人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

巣ごもり生活を楽しんだ

こんにちは!

 

ここのところのStayHomeで、
巣ごもり生活を送っておりました。

 

って、単純に仕事がなかったから(涙

 

泣いてても仕方がないので・・・

 

昨年末から今年の3月まで、
仕事がほとんどないことはわかっていたので、
その間に何をするのか、
年末の時点で決めていました。

 

昨年まで、仕事がないことに焦りを感じ
マーケティングや集客の勉強をしたり、
セルフプロデュースの試行錯誤をしてみたり、
とあがいておりました(大汗)。

 

でも、やった効果がないことは、
現時点で仕事がないことから、はっきりしております。

 

だったら、私の課題って何?
ということで、年末、盛大なる振り返りを
してみたのです。

 

それが昨年末に行った「2020年にやりたいことリスト100」
へとつながったのですが。

 

そこで自分の課題がはっきりとしたので、
その対策をすることに。

 

具体的には、サラリーマン時代とは少し異なることを
事業内容としていたので、
「自信」がなかったのですね。

 

自信がないから、事業内容の説明も何となく
抽象的になり、よくわからないものになっていたのです。

 

だったら、自信をつけよう!

 

ということで、仕事がない1月から3月まで
自信の裏付けとなる知識の習得に務めていました。

 

まさか、仕事がない期間がもっと延長されるとは
思ってもみませんでしたが(苦笑)

 

で、買いためていた仕事関係の本を
この5カ月で20冊ほど読破しました。

 

流し読みではなく、ちゃんとノートにとって
頭に叩き込むという作業も行って、です。

 

この期間に得た知識は、
今までの私の経験を裏付けるものが多い、
という気づきは、大いに自信をつけさせてくれるものでした。

 

主として学者の論文や書籍だったため、
読みにくいものがホントに多かった。

 

書店のビジネス書の棚をにぎわせている本が
懐かしい気すらしていました。

 

だって、そんな本は1日もあれば読めます。

 

でも、今回は知識をちゃんとつける、
という目的があったので、あえて難しそうなものを
チョイスしたのです。

 

分厚く字が小さい本。

 

学者なので、まず言葉の定義から・・・

 

なんて面倒な。と思いながら、
これが身になると私は変われると信じて。

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予定していた全部のほぼ5分の3が完全に終わり、
残り20冊ほど。

 

学者が書いた本は1冊くらいしかないので
時間がかかるものは少ないと見込んでいます。

 

結果。

 

残念ながら、結果はコロナの関係で、
はっきりとは見えていません。

 

ただ、自分自身が今までとは変わった気がします。

 

気がするだけだけど(苦笑)

 

でも、それが自信につながっていくのであれば、
それは目標に到達したことになるのだから、
決して後退ではないと感じています。

 

手始めに・・・

 

すでに行動のためのプランニングは完了し、
行動を始めるところまで詰めています。

 

この数カ月、振り返ってみれば
机について、ずっと小難しい本と取っ組み合いだったけど、
楽しかったなぁ、ということ。

 

楽しめた巣ごもり生活だった、ということ。

 

終わり良ければすべて良し。

 

また、今月も頑張りましょう!

 

それでは、今日はこの辺で。

夢を叶えたい時気をつけること

ぼんやりと家の中にいることが増えています。

 

家の中にいることは嫌いじゃないので、
読書をしたり、
仕事に関する学習をしたりして過ごしています。

 

そんな時、本棚から昔読んだ本が出てきました。

 

そこで一気にこの本を本棚に収めた時のことが
思い出されてきます。

 

それは、まだずいぶんと若いころ、
「歳とって、すごく暇になったら
読み返そう!」
ということで、本を捨てずにこの本棚の
一番上の奥にしまったのでした。

 

私の若いころは、
「歳をとった時はすごく暇になる」
と思っていたようです。

 

そろそろ老齢期の準備をする歳となり、
自分が今後どんな風に歳を取っていくのかが
何となく見えてきています。

 

「すごく暇」になることはないだろうなぁ、
ということだけは、はっきりしています。

 

70歳定年という話も出てきているこの頃。

 

ましてや定年のない個人事業主という今の職業。

 

土日限定だけど、毎週している農作業。

 

これだけ考えると
「すごく暇」
には絶対ならないような気がします。

 

ということは。

 

私の若いころの夢は叶わない、ということに。

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そこで、ふと思ったのが、
夢に限定条件をつけてはいけないんじゃないか、
ということ。

 

私の若い時の夢は
「読んで感動したこの本を再度読み返す」
ということ。

 

だけど、その当時はもっと読みたい本がたくさんあり、
同じ本を読み返す時間なんてない!
ということで、
「歳とって、すごく暇になったら」
という条件をつけたわけです。

 

若かったねぇ、私(苦笑)

 

この条件をつける、という行為、
叶えたい夢がある時に、やってしまっていませんか?

 

暇になったら断捨離してキレイな台所にする
とか
年収が1千万円になれば外車を買う
とか。

 

~たら、とか、~れば、とかは、
「タラレバ」と言って
いわゆる「もし」という言葉の後に来る
言葉群です。

 

じゃあ、これらの夢を叶えるための「行動」は、
何でしょうか。

 

断捨離ができるだけの時間を作る
年収を1千万にするため自分の価値(業績)を上げる
ということです。

 

では、
時間を作るために〇〇で効率化を図る
とか
業績を上げるために〇〇の資格を取る
とかの行動を起こしていたら、
その夢は叶うでしょう。

 

でも、後半の
「キレイな台所にする」
「外車を買う」
の方に気を取られていませんか?

 

若い頃の私もそうでした。

 

「本を読み返す」
に気を取られ、キチンと本を保存していたのですが、
忙しさはあいも変わらずで、
そんな夢は叶いそうにありません。

 

暇になるための行動は全くしていません。

 

この本を本棚に置いた年齢の時に、
「歳をとったらすごく暇になるぞ!」と
行動を起こしていたら、
もしかしたら今は暇になっていたのかもしれません。

 

数十年の時間をかけて貯金を殖やし、
利子だけで暮らせるくらいにし、
働かなくても良くなっているかもしれません。

 

(もっともこの低金利時代、
どれくらいの貯金があったら利子だけで
食べていけるのでしょうか? 笑)

 

夢を叶えたい時に気をつけることは
最終的な夢に向かう前の段階や条件をつけない
ということ。

 

「暇になったら
とか
「年収が1千万になれば
とかのタラレバをつけて
夢を語らない、ということです。

 

断捨離なんて1日を確保すればできるでしょう。
きちんと数日の予定を組んで計画的にすれば
できなくはないはずです。

 

外車なんて、中古であれば年収1千万なくても
買うことはできるでしょう。

 

本当に夢を叶えたいのであれば、
前の段階や条件を外すことです。

 

そして、夢を叶えるための行動を考える時に
前の段階や条件を考え、
段階になるためには・・・
その条件を満たすためには・・・
と考えて行動することが必要です。

 

さて、古い本を手に取った私ですが、
若い頃には思ってもみなかった障害が
そこに横たわっていました。

 

老眼・・・です(笑)

 

字、ちっさ!

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それでは、今日はこの辺で。

行動すると夢が叶うって?

こんにちは。

 

前回、何か行動を始めようと考えている、
ということで、行動をした結果について
今回はお話ししたいと思います。

 

行動をして1カ月強。

 

思いもよらなかった結果が表れてきています。

 

今までスルーされがちだった
見込み客とのファーストコンタクト時に
スルーせずに食いつく見込み客が増えた。

 

WebサイトやFacebookページのアクセス数が
何故か増えた。

 

自分の頭の中にモヤモヤとしてあった
イメージが明確になり、くっきりと輪郭を現した。

 

一昨年から2年間、あれほどできなかったことが
ほんの1カ月強でできるようになったのです。

 

2年間の行動は行動ではなかったのだ、
ということが、これではっきりしました。

 

夢をかなえるには行動が必要。
でも、それは正しい行動であること。

 

やみくもに行動してもダメだということ。

 

でも、なかなか自分だけではわからないですよね。

 

私はちょっとだけ回り道をしたけれど、
それはそれで良かったのだと思っています。

 

効率的に!
という世の中ですが、
回り道も効率的になるためには絶対必要なのです。

 

まだ、夢をかなえる段階には至っていませんが、
行動が次の段階(フェーズ)に入ってきていると
感じています。

 

そのため、このブログを変更するか
新しくやり直すかを決める必要が出てきたのです。

 

更新は頻繁ではないものの、
それなりの記事の量がありますから
具体的にどうするのか、
まではまだ何も決まっていません。

 

でも、これから先の夢に向かって
「行動」していこうと思っています。

 

具体的な話は何もできませんが、
今の中間報告的なアバウトな話だけでも
お伝えしたく記事を書いています。

 

やる気のない猫。でも私はやる気あるよ(笑)


 猫のようにだらけた毎日を送ることが
私の夢の一つでもあるので、
頑張らないでやっていくのは基本路線です(笑)

 

行動すると(もう一つの)夢が叶いそうになって
テンション上がっている私としては
今やっている行動をもう少し続けてみようかな
という気持ちになっているだけです。

 

何となく宣言のようになってしまいましたが、
今日はこの辺で。

素敵な人生を歩みたいならば

今回は少し方向性を変えて
自分自身に対しての戒めも含めて
素敵な人生を歩みたいならば、
と題して話したいと思います。

 

あなたの今の人生は素敵な人生ですか?

 

と問われた時、
どのように答えますか?

 

私は、
「今の人生は素敵です。
でも、もう少しこうしたいと
考えていることがあります」
と答えるでしょう。

 

年明けからずっと心に問いかけて
こんな答えしかないよな、
と思った答えです。

 

こんな答えだと気づいてから
自分自身の「今」に100%満足していない
ということが、はっきりと自覚できました。

 

もっと成長したい、
もっと上昇したい、
でも、忙しくなるのは嫌。

 

こんな我儘な自分に対して
「やっぱりダメだなぁ、自分」と否定するのではなく
自分なりに素敵な人生を歩むために
「行動」をすることに決めたのです。

 

「努力」という言葉は私としてはあまり好きではありません。

 

何だか暑苦しく、汗臭いというイメージがあるからです。

 

だから、「努力」ではなく
「行動することをちょっと頑張ってみる」
という言葉に置き換えてみました(笑)。

 

その「行動」は、
年末洗い出した「今年やりたいこと100」の中に
ちゃんと入っていることが条件で
どんな行動があるかなぁ、と考えました。

 

その中に
「1年間で100冊以上の本を読む」
「仕事に関連する項目を学習する」
が入っていましたので、
これらを満たすために

 

今まで買いためた、まだ読んでない
仕事関連の本を読み、学習する

 

ということを行動してみようと
考えついたのです。

 

ただ、仕事に関連する本、といっても
さまざまなジャンルがあります。

 

しかも、あちこちに収納されているので
何があるのか、すらもわからない状態。

 

そこで、こんまり(近藤麻理恵)さんの
「魔法の片づけ」に関する本を昨年読んだので、
その通りにやってみて、
まずは本の整理をすることにしました。

 

仕事に関する本で、
まだ読んだことがない本。

 

仕事に関する本で、
もう一度読んでみたい本。

 

本をそれらの基準で選び出してきます。
そして、次のようにやりました。

  1. 本を全部ひとところに集め
    読む・読まないに分ける
  2. 読むに分類された本の中を
    ジャンル分けをしてジャンル名を付せんに書く
  3. ジャンルごとに読む目的を明記する
  4. ジャンル名を書いた付せんを一同にまとめ
    読む優先順位を決める

 

全部で40冊ほどあるので、
ひたすら読んだとしても5カ月ほどかかる分量です。

 

その中でも、時間をかけずに
さらっと読みたいジャンルもあるので
3月末までには一通り読み終えるように
目標を立てました。

 

そして、
仕事の本ばかり読んでいると絶対に辛くなります。
だから、ご褒美を用意しました。

 

自分が大好きな小説(文庫本)をたくさん
用意したのです。

 

夕食後は仕事の本ではなく
この小説を思いっきり読みふける
というご褒美です。

 

私の大好きな小説のジャンルは
宮部みゆきさんや高田郁さん等
女流作家の時代小説です。

 

ドラマ化や映画化された作品も多いので
きっとご存じの方も多いでしょう。

 

もちろん、このご褒美は
私専用のものです。
人によっては違うものが良いでしょう。

 

また、個人事業主だから昼間に仕事の本が読めます。

 

会社に勤めていれば
なかなか読む時間が取れない
という人も多いでしょう。

 

でも、行動しなければ夢は叶わないのです。

 

そして、たくさん行動すれば
(行動の内容にもよりますが)
早く夢は叶います。

 

※行動の内容というのは、
夢に向かって前進する行動かどうか、
ということです。

 

健康診断の数値を良くしたい(夢)のに、
糖や脂肪ばかり摂取する(行動)というのは
内容的に良くないですよね(笑)。

 

こんなことを考えた1月でした。

 

素敵な人生を是非とも歩んでくださいね。

 

それでは、今日はこの辺で。

悪い習慣をなくす教え方

もし、あなたの後輩が毎日遅刻をしてきているのなら、
どうしますか?

 

注意しても叱っても
精巧な時計を送っても
なかなか遅刻をすることが改善されません。

 

その人にとって「遅刻をする」ということが
習慣化してしまっているので、
どうしても遅刻をしてしまうのです。

 

さて、その遅刻の本当の原因は何でしょうか。

 

 

確かにギリギリまで寝ているパターンが多くあります。
夜更かしをしてしまうため起きられないというパターンです。

 

でも、原因は本当にそれでしょうか?

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他にも、トイレを出る時に電灯を消す、とか
出したものは片づける、とか
ちょっとしたことから重大なことまで
たくさんあります。

 

経費削減のために、トイレの電灯は必ず消すように
という申し渡しがあったはずなのに、
どうしてもつけっぱなしになっている。

 

工具を出したら出しっぱなしになってしまい、
何かをしようとすると工具を「探す」ことから始まる
といった状態になる。

 

工具でなくても書類だと当てはまる方が
多いのではないでしょうか。

 

航空機の整備者であれば工具が見つからない、
となれば、飛行機の出発が見送られる程
重大事項です。 

 

万が一、飛行機の内部に工具を忘れていたら
それが元で事故につながる、と考えるからです。

 

見つかるまでその飛行機は出発できない、
という決まりになっているそうです。

 

そのため、工具をしまう場所がきちんと決められており、
何がないのかが瞬時でわかるようになっています。

 

もし遅刻の常習者であっても、
彼氏・彼女のとの最初のデートの朝であれば
寝過ごすことはないでしょう。

 

デートへの遅刻は重大事項だからです。

 

ん?
会社に遅刻することは重大事項じゃないんか!

 

と怒る前に、少し考えてみましょう。

 

注意したり怒ったりしても
当事者の意識が変わることはありません。

 

意識を変えようと本人が強く思わない限り
変わることはないのです。

 

よく研修を注文される経営者の方が、
「社員の意識が変わるようビシッと言っていただきたい」
と言われますが、

 

他人の意識が変わるのは本人がそう思っていない限り
変わりません。残念ですが。

 

なので、遅刻をなくすには
「本人が意識を変えなくては」
と思うような説得をすることです。

 

上司からの説得で効かないのであれば、
本人の後輩が、遅刻するために
仕事を聞けずに困っているというように伝える、

 

問い合わせてきた顧客に迷惑をかけている、

 

といった事実を伝え、
本人の意識を変える必要があります。

 

本人が意識を変えなければ、と思ったら、
第一段階完了です。

 

これが、「動機付け」という作業です。

 

第二段階としては、
「定時に来ること」
を意識づけることです。

 

「遅刻をしない」という否定形ではなく
「定時にくる」という肯定形で考えるのです。

 

脳は否定形をとらえにくいそうです。

 

だからこそ、言葉で表現するのは「肯定形」を
意識します。

 

第三段階としては、
「定時に来ると、何か良いことがある」
ということを意識させます。

 

ギリギリでも定時に到着すれば、
上司は(最初は少し大げさ気味に)
褒めるのです。

 

同僚も「定時に来てくれると助かる」
といった言葉をかけます。

 

そうすれと本人の脳には、
「定時に来るとよいことがある」
とインプットされ、
自然とその行動を選択するようになるのです。

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注意点としては、
物品やお金を安易に与えない、
ということ。

 

例えば、「遅刻せずに10日間きたら、
手当を5,000円つけよう」
といったことはダメです。

 

5,000円をもらったら動機付けが完了するので、
次の日から、また遅刻がぶり返します。

 

物品やお金は持続を要するような習慣づけには
効果があまり期待できません。

 

なので、子どもに勉強させるために
ゲーム機を買う、といったことは
しないことが賢明です。

 

この手法は「行動分析学」という心理学の
考え方に基づいております。

 

行動分析学は、ある行動を行うと
良いこと(例えば褒められるなど、要は「アメ」)
悪いこと(例えば怒られるなど、要は「ムチ」)
という結果が起れば、その行動が続くようになったり
行動をしなくなったりする
といったことを研究する学問です。

 

悪い習慣をなくすには、
1.悪い習慣行動を行った後、いやなことが起こる、
2.悪い習慣行動をしないと良いことが起こる、
といった結果があれば、自然としなくなるのです。

 

そして、「2」のやり方の方が、
より強化されやすく、
その結果、悪い習慣がなくなっていきやすい
と言われています。

 

何か、簡単なことから試しにやってみると
良いかもしれません。

 

それでは、今日はこの辺で。

記憶しやすい知識の教え方

人に教える方法は、一つではない、
という話は以前しました。

 

万人に教える方法は万通りある、ということですね。

ugrade.hatenadiary.jp

 

だからといって一人ひとりに合わせた方法を模索していたら、
本当に大変です。

 

だから、今回は技術編として
テクニックの1つをご紹介します。

 

これはどちらかというと知識を伝える時に
使えるテクニックです。
学校の勉強でも使える方法ですね。

 

知識を覚える際、困るのが記憶力の個人差です。
記憶力を補助するのが
知識体系です。

 

私は学生の頃からあまり記憶力に自信がなく
学校のテストは苦手でした。
(もっともテストが好き、
という人に会ったことはありません(苦笑))

 

学校であれば、ちゃんとした知識体系ができています。
学校のカリキュラムは専門家が構築したものです。

 

ですが、大企業ならともかく小規模企業だと
必要な知識を教える体系などありません。

 

ついつい、教える方が思いつくまま
伝えてしまう、といったケースが多くなってしまうのです。

 

思いつくままの情報を伝えられると
教えられる側は混乱します。

 

それでも若い方ならば
その記憶力にものを言わせてグイグイと
覚えていくでしょう。

 

でも、ある程度の年齢が来ると
力技的な記憶では限界が来ます。

 

よく20代になったばかりの学生から言われます。
「最近、記憶力が落ちてきて~~」
その際は、
「私にケンカ、売っとのんのかい?」
と返します(苦笑)。

 

会社に就職するのは、この年代の若者なので
若いから記憶力に頼ってグイグイ・・・
とはいかないことの方が多いでしょう。

 

ましてや
40代以降になってくると記憶力に自信がある方でも
ガクッと記憶力が落ちてくるのを実感します。

 

そんな記憶力に自信がない方々にお勧めなのが、
知識体系なのです。

 

専門家でなくても大丈夫。

 

自分なりの知識体系を作ればいいのです。

 

難しくはありません。
この○○という知識は××と関連があるなぁ、
という関連があるもの同士をつなげていくのです。

 

その際、元となるような大まかな知識があり
それを補填するような細かな知識群があれば
それは親子関係になります。

 

方程式というものに一次方程式や二次方程式があるように。
方程式の解法の基本があり、
一次方程式独自の解き方、
二次方程式の独自の解き方・・・
という構図です。

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こんな風に関連付けていくと
ちょうどジグソーパズルのピースのように
知識が当てはまっていくのです。

 

そうなれば、とても記憶しやすくなり
忘れにくくなります。

 

これには「メタ認知」というものが必要です。

 

知識と知識の関連性を考えるには
通常のレベルより一段高いところに
意識を持っていく必要があります。

 

この件については

ugrade.hatenadiary.jp

で述べています。

 

なので、教える時に関連がある知識を
別々に教えたり、
関連がない知識を一緒に教えたりすることは
混乱のもとです。

 

特に仕事を教える場合、
場合によっては異なる作業を教えることが多く、
いろいろな知識がゴチャゴチャになってしまいます。

 

そのために
「○○は××で、△△は□□で・・・」
と教えてしまうことがあります。

 

具体例として、
「この書類は○○さんの時にはここに捺印してもらって、
××さんの時はFAXで送って、△△さんには・・・」
といったように個別の場合ごとにやり方が異なる場合です。

 

いわゆる「人によって異なるやり方」です。

 

これはこれで良い点も多くありますが、
仕事が属人的になってしまうと、
残業のもとにもなりますし、
人が育ちにくい環境にもなってしまいます。

 

教える前に是非とも
共通の知識だけでもまとめておくことを
おすすめします。

そうすることで教えてもらう側の負担が少なく
その分、早く、そして忘れずに覚えられるからです。

 

ケースバイケースがどうしても必要な場合は、
基本がわかった人に対して少しずつ教えるのが一番です。

 

それよりも、面倒なケースバイケース
(人によって異なるやり方)であれば、
いっそのこと新人が来たことを理由に
統一させてしまう、ということも手です。

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※統一させるのは難しいからひと眠り・・・(笑)

 

少し話が逸れました。
もとに戻します。

 

人が記憶しやすい知識の教え方は、
知識の体系化、つまり、知識同士の関連性を
明確にすることが一番です。

 

そう考えた時、私の高校の歴史の先生を思い出します。

 

1年生の時の歴史の先生がすごかったのです。

 

歴史の授業は事実の羅列になりがちで、
記憶の量は半端なく、覚えにくいです。

 

ところが、その先生は、
出てくる人物がまるで生きているかのように話し、
講釈師のように語ってくれるので
授業が退屈ではなかったのです。

 

当然ながら歴史は人と人が関連性を持つ時の事件が
流れていくのを学ぶ学問です。

 

事件と事件の間(知識と知識の間)には
関連性が必ず存在しているのです。

 

ただ、それを羅列した年表を見ただけでは
覚えるのは大変です。
ましてや何十年も記憶しておくことは不可能です。

 

といっても歴史の授業をすべて物語風にするのは
無理があります。

 

そこまでしなくても関連性を伝えるだけでも
歴史の事実が記憶に残るのではないのでしょうか。

 

高校1年の時の歴史の先生は、
その後大学に戻ってしまわれたので
会えていません。

 

それでも少なくとも私はそれ以降歴史好きになりました。

 

知識そのものは、大人になってから
身につけたものですが、
覚え方はその時の先生風です。

 

もっとも関連付けて覚える方法は、
共通テスト直前の今、点数を稼ぐことは不可能です。

 

でも、会社で仕事をしていく上で覚えておく必要がある
知識を教えるには適している方法だと
私は考えています。

 

それでは、今日はこの辺で。

年末まで新年の計を維持

あけましておめでとうございます。
2020年が来ました。

 

今年はどんな年になるのでしょうか。

 

それは誰もわかりません。
でも、一つだけわかっていることがあります。

 

今年実現したいという夢があれば
「行動」しなければ「実現」しない、
ということ。

 

ここ数年、ずっといろいろな方を見てきました。

 

もし、2020年初頭で、すでにヤル気に満ち溢れ
今年もいい歳になるとしか思えない方がおられれば
その方は、今まで行動されていた方です。

 

今年はいい年になるはずだけど
ちょっと不安だなぁー
と思っている人は、行動が足りていないのかも。

 

年末に、
「こんなはずじゃなかった」
と思わないためにも、
ぜひとも「行動」することをしてほしいです。

 

その行動するためには何が必要か。

 

なかなか行動できない人がいます。
やろうとは考えているんだけど、
気がつくと何もやっていない。。。
そんな人。

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そんな人は、次の2つだけ自分に質問して
考えてみてください。

 

そのやろうとしていることは

  1. 「できる」ことですか?
  2. 「いつから」しますか?

 

できないことは「行動」に移せません。

 

やったことがなく、できないかも、
と思えることであっても、
やっている自分が想像できるのであれば
それは「できる」ことです。

 

例えば、バスケット選手がバレーボールをやりたい
と思えば、やったことがなくてもできそうと思えるでしょう。

 

例えば、販売職の人が訪問営業ができそうと思えるでしょう。

 

例えば、プログラマーロジカルシンキングを教えることは
できると思えるでしょう。

 

例えば、学校の先生は複数人をマネジメントすることは
できると思えるでしょう。

 

これから年始に立てた夢に向かって行動する時、
その行動は自分ができそうだと思えることが必要なのです。

 

できないことは、どうしてもハードルが高くて
日常忙しいために後回しになってしまいます。

 

だから、もし行動に移すには難しいと感じられたら、
その一歩手前でできそうなことを「行動」とするのです。

 

これなら自分でもできるかも、
と思えることが肝心なのです。

 

そして、それをいつするのかを決めること。

 

私は今年ある温泉に行きたいと思っています。
その温泉に行くのを大まかに昨年の段階で決めました。

 

できれば、日程まで確保して、
旅館の予約もしたいところだったので、
年始の少し暇な時にしようと考えています。

 

そうしておけば、やりたいことは一つできたことになります。

 

こうやって夢をかなえていくのです。

 

今年の年末に、
「あー、これもできた! あれもできた!」
となるためには、
できそうな行動をいつするのかを考え、決めることです。

 

ぜひとも「行動」して夢をかなえてくださいね。

 

それでは、今日はこの辺で。