのですね。

 

ページ数を累計してくれるサービスは
おそらく他でもやっているのでしょうけれど
見慣れた画面が一番ラクですから。

 

IDは、もうないかと思いましたが、
以前のIDをそのまま使えましたし
(さすがにパスワードは変更しました)
今ではスマホアプリもあるようなので
便利になったようです。

 

これで、月ごとの読書数のカウントも
楽にできます。

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小説類は、読んでも数日経つと
あらすじを忘れてしまいます。

 

これって、ミステリを何度も読み返して
楽しめるという能力なのでは!
(笑)

 

忘れないように、犯人とか手口とか
読書メーターに記録しておくかなぁ。。。
(ネタバレ機能がついているので、
記録していても、ネタバレしたくない人は
読まずにすみます)

 

読書数のカウントなど、
あまり手間暇かけたくない
読んだ本を記憶しておくなど、
脳ミソのリソースを無駄遣いしたくない

という人は
読書記録サービスを使ってみてはいかがでしょうか。

 

きっとご自身で使い勝手の良い
サービスが見つかるはずです。

 

それでは、今日はこの辺で。