人材育成の道すがら

人材育成の道すがら、考えたこと・気づいたことを書き綴ります

人は体を一つしか持ってない

ビジネストレーナーの安部です。大分のユーグレードで、研修プロデュースや人材育成に関するコンサルティングをしています。

 

めっちゃ当たり前なタイトルですが、タスクリストやToDoリストを作る際によく陥ることについて今日はお話しします。

 

昔、私は仕事上で使っている手帳にプライベートの予定を書き込むか否か、で悩んだ時期があります。お客様の前で手帳を開いて、次回の予定を検討している時、プライベートの予定が書き込まれているのを見られたくない、というのが一番でした。

 

でも、そうやっていると、どうしても困るのが子どもの予定です。

 

子ども達が小さい時、どうしても学校や習い事の予定があります。送り迎えや行事に参加するといった予定が入ってくるのです。

 

これを管理するために、昔読んだ雑誌ではプライベート用の手帳を用意する、ということでした。でも、お客様との調整時にプライベート用の手帳なんか開けません。どうしても仕事の予定が優先されると、困るのが子ども達です。

 

だったら、と、手帳に一元管理するようにしました。その際、お客様から見えにくい色を使うことにしたのです。それは今でも使っています。緑色です。微妙な色なので、意外と目立たないのです。

 

もともと赤は危険を知らせる色ですし、黒や青は白地の手帳からのコントラストが高いので、目立ちやすいものです。安全を知らせる色の緑はコントラストもそこまで高くありません。なので、昔は4色ボールペンを使っていました。最近、緑を使う量が減ってきたので(子ども達が大きくなって自分のプライベートしかなくなったため)、緑だけ別に用意して細々と使っています。

 

ヒトは体を一つしか持ち合わせていません。当然のことながら。

 

そして、ヒトに与えられた時間は一日24時間です。

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そうであれば、プライベートの予定も仕事の予定と一緒に一元管理した方が良いと思います。

 

もしプライベートの予定を知られたくないのであれば、暗号化をお勧めします。該当する子どもの頭文字に予定の頭文字を合わせる、といったアルファベットを作り出してしまうのです。数字でも構わないと思います。暗号のルールを自分なりに作ってしまえば、他の人に知られることはありません。

 

私の子ども達は全員血液型が違っていたので(あ、親は一緒です、間違いなく)、血液型で誰の予定かを区別していました。

 

プライベートの時間は必ず確保してほしいと思います。

 

私は個人事業主になってから休みの日を確保するようにしました。そうでないと、24時間365日仕事漬けになってしまいそうだったからです。そこで基本的に土日は休みにしていたのですが、ブログを書くようになって、土曜日はブログの日となりました。そのため、今は不定期に休みの日を自分で設定して、休むようにしています。

 

ただ、休みの日といっても、必ず○○をする、というように決めているので、ぼんやりする日はほとんどありません。

 

ぼんやりしなかったらストレスがたまるんじゃない?と心配される方もいらっしゃると思います。ストレスの解消方法はその人その人で異なっています。私はストレス過多な日を数年間過ごしてきて体調も二度崩した経験から、自分なりのストレスを解消する方法を知っています。ぼんやりすることだけがストレス解消ではないことだけ申し上げておきますね。

 

そのうち、私のストレス観についてもお話しできたらと思っています。

 

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もっとも、私の手帳をご覧になった方はお分かりかと思いますが、バーティカル式のウィークリーにびっちりとToDoリストを書き込んでいるわけではありません。ぼっかりと穴が開いた部分が週に何個かあります。

 

この間は何をするのか、ということです。

 

実は、この間はフリータイムにしています。終わらなかったタスクを完了させる時間にしたり、読書をする時間にしたりしています。いわゆるバッファです。

 

バッファという言葉はコンピュータ用語です。コンピュータがデータを加工して保存する時、すぐに加工結果が保存できれば良いのですが、複雑な加工の場合は一時保管場所が必要になります。その一時保管場所のことをバッファと呼んでいます。もともと緩衝という意味の英語だったので、余裕分、という意味にも使われています。

 

このバッファが一週間のうち数時間必要なのです。これを認識しておいていただければ、と思っています。

 

もし、予定通りにタスクが完了しなくても、バッファを利用してタスクを完了させるようにすることが重要です。ですからToDoリストを目いっぱいにリストアップしてしまうと、自分の首が締まってしまう可能性があるから、余裕を持つことをお勧めします。

 

そして、余裕を持たせることは、すなわち「できることが少なくなる」ということなのです。

 

これが私が今週一番お話ししたかったことです。話が長くなりそうなので、この続きは明日にします。

それでは、また明日。

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